ハノイの旧市街やホアンキエム湖周辺は歩いてるだけで楽しいエリアですが、スリ・ひったくりが日本人旅行者に頻繁に起きています。外務省の安全対策基礎データでも「日本人旅行者も、観光地、市場、路上等で旅券、現金などの貴重品を盗難に遭うケースが頻繁に報告されています」とはっきり書かれています。
ハノイで特に気をつけたいのがバイクによるひったくり。バンコクのような電車内のスリとはタイプが違うので、ここで手口を押さえておきましょう。
Travel Alert 01
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ハノイでスリ・ひったくりが多いエリア
外務省が挙げているハノイの要注意エリアはこんな感じです。
ひったくり多発エリア:
- ホアンキエム湖周辺
- 旧市街
- ドンスアン市場
- ハンガイ通り
- 統一公園周辺
- キムマー通り・リンラン通り・ダオタン通り(日本人街)
- 大規模ショッピングモール、バスターミナル
スリ・置き引き多発エリア:
- ホアンキエム湖周辺、旧市街
- ホテルロビー、レストラン
- 大規模ショッピングモール
- 空港、列車・バス内
Travel Alert 02
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よくある手口
手口1:バイク追い抜きざまのひったくり
ハノイで一番多いパターンがこれです。
日本人街(ハノイ市:キンマー地区、リンラン地区)を中心に、携帯電話、セカンドバッグ、アタッシュケース、ポーチ等を持って歩いている人を狙い、後方からバイクに乗った犯人が近づき、追い越しざまに携帯電話等をひったくる事例が確認されています。
外務省は「特にこれらの地域において、夜間時間帯に屋外で携帯電話を使用する際等は、十分注意が必要」と警告しています。地図アプリを見ながら歩いてるとき、Grabを呼ぶために立ち止まってスマホを操作してるとき――そういう瞬間が一番狙われます。タクシー・Grab周りのトラブルもハノイでは多いので、移動手段の選び方自体にも注意が必要です。
夜、リンラン通りでGrabを呼ぼうとスマホを出して操作していたら、後ろからバイクが近づいてきて、すれ違いざまにスマホごと持っていかれました。一瞬のことで追いかけることもできず、そのまま暗闇に消えていきました。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省 海外安全ホームページ「ベトナム 安全対策基礎データ」)
手口2:混雑した場所でのスリ
市場や公共交通機関の中で、気づかないうちにやられるタイプです。
観光客等が訪れる混雑した市場や路上、大規模ショッピングモール、または長距離バスや列車等の公共交通機関の車内において、気付かないうちに携行しているバッグやウエストポーチのジッパーを開けられて財布等を奪われる事案が報告されています。
ホアンキエム湖周辺の旧市街は人混みが激しいので、バッグのジッパーを開けられても気づかないことがあります。同じエリアでは詐欺・ぼったくりの声かけも多い。
手口3:ホテル・レストランでの置き引き
ホテルや空港のロビー、レストラン、大規模ショッピングモールなど多数の人が出入りする場所で置き引き被害が発生しています。ホテルでのチェックイン手続時やロビーで人に話しかけられたときなど、荷物から目を離した一瞬の隙に被害に遭っています。
チェックイン手続きって両手がふさがるし、パスポートを出したりカードを出したり注意が分散しがち。その隙に足元のバッグを持っていかれます。
手口4:航空機内での盗難
当地発着の航空機内の収納棚より現金やクレジットカードが窃取される盗難被害の報告が増加しています。
頭上の収納棚にバッグを入れっぱなしにすると、フライト中に中身を抜かれることがあります。現金やカードは手元に置いておきましょう。
カード二次被害にも注意
外務省はスリの後の二次被害についても警告しています。
財布内に入っているカードを不正に使用される二次的な被害も発生しており、同種犯罪は当地では犯罪として認定されないケースもあります。速やかにカード会社へ盗難にあった旨を連絡するなどの措置が必要です。
ベトナムではカードの不正利用が「犯罪として認定されない」こともあるので、盗まれたら即カード会社に連絡してストップするのが鉄則です。
Travel Alert 03
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予防策
- 歩きスマホは厳禁 --- 特に夜間の路上でスマホを出すのは「持っていってください」と言ってるようなもの。地図を確認するなら建物の中や壁際で
- バッグは身体の前に抱える --- 外務省は「バッグを前掛けするなど常に目の届くかたちで携帯する」よう指示。ジッパーに南京錠をつけるのも有効
- 貴重品は分散して持つ --- 現金・カード・パスポートを同じ場所に入れない。「バッグのチャックを施錠する、貴重品や現金は分けて持ち歩く」が外務省の推奨。セキュリティポーチに分けて体に密着させるのが最も確実な方法
- 車道側の手で荷物を持たない --- バイクひったくりは車道側から来る。荷物は建物側の手で持つか、斜めがけにして建物側に回す
- ホテルのチェックイン時は荷物を足で挟む --- 手続き中に床に置くと持っていかれる
Travel Alert 04
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もし被害に遭ったら
- 警察(113)に届け出る --- 盗難証明書を必ず受け取る(保険請求に必須)
- クレジットカード会社に即連絡 --- カード停止を最優先。ベトナムでは不正利用が犯罪認定されないケースもあるので、とにかく早く止める
- パスポート盗難の場合 --- 在ベトナム日本国大使館(024-3846-3000)に連絡
- 海外旅行保険の事故受付窓口に連絡 --- 携行品損害の請求手続きを進める
スリ・ひったくりによる携行品の損害は、海外旅行保険でカバーできる可能性があります。東南アジア向けの保険の選び方と補償範囲はまとめて確認できます。
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
ハノイの他のトラブル情報
スリ・ひったくり以外の手口や安全対策は、ハノイの治安・危険エリア情報からまとめて確認できます。
ハノイで起きやすい他のトラブルも確認しておくと安心です。
- ハノイのタクシー・交通トラブル — メーター不正、空港の呼び込みタクシー、レンタルバイクのリスク
- ハノイの詐欺・ぼったくり — イカサマ賭博、お金見せて詐欺、スキミング
- ハノイの薬物トラブル — 荷物預かりで運び屋にされる手口、電子タバコ規制
ベトナム全体の法律・マナー(電子タバコ規制・薬物厳罰など)は、ベトナムの治安・法律・マナーでまとめています。
よくある質問
ハノイでスリやひったくりが多いエリアは?
外務省データによると、ひったくりはホアンキエム湖周辺、旧市街、ドンスアン市場、ハンガイ通り、統一公園周辺、キムマー通り、リンラン通り、ダオタン通りなどで多発。スリ・置き引きはホアンキエム湖周辺、旧市街のほか、ホテルロビー、レストラン、ショッピングモール、空港、列車・バス内でも報告されています。
ハノイのひったくりはどんな手口が多い?
後方からバイクに乗った犯人が近づき、追い越しざまに携帯電話やバッグをひったくるパターンが典型です。特にキンマー地区・リンラン地区の日本人街で、夜間に屋外で携帯電話を使っている人が狙われています。
ハノイでスリに遭ったらどうすればいい?
まず警察(113)に届け出て盗難証明書を受け取ってください。海外旅行保険の請求に必須です。クレジットカードが盗まれた場合はカード会社に即連絡して停止。パスポート盗難の場合は在ベトナム日本国大使館(024-3846-3000)に連絡します。