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アテネの詐欺 「電話貸して」金銭詐欺とスキミング【2026】

アテネの詐欺・ぼったくりの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

アテネで多発している詐欺は大きく分けて3系統。「電話貸して/SIM代立て替えて」型の金銭詐欺ぼったくりタクシーと釣り銭ごまかしスキミング・SMSフィッシング。特に「電話貸して」型は2025年中も大使館に複数のトラブル相談が寄せられている、ギリシャ独自の手口です。「貸してしまったお金を取り戻すのは困難」と大使館が明言しているので、防ぐしかない種類の被害。アテネ全体の治安と多発エリアも合わせて確認しておこう。

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「電話貸して」「SIM代立て替えて」詐欺 --- アテネ独自パターン

外務省「安全対策基礎データ」と大使館「安全の手引き」が両方で名指ししている、アテネ特有の金銭詐欺。

自称ギリシャ人等が日本人に対し、「電話で日本人と話してほしい」と声をかけた後、携帯SIM購入や両替手数料として金銭援助を求め、一向にその料金を返金しない。携帯の連絡先を交換し返済の口約束をしたが、連絡が取れないとの相談が複数寄せられています。

手口の流れを大使館「安全の手引き」が詳細に書いています。

「日本人の友人に日本語で電話をしてほしい。今現金が手元にないので携帯SIM代、ローミング代を貸してほしい。後ほど銀行に行って返す。」と声を掛け金銭援助を要求します。返金すると言って銀行まで同行させるものの、「銀行で両替手数料がかかるので貸してほしい」などと新たな口実を設け、繰り返し金銭援助を求めるものです。当事者間で携帯の連絡先を交換し返済の口約束をするものの、結局返金はされていません。

巧妙なのは、いきなり金を要求しないこと。「日本人の友人に電話したい」と頼んできて、こちらが断りにくくしておいて、自然な流れでSIM代の話に持ち込む。銀行まで同行するので、本当に返してくれそうに見えるけれど、銀行で「両替手数料が」と新たな口実が出てくる。

2026年第1四半期報告でも「依然として」継続中と明記されているので、最新の手口です。

旅行者の親切心に付け込み金銭をだまし取る行為であり、貸してしまったお金を取り戻すのは困難です。見知らぬ人にお金を貸してほしいと頼まれた場合、安易に信用せず、連絡先等を教えることなくその場から立ち去り、同様のトラブルに遭わないよう十分に注意してください。

「貸して」と言われた時点で詐欺。連絡先も教えず、その場から立ち去るのが正解。被害発生エリアはアテネ空港と市内中心地(特にシンタグマ広場周辺)です。

TESTIMONY · 旅行者A
アテネ空港で「日本人の友達に電話したい」と話しかけられて、断りきれずにSIM代を立て替えました。一緒に銀行まで行きましたが、結局両替手数料の話を持ち出されて、後日連絡しても返金されませんでした。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ギリシャ日本国大使館 安全の手引き(2026年版)

ぼったくりタクシー --- メーター確認とレシート受領が必須

外務省「安全対策基礎データ」の指摘。

タクシーはメーター制ですが、中にはメーターを作動させずに法外な料金を要求する「ぼったくりタクシー」があります。タクシー利用の際には、確実にメーターが作動しているか確認するよう心掛け、レシートは必ず受領するようにしてください。万が一、法外な料金を請求された場合には、車両ナンバーを控え、タクシー協会や警察に届け出てください。

空港〜市内中心地の定額制を覚えておくと安心。

なお、空港からアテネ市内中心地までタクシーを利用する場合は40ユーロ、深夜(0:00〜5:00)は55ユーロの定額制となっています。

これより明らかに高い額を要求されたら拒否。車両ナンバーを必ず控える、これだけで運転手の態度が変わることもあります。配車アプリ(Bolt、FREE NOW など)も使えるので、初めての街で不安なら最初からアプリ配車のほうが安全です。

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釣り銭ごまかし・サービス料金の不当請求

2026年第1四半期報告で新たに警告されているのが釣り銭ごまかしとサービス料金の不当請求

旅行者を狙った不当なサービス料金請求や釣り銭ごまかしなどの金銭トラブルも発生しています。値段表記や正確な支払手続きが行われたかを確認してください。

レストランで明細を確認せずに支払うと、メニューにない「テーブルチャージ」や「サービス料」が乗っていることがあります。現金払いなら釣り銭は必ずその場で確認、カード払いなら金額を読み上げて確認してから入力

キオスク・ガソリンスタンドのスキミング

2026年第1四半期報告で報告されている新しい被害類型。

キオスクやガソリンスタンドでクレジットカードを不正利用されたスキミング被害のほか、ホテル予約サイトや郵便局・銀行を装ってメールやSMSを送信するフィッシング詐欺の被害が報告されています。

