Kaigai Risk
TRAVEL RISK ARCHIVE

ダナンの薬物 運び屋で死刑判決と賭博逮捕【2026】

ダナンの薬物トラブルの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.12 KAIGAI-RISK

ダナンはビーチリゾートとして人気のエリアですが、薬物に関しては他のベトナムの都市と同じく最高刑は死刑です。「リゾート地だから緩い」ということは一切ありません。

在ダナン総領事館の安全の手引きによると、ダナン市の2024年の犯罪統計で薬物犯罪検挙件数は381件。刑法犯罪全体が795件なので、犯罪の約半数が薬物関連ということになります。この数字だけで、ベトナム当局が薬物をどれだけ重く見ているかがわかります。

Travel Alert 01

海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです

詳しくみる →

ベトナムの薬物規制 --- 外国人にも死刑が適用される

外務省の安全対策基礎データにはこう書かれています。

麻薬等違法薬物の所持、使用は厳しく取り締まられており、違反した場合、外国人であっても厳罰に処せられます。過去に外国人がヘロイン密輸で検挙され、死刑判決を受けた事例があります

在ダナン総領事館の安全の手引きも、規制の範囲を詳しく示しています。

麻薬等を生成、運搬(密輸)、販売、他人に使用する等社会に拡散させる行為や利益を得る行為などの薬物に関する犯罪は厳しく規制されています。

所持・使用はもちろん、運搬だけでも厳罰の対象。「自分のものじゃない」は通用しません。

Travel Alert 02

海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?

詳しくみる →

荷物を預かっただけで「密輸犯」にされる

在ダナン総領事館の安全の手引きには、旅行者が運び屋にされるパターンが具体的に書かれています。

当地を行き来する外国人が、親しくなった人物から知人への荷物の引き渡しを頼まれ、当地へ持ち込み又は当地から持ち出そうとした際荷物の中から違法薬物が発見され、麻薬等の密輸罪で逮捕されるという事案

そしてその結末。

知人から搬送を頼まれた荷物の中に違法な薬物が入っており、出入国の過程で発覚、逮捕されて裁判の結果、麻薬等の密輸の罪で死刑判決を受ける外国人がいます

TESTIMONY · 旅行者A

ダナンで仲良くなった人に「帰るとき、この荷物をホーチミンの友人に届けてくれない?」と頼まれました。中身はお土産だと言われたけど、安全の手引きに「荷物から薬物が見つかって死刑判決を受けた外国人がいる」と書いてあったのを思い出して断りました。あのとき引き受けていたらと思うとゾッとします。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ダナン日本国総領事館「安全の手引き」

ダナンは国際空港があり、ホイアンやフエへの中継地点でもあるため、荷物の受け渡しを頼まれやすい環境です。どんな相手でも、中身を確認できない荷物は絶対に預からない。知り合ったばかりの相手から何かを頼まれるパターンは貸金詐欺にも共通する手口です。

賭博も厳罰 --- 少額でも逮捕される

在ダナン総領事館の安全の手引きには、賭博についても厳しい記述があります。

賭博罪は非常に厳しい処罰が科せられる可能性があります。法令に基づく許可を得ていなければ少額の賭博であっても逮捕され、長期間にわたる拘束や重い処罰を受けることがあります。

「友達同士の遊びだから」「少額だから」は通用しません。ベトナムでは賭博は原則犯罪です。路上で「必ず勝てる」と声をかけてくるイカサマ賭博にも絶対に乗らないでください。

Travel Alert 03

無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も

詳しくみる →

電子タバコ・加熱式タバコも規制対象

ベトナムでは2025年1月1日から、ベトナム国内で電子たばこ及び加熱式たばこを使用する場合、罰金の対象となる可能性があり、また、海外からこれらを持ち込む場合、使用よりも重い罰金の対象となる可能性があります。

出発前にスーツケースから抜いておきましょう。

予防策

  1. 違法薬物には一切関わらない --- 所持・使用・運搬のすべてが厳罰対象。最高刑は死刑
  2. 誰からも荷物を預からない --- 旅先で知り合った人でも、中身を確認できないものは絶対に運ばない
  3. 「高額バイト」「荷物を運ぶだけ」には応じない --- 運び屋の典型的な誘い文句
  4. 賭博に参加しない --- 少額でも逮捕・長期拘束の対象
  5. 電子タバコ・加熱式タバコは持ち込まない --- 2025年1月から罰金対象

Travel Alert 04

知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?

詳しくみる →

もし関与してしまったら

  1. 在ダナン日本国総領事館に連絡 --- TEL: 0236-3555-535
  2. 警察(113)の指示に従う --- 抵抗せず冷静に対応
  3. 弁護士の手配を要求する --- 通訳の確保も重要

ベトナムの薬物犯罪は、大使館が刑罰の免除や軽減を交渉できる範囲を超えています。巻き込まれないことが唯一の対策です。

Travel Alert 05

空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?

詳しくみる →

ダナンの他のトラブル情報

薬物以外の手口や安全対策は、ダナンの治安・危険エリア情報からまとめて確認できます。

ダナンで起きやすい他のトラブルも確認しておくと安心です。

ベトナム全体の法律・マナー(電子タバコ規制・薬物厳罰など)は、ベトナムの治安・法律・マナーでまとめています。

よくある質問

ダナンでも薬物の取締りは厳しい?

はい。在ダナン総領事館の安全の手引きによると、ダナン市だけで2024年の薬物犯罪検挙件数は381件。刑法犯罪全体795件のうち約半数が薬物関連です。リゾート地だからといって取締りが緩いということはありません。

知り合いから荷物を預かるのは危険?

非常に危険です。安全の手引きには「親しくなった人物から荷物の引き渡しを頼まれ、荷物の中から違法薬物が発見され逮捕される」事案が記載されています。死刑判決を受けた外国人もおり、中身を確認できない荷物は絶対に預からないでください。

ベトナムで電子タバコは使える?

2025年1月1日から罰金の対象です。海外から持ち込む場合は使用よりも重い罰金が科される可能性があります。出発前にスーツケースから抜いてください。

出典

NEXT READS · ダナン