Kaigai Risk
TRAVEL RISK ARCHIVE

ハノイの薬物 荷物預かりで死刑と電子タバコ罰金【2026】

ハノイの薬物トラブルの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.12 KAIGAI-RISK

ベトナムの薬物規制は、東南アジアの中でもトップクラスに厳しいです。最高刑は死刑。「外国人だから」「知らなかったから」は一切通用しません。外務省も「過去に外国人がヘロイン密輸で検挙され、死刑判決を受けた事例があります」とはっきり書いています。

2025年のベトナム公安省発表では、薬物犯罪発生件数が21,998件、被逮捕者数は44,354人。押収量もヘロイン276キロ、マリファナ約1.3トン、合成麻薬4.4トンと210万錠という規模で、ベトナム当局が薬物犯罪を最重点で取り締まっていることがわかります。

Travel Alert 01

海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです

詳しくみる →

ベトナムの薬物規制 --- 外国人にも容赦なし

外務省の安全対策基礎データの記述はシンプルですが、内容は重いです。

麻薬等違法薬物の所持、使用は厳しく取り締まられており、違反した場合、外国人であっても厳罰に処せられます。過去に外国人がヘロイン密輸で検挙され、死刑判決を受けた事例があります

在ダナン総領事館の安全の手引きでも、さらに踏み込んだ記述があります。

麻薬等を生成、運搬(密輸)、販売、他人に使用する等社会に拡散させる行為や利益を得る行為などの薬物に関する犯罪は厳しく規制されています。

つまり、所持・使用・生成・運搬・販売のすべてが厳罰の対象。「ちょっと持ってただけ」でも逮捕・起訴されます。

Travel Alert 02

海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?

詳しくみる →

一番怖い手口 --- 荷物を預かっただけで「密輸犯」

自分で薬物に手を出すつもりがなくても巻き込まれるパターンがあります。これが一番怖い。

当地を行き来する外国人が、親しくなった人物から知人への荷物の引き渡しを頼まれ、当地へ持ち込み又は当地から持ち出そうとした際荷物の中から違法薬物が発見され、麻薬等の密輸罪で逮捕されるという事案

そして結末はこう。

知人から搬送を頼まれた荷物の中に違法な薬物が入っており、出入国の過程で発覚、逮捕されて裁判の結果、麻薬等の密輸の罪で死刑判決を受ける外国人がいます

TESTIMONY · 旅行者A

旅先で仲良くなった人から「帰国するとき、知り合いにこの荷物を届けてくれない?」と頼まれました。断りきれずに引き受けたら、出国時の荷物検査で中から違法薬物が見つかって逮捕。「中身を知らなかった」と言っても、密輸の罪で起訴されると聞いて血の気が引きました。ベトナムでは死刑判決を受けた外国人もいるそうです。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ダナン日本国総領事館「安全の手引き」

「知らなかった」は抗弁になりません。どんなに親しくなった相手でも、中身を確認できない荷物は絶対に預からない。これだけは覚えておいてください。

電子タバコ・加熱式タバコにも注意

薬物そのものではないですが、ベトナムでは2025年から電子タバコも規制対象になっています。

ベトナムでは2025年1月1日から、ベトナム国内で電子たばこ及び加熱式たばこを使用する場合、罰金の対象となる可能性があり、また、海外からこれらを持ち込む場合、使用よりも重い罰金の対象となる可能性があります。

日本で普段使っている加熱式タバコをそのままスーツケースに入れて持ち込むと、空港で引っかかる可能性があります。出発前に抜いておきましょう。

Travel Alert 03

無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も

詳しくみる →

予防策

  1. 違法薬物には一切関わらない --- 所持・使用・運搬のすべてが厳罰対象。最高刑は死刑
  2. 誰からも荷物を預からない --- 旅先で知り合った人、SNSで知り合った人、どんな相手でも。中身を自分で確認できないものは運ばない
  3. 「高額バイト」「荷物を運ぶだけ」は運び屋の典型的な誘い文句 --- こうした話が来たら即ブロック
  4. 電子タバコ・加熱式タバコは持ち込まない --- 2025年1月から罰金対象
  5. 賭博も厳罰 --- 日本人街のパチンコ店・麻雀店も取締り対象になりうる。イカサマ賭博に誘われるケースもハノイでは報告されている

Travel Alert 04

知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?

詳しくみる →

もし関与してしまったら

  1. 在ベトナム日本国大使館に連絡 --- TEL: 024-3846-3000
  2. 警察(113)の指示に従う --- 抵抗しない、逃げない
  3. 弁護士の手配を要求する --- 言語の壁で不利にならないよう通訳の確保も重要

ベトナムの薬物犯罪は大使館が刑罰の免除や軽減を交渉できる領域ではありません。巻き込まれないことが唯一の対策です。

Travel Alert 05

空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?

詳しくみる →

ハノイの他のトラブル情報

薬物以外の手口や安全対策は、ハノイの治安・危険エリア情報からまとめて確認できます。

ハノイで起きやすい他のトラブルも確認しておくと安心です。

ベトナム全体の法律・マナー(電子タバコ規制・薬物厳罰など)は、ベトナムの治安・法律・マナーでまとめています。

よくある質問

ベトナムで薬物に関わるとどうなる?

外務省によると「麻薬等違法薬物の所持、使用は厳しく取り締まられており、違反した場合、外国人であっても厳罰に処せられます。過去に外国人がヘロイン密輸で検挙され、死刑判決を受けた事例があります」。所持・使用だけでなく、運搬も死刑の対象です。

知り合いから荷物を預かるのは危険?

非常に危険です。在ダナン総領事館の安全の手引きには「親しくなった人物から知人への荷物の引き渡しを頼まれ、当地へ持ち込み又は当地から持ち出そうとした際荷物の中から違法薬物が発見され、麻薬等の密輸罪で逮捕される」事案が記載されています。死刑判決を受けた外国人もいます。

ベトナムで電子タバコは使える?

2025年1月1日から、ベトナム国内で電子タバコ・加熱式タバコを使用すると罰金の対象になります。海外から持ち込む場合は使用よりも重い罰金が科される可能性があります。出発前にスーツケースから抜いてください。

出典

NEXT READS · ハノイ