スキミングの典型は端末にカードを通された瞬間に磁気情報をコピーされるパターン。対策は次の通り。

  • キオスク・GSでの高額決済は避ける(少額のみ)
  • ICチップ/NFC決済を優先(磁気ストライプより安全)
  • 利用明細をこまめに確認、不審な引き落としは即カード会社に連絡
  • ATMは銀行の建物内にあるものを使う(路上ATMはスキミング装置のリスク)

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SMS・メールフィッシング --- 「予約確認」を装う偽メッセージ

ホテル予約サイトや郵便局・銀行を装ったフィッシングが2026年に入って報告増。「予約に問題があります」「カード情報の更新が必要です」といった文面でリンクをクリックさせ、偽サイトに誘導してカード情報を入力させる手口。

対策はシンプル。

  • SMS/メールのリンクは絶対踏まない
  • 公式サイトや公式アプリから自分でログインして確認
  • 送信元アドレスを確認(公式に見えてもドメインが微妙に違う)
  • 被害が発覚したら速やかに銀行・カード会社に連絡

公共交通の検札 --- 切符未所持で高額罰金

詐欺ではないけれど、無自覚に金を取られるパターンがこれ。

アテネの公共交通機関(バス、トラム、地下鉄等)では、乗車券読み取り式の自動改札を採用しています。バス・トラムは、車内の出入口に読み取り機が設置されているので、乗車時に乗車券を読み取り機にかざしてください。車内検札が行われた際に乗車券を所持していなかったり、有効時間を超過していたりする場合は高額な罰金が科されます。

「日本の感覚で改札がないからタダで乗れる」と勘違いするとアウト。必ず乗車時に読み取り機にかざすこと。検札官が私服で乗っていることもあります。

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詐欺に遭ったら

  1. その場で警察に通報(100、または英語対応のツーリストポリス1571)
  2. 被害届の受理証明書(コピー)を必ず取得
  3. クレジットカードのスキミング被害は即カード会社に連絡して停止
  4. 金銭詐欺は回収困難だが、海外旅行保険の対象になるかは確認する価値あり
  5. 大使館(+30-210-670-9900)にも報告、同種の被害情報として共有される

「電話貸して」型の金銭詐欺は民事のトラブル扱いになりやすく、回収はほぼ不可能。被害を防ぐことが最優先です。

まとめ --- アテネの詐欺対策7か条

  1. 「電話貸して/SIM代立て替えて」は全部詐欺。連絡先も教えず立ち去る
  2. タクシーはメーター作動確認+レシート受領。空港〜市内は40ユーロ定額(深夜55)
  3. 配車アプリ(Bolt等)は初めての街で安心
  4. レストランの明細を必ず確認、テーブルチャージの追加に注意
  5. キオスク・GSの高額カード決済は避ける、利用明細はこまめに確認
  6. SMS/メールのリンクは絶対踏まない、公式アプリから確認
  7. 地下鉄・バスは乗車時に必ず改札機にかざす、検札罰金は高額

Travel Alert 05

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海外旅行保険の備え

詐欺被害は保険対象外のことが多いものの、スキミングによる不正利用やパスポート紛失時の渡航書発行費用などはカバーされる場合があります。出発前に補償内容を確認しておきましょう。詳しくはヨーロッパの海外旅行保険ガイドを参照。

よくある質問

「電話貸して」詐欺ってどんな手口?

自称ギリシャ人男性がアテネ空港や中心地で「日本人に日本語で電話してほしい」と声をかけ、SIM代やローミング代の立て替えを要求します。銀行に同行しても「両替手数料がかかる」と新たな口実で再要求、結局返金されません。被害は2025年中も継続中です。

アテネのタクシーはぼったくりが多い?

メーターを作動させずに法外な料金を要求するタクシーがあります。乗車時にメーター作動を確認、レシートを必ず受領してください。空港から市内中心地は40ユーロ(深夜0:00〜5:00は55ユーロ)の定額制と外務省が明記しています。

スキミング被害はどこで多い?

2026年第1四半期報告によると、キオスクやガソリンスタンドでクレジットカードを不正利用されたスキミング被害が報告されています。少額カード払いと利用明細のこまめな確認が対策です。

SMSやメールでの詐欺もある?

ホテル予約サイトや郵便局・銀行を装ったメール/SMSのフィッシング詐欺が報告されています。リンクは絶対踏まず、公式サイトや公式アプリから利用してください。

騙された場合は取り戻せる?

大使館は「貸してしまったお金を取り戻すのは困難である」と明言しています。被害金そのものの回収は難しいので、警察(100)またはツーリストポリス(1571)に届け出て被害届を取得し、海外旅行保険の対象になるか確認するのが現実的です。

出典

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