カサブランカはモロッコ最大の都市で経済の中心。モハメド5世国際空港があり、多くの旅行者が最初に降り立つ場所です。ただし、大使館の「安全の手引き」にはカサブランカを名指しした事例がいくつかあります。日中でもバイク2人組のひったくりが起き、ATMで暗証番号を盗み見られて50万円引き出された事例もある。
Travel Alert 01
海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです
バイクひったくりは日中に起きる
大使館の「安全の手引き」に記載されたカサブランカの事例がこれです。
日中カサブランカで歩いていたところ、背後からきたバイクの二人組に、ショルダーバッグをひったくられた
バイクひったくりは背後から一瞬。抵抗すると引きずられて大怪我をする危険があります。対策はバッグを車道側に持たない、時々後ろを振り返る、バイクの音が聞こえたら警戒すること。
Travel Alert 02
海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?
ATM暗証番号を盗み見る手口
カサブランカに限らずモロッコ全土で報告されているATM詐欺ですが、大使館が「クレジットカード被害にご注意」として専用ページを作るほど深刻です。
典型的なパターンは「親切を装った人間にATM操作中に横に立たれ、暗証番号を盗み見られる」というもの。「操作要領が間違っている」「もう一度押し直して」と声をかけてキャンセルさせ、再入力で番号を確認するバリエーションもあります。
ある事例では、ATM操作後わずか1時間で50万円近くが引き出され、クレジット会社からは「暗証番号を使った取引」として保証対象外に。被害届受理書も入手できず、保険請求も断念せざるを得なかったと大使館が報告しています。
ナイフ強盗と凶悪犯罪
カサブランカやモロッコの都市部では、ナイフを使った凶悪事件も起きています。スーパーの駐車場で車に荷物を積んでいるところを背後からナイフで脅される、早朝に腹部を殴られた上でナイフで脇腹を切りつけられる、フーリガンに集団暴行を受ける――こうした事例が大使館の手引きに記録されています。
大使館のアドバイスは明確です。「最も大切なのは命です。危険を感じた際は、無駄な抵抗をせず、物を奪われた際は、潔く諦めることも必要です」。
Travel Alert 03
無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も
手口早見表
| 手口 | 場所・時間帯 | 特徴 |
|---|---|---|
| バイクひったくり | 市街地・日中 | 2人組、背後から一瞬 |
| ATM暗証番号盗み見 | ATM周辺 | 親切装い型、1時間で50万円 |
| カフェの財布抜き取り | カフェ | 椅子の背もたれに鞄→会計時に発覚 |
| スマホ持ち逃げ | 観光地 | 「写真撮ってあげる」でスマホ受取→逃走 |
| ナイフ強盗 | 駐車場・路上 | 早朝・夜間に多い |
| ホテル内窃盗 | ホテル客室 | 清掃員やフロントマンによる犯行も |
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
出発前にこれだけはやっておこう
- バッグは前掛けにしてファスナーに鍵をつける。ショルダーバッグは車道と反対側に
- ATMは銀行内の機械を使い、周囲に誰もいないことを確認してから操作
- 現金・カード・パスポートは分散して持つ。ホテルの部屋に貴重品を放置しない
- スマホを見知らぬ人に渡さない。「写真撮ってあげる」は定番の持ち逃げパターン
- 盗難に遭ったら最寄りの警察署で盗難届受理書(Recepisse de declaration de vol)を必ず受け取る。帰国後は入手不可
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
緊急時の連絡先
| 機関 | 電話番号 |
|---|---|
| 警察(都市内) | 19 |
| 救急・消防 | 15 |
| 民間救急(SAMU Casablanca) | 0522 25 25 25 / 0522 98 98 98 |
| カサブランカ警察署 | (0522) 98 98 55 |
| 在モロッコ日本国大使館 | (0537) 63-17-82〜85 |
トラブル別の詳細はカサブランカのスリ・ひったくりとカサブランカのタクシー・交通トラブルで。モロッコの治安に戻る。
この都市のトラブル別ガイド
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