ダナンはビーチリゾートとして人気が高まっている都市。2024年のダナン市の刑法犯罪認知件数は795件で、ハノイやホーチミンに比べると治安は落ち着いています。ただし、在ダナン日本国総領事館は詐欺やカード犯罪について具体的な注意喚起を出しています。
ここでは、外務省と在ダナン総領事館が実際に報告を受けた手口を紹介します。
Travel Alert 01
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よくある手口
手口1:イカサマ賭博
外務省はベトナム全体の手口としてこう書いています。
路上で必ず勝てると声を掛けられ、賭博(ポーカー等)に誘われた結果として勝つことができずに掛金を全て失うというケースの報告が多くなされています。
最初に少額勝たせて油断させ、掛け金を上げさせてから全額持っていくパターンです。
ダナンの路上で「簡単なゲームで必ず勝てる」と誘われ、面白そうだと思って参加しました。最初は勝ったのに、気がつけば手持ちの現金を全部失っていました。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省 海外安全ホームページ「ベトナム 安全対策基礎データ」)
在ダナン総領事館は賭博について「賭博罪は非常に厳しい処罰が科せられる可能性があります。法令に基づく許可を得ていなければ少額の賭博であっても逮捕され、長期間にわたる拘束や重い処罰を受けることがあります」と警告しています。ベトナムでは賭博自体が犯罪。被害者のつもりが逮捕されるリスクもあります。賭博の厳罰についてはダナンの薬物・法律トラブルでも詳しく取り上げています。
手口2:お金見せて詐欺
路上で、日本のお金を見せて欲しいと声を掛けてきて、紙幣を提示するとその紙幣が盗まれるというケースの報告がなされています。
「日本のお金を見たい」と親しげに近づいてきて、財布を開けた瞬間に紙幣を抜き取る手口です。外務省は「見ず知らずの人からの誘いやお願いに応じることなく、被害の防止に努めて下さい」としています。路上で声をかけられるパターンはスリ・ひったくりと共通しているので、繁華街では財布やスマホを不用意に出さないのが鉄則です。
手口3:スキミング・カード不正利用
在ダナン総領事館の安全の手引きで具体的に注意喚起されています。
クレジットカードやキャッシュカードのスキミング事案も発生していますので、十分に注意してください。カードの不正利用に関しては場合によっては証拠不十分として捜査すらされないケースもあります
「捜査すらされない」というのがポイント。ベトナムではカード犯罪への法執行が弱いため、自分でカード会社に即連絡するのが唯一確実な対処法です。
ダナンから帰国後、カードの明細を確認したら身に覚えのない請求が複数入っていました。すぐにカード会社に連絡して止めましたが、いつスキミングされたのか見当もつきません。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ダナン日本国総領事館「安全の手引き」)
手口4:貸金詐欺(雲隠れ)
在ダナン総領事館は、在留邦人向けにこんな注意も出しています。
現金を貸した邦人又はベトナム人が雲隠れするケースが見られます。手口は給料前を理由とした生活費の寸借、生活困窮への支援、闘病中の家族への支援、交際中の異性からの要求、開業への支援などの名目によるものが見られます。
これは主に在留邦人向けの情報ですが、旅行中に知り合った相手から「家族が病気で」「生活費が足りなくて」と金銭を求められるケースは短期旅行者にも起こり得ます。どんな理由であっても、知り合ったばかりの相手にお金を渡さないのが鉄則です。
Travel Alert 02
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予防策
- 路上での声かけに応じない --- 賭博の誘いやお金を見せてという頼みは無視して立ち去る
- 路上賭博には絶対に参加しない --- お金を失うだけでなく、ベトナムでは少額の賭博でも逮捕・長期拘束のリスクあり
- 財布を他人に見せない --- 現金は複数箇所に分けて持つ。Revolutのようなカードを使って現金を持ち歩く量を減らすと、いざ財布を出す場面でも見せる紙幣の枚数を抑えられる
- カード利用後は明細を必ず確認 --- スキミングは帰国後に発覚することも多い。不審な請求があれば即カード会社に連絡
- 知り合ったばかりの相手にお金を貸さない --- 「家族が病気」「生活費」などどんな理由でも応じない
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もし被害に遭ったら
- その場で無理に抵抗しない --- 安全を最優先に
- ダナン市警察(公安)に届け出る --- TEL:0236-3822-300(24時間受付)
- カード被害はカード会社に即連絡 --- ベトナムでは「捜査すらされない」ケースもあるため、カード停止が最優先
- 在ダナン日本国総領事館に相談 --- TEL:0236-3555-535
- ダナンビジターセンターも活用可 --- ホットライン:02363-550-111(8:00〜21:00、時間外はWhatsAppで24時間対応)
詐欺・ぼったくり被害は、海外旅行保険の携行品損害・盗難補償でカバーできる可能性があります。クレカ付帯保険+ネット保険の組み合わせで備えておくと安心です。
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
ダナンの他のトラブル情報
詐欺以外のトラブルについては、ダナンの治安・危険エリア情報からまとめて確認できます。
ダナンで起きやすい他のトラブルも確認しておくと安心です。
- ダナンのスリ・ひったくり・置き引き — 抱きつきスリ、バイクひったくり、ドラゴン橋での注意点
- ダナンのタクシー・交通トラブル — 乱暴運転、桁違い請求、レンタルバイクの落とし穴
- ダナンの薬物トラブル — 荷物預かりで運び屋にされる手口、電子タバコ規制
ベトナム全体の法律・マナー(電子タバコ規制・薬物厳罰・賭博禁止など)は、ベトナムの治安・法律・マナーでまとめています。
よくある質問
ダナンで多い詐欺の手口は?
在ダナン日本国総領事館が注意喚起しているのは、現金を貸した相手が雲隠れする貸金詐欺と、クレジットカードのスキミング被害です。外務省はベトナム全体の手口として、路上のイカサマ賭博やお金見せて詐欺も報告しています。
ダナンでスキミング被害に遭ったらどうする?
在ダナン総領事館によると、カードの不正利用は「証拠不十分として捜査すらされないケース」もあります。不審な請求を見つけたら、まずカード会社に即連絡してカードを止めてください。その後、在ダナン総領事館(TEL:0236-3555-535)に相談できます。