バリ島はビーチもライステラスも寺院も全部詰まっていて、初めての東南アジアにも選ばれやすい島です。ただ「リゾートだから安全」と思い込んで行くと、けっこう痛い目に遭います。外務省の危険レベルはレベル1(十分注意)で、バリ固有のリスクとして「お金見せて」詐欺・狂犬病・水難事故・自然災害が挙げられています。
このページではバリ島の治安の特徴と、気をつけるべきポイントを先にまとめます。インドネシア全体の法律・マナー(薬物の厳罰、イスラム文化、国際免許が無効など)はインドネシアの国ページに詳しくまとめているので、そちらも出発前に読んでおいてください。
Travel Alert 01
海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです
バリ島の治安の全体像
バリ島を含むインドネシア主要観光地は外務省の危険レベル1(十分注意してください)です。邦人が巻き込まれるトラブルは窃盗と詐欺が大半で、暴力犯罪の報告は比較的少なめ。ただし2002年10月と2005年にはバリ島で爆弾テロが発生し、いずれも邦人犠牲者が出ています。近年はテロ事件こそ起きていませんが、外務省は引き続き観光施設やレストラン、ショッピングモール等での警戒を呼びかけています。
在デンパサール日本国総領事館の最新情報では、バリ島周辺でバドゥン県内の銃器使用殺人事件や抗議デモ発生の注意喚起も出ています。「バリ=平和」と決めつけず、基本的な防犯意識は持っておくのが大事です。
Travel Alert 02
海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?
バリ島で特に警戒すべきトラブル
「お金見せて」詐欺
外務省が「バリで多く発生しています」と名指しで注意喚起している手口です。見知らぬ外国人男性から英語で話しかけられ(途中で流暢な日本語に変わることもある)、「ドバイから来た」「日本にも行ったことがある」「日本のお金を見たい」「インドネシアに来たばかりでルピアがよく分からないから見せてほしい」などと言われます。財布を出した瞬間に現金を抜き取られるという単純だけど被害の多い詐欺です。
バリの観光地で「日本人ですか?日本のお金を見せてほしい」と外国人に声をかけられました。悪気なく財布を開けたら、話しながら手際よくお札を何枚か抜かれていて、あとから気づいてもどうにもなりませんでした。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省 安全対策基礎データ(インドネシア))
対策はシンプルで、見知らぬ人に財布を見せない・渡さない。「お金を見せて」と言われたら100%詐欺だと思ってください。SNS詐欺・偽警察官による金銭要求など詐欺手口の詳細はバリ島の詐欺・ぼったくり手口にまとめています。
狂犬病(野犬・サル)
バリ島では狂犬病が発生しています。外務省は「特に観光地であるバリ島でも狂犬病が発生しているので、バリ島を訪れる際には注意が必要です」と明記しており、犬だけでなくサル・猫・リス・コウモリからも感染する可能性があります。狂犬病は発症するとほぼ確実に死亡する感染症です。
バリには野犬が多く、モンキーフォレストなど観光地のサルにも注意が必要です。動物に噛まれたり引っかかれたりしたら、すぐに傷口を水と石けんで洗い、できるだけ早く医療機関で暴露後ワクチンを接種してください。「ちょっと引っかかれただけ」でも油断は禁物です。
水難事故(サーフィン・ダイビング)
外務省によると、バリ島の一部海域では潮の流れが速く、経験を積んだサーファーやダイバーでも危険なことがあります。大きな波で沖合に流されると戻れなくなり、過去には日本人を含む外国人旅行者が犠牲となる事故も発生しています。
海のアクティビティは必ず現地の安全情報を確認し、単独行動は避けてください。
自然災害(地震・火山・高波)
在デンパサール日本国総領事館は、バリ島南東沖の地震や、周辺の火山活動による航空便への影響、豪雨・高波への注意喚起を繰り返し出しています。雨季のピーク期には悪天候による停電も発生しています。
インドネシアは地震・津波・火山噴火が頻繁に起きる国で、2004年のスマトラ島沖大地震(M9.1)は記憶に新しいところ。バリ島も例外ではないので、滞在中は「たびレジ」に登録して最新の安全情報を受け取れるようにしておいてください。
Travel Alert 03
無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も
高額な医療費・搬送費の実態
バリ島では楽しいアクティビティが多い分、事故時の医療費が高額になるリスクも大きいです。実際に保険金が支払われた事例を紹介します。
| 事故内容 | 保険金額 |
|---|---|
| ダイビングスポットへの送迎用ワゴン車が横転、骨折・外傷多数の重傷。プライベートジェットでシンガポールへ緊急移送、海外入院11日間(26歳女性) | 689万円 |
| インドネシアのホテルプールで溺死 | 3,032万円 |
バリ島の医療水準はジャカルタと比べても限られており、重症の場合はシンガポールや日本への医療搬送が必要になります。搬送費用だけで数百万円かかることもあるので、海外旅行保険は必ず加入しておいてください。クレカ付帯保険とネット保険の組み合わせについては東南アジア旅行の保険ガイドにまとめています。狂犬病・水難事故・デング熱など健康リスクの詳細はバリ島の健康リスクと医療事情でまとめています。
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
安全に旅行するための基本ルール
- 見知らぬ人に財布を見せない — 「お金見せて」は100%詐欺
- 動物に近づきすぎない — 噛まれたら即病院で狂犬病ワクチン
- 海のアクティビティは無理をしない — 潮の流れ・天候を必ず確認、単独行動NG
- たびレジに登録する — 地震・火山・高波の速報を受け取れる
- タクシーはGrab等の配車アプリを使う — 流しのタクシーは避ける
インドネシアの法律・マナー・NG行動(薬物の厳罰、国際免許の無効、密造酒の危険など)はインドネシアの国ページを確認してください。
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
緊急時の連絡先
- 緊急時全般:112
- 警察:110
- 救急車:119
- 在デンパサール日本国総領事館:(0361) 227-628
この都市のトラブル別ガイド
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