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アムステルダムのスリ 邦人56件・列車グループ犯行【2026】

アムステルダムのスリ・置き引きの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.23 KAIGAI-RISK

2023年、在オランダ日本国大使館が把握した日本人の盗難被害は56件。パスポートが絡むケースだけでこの数字なので、実際にはもっと多い。しかも被害の過半数は置き引きで、犯行はほぼ全てグループによる「チーム戦」。アムステルダム中央駅、スキポール空港、国際列車の車内が主戦場です。

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列車・トラムの車内、グループ犯行4パターン

アムステルダムで最も被害が多いのが、列車・トラムの車内と駅構内。犯行グループは必ず役割分担していて、1人が気をそらし、もう1人が盗みます。

コインばらまき・窓ノック型 — グループの1人が突然コインを床にばらまいたり、ホーム側から客車の窓をノックしたり、執拗に話しかけたりして注意をそらす。その隙に仲間が傍らに置いた荷物を丸ごと持ち去り、気づかれないうちに車外に逃走。

網棚・荷物置き場の死角型 — 網棚や足元に貴重品入りのバッグを置いて居眠りしたり、車窓の景色に夢中になっていると、気づいたときにはバッグごと消えている。足元に置いた荷物を後方座席の下から引き抜くパターンもあります。

乗降口ブロック型 — 犯行グループが乗降口で混雑を装い、標的の身動きを封じる。その間に背広の内ポケット、ズボンの尻ポケット、肩掛けカバン、小型リュックから貴重品を抜き取ります。

降車時の死角型 — 電車やトラムから降りるとき、カバンに入っている財布等を後方から抜き取られるパターン。混んでいる車内では特に注意。

アムステルダム市、スキポール空港構内(駅構内を含む)、アムステルダム中央駅からスキポール駅間等の国際・国内列車内、トラム内での被害が依然として後を絶ちません

駅構内のケチャップ詐欺と売店置き引き

駅構内での手口も3パターンが定番化しています。

売店やキヨスクで飲み物を買っている隙に、スーツケースの脇に置いた貴重品入りバッグを持ち去られるケース。プラットホームで荷物を横に置いて電車を待っていると、近くで口論が始まり、気を取られた隙に荷物が消えるケース。

そして有名なケチャップ詐欺。服にケチャップやアイスクリームが付いていると親切そうに話しかけてきて、「ここ汚れてますよ」と対応している一瞬で、肩にかけたバッグや手に持った荷物を盗まれます。

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スキポール空港、到着した瞬間が一番危ない

空港到着直後のホッとした瞬間が最も狙われます。カートの上に乗せたハンドバッグやアタッシュケースを持ち去られるケースが多い。

最近増えているのが、機内の座席前ポケットにパスポートやポーチを入れたまま降機してしまい、引き返したら消えていたという被害。機内だからと油断するのが原因です。パスポートは常にポケットか首下げポーチに入れておくこと。

クレジットカードのすり替え事案もスキポール空港で発生しています。スリだけでなく偽警官やカードすり替え等の詐欺手口も併せて押さえておきましょう。

ホテル・レストラン、朝食ビュッフェが狙い目

ホテルやレストランでの手口も目立ちます。

チェックイン・チェックアウト時にスーツケースの上や足元に貴重品入りバッグを置いていると、手続きに集中している隙に持ち去られる。従業員の制服を着た人物が「清掃です」「シャワーの修理です」と部屋に入り、隙を見てバッグを盗むケースも。

朝食ビュッフェは格好のターゲット。バッグを椅子やテーブルに置いたまま料理を取りに行く数十秒の間に盗まれます。同じテーブルの全員が一斉に席を立つのではなく、1人は荷物番として残るのが有効。

安価な宿泊施設(ユースホステル、ボートハウスなど)は防犯対策が不十分で盗難被害が特に多い。過去の利用者が作った合い鍵で室内に侵入されるケースまであります。

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睡眠薬強盗、観光地で缶ジュースを渡される

親切を装った人物から英語や片言の日本語で話しかけられ、缶ジュースやビスケットを勧められる。口にすると意識がもうろうとして、所持品を丸ごと盗まれる。国立美術館やゴッホ美術館周辺、フォンデルパークなどの観光エリアで発生が報告されています。

見知らぬ人からの飲食物は、どんなに親切そうに見えても絶対に口にしないこと。飾り窓地域周辺では薬物関連のトラブルにも巻き込まれやすいので注意してください。

手口早見表

場所手口特徴
列車・トラム車内コインばらまき/窓ノック/乗降口ブロックグループ犯行、注意をそらす役+盗む役
駅構内ケチャップ詐欺/売店横の置き引き親切を装って近づく
スキポール空港カート上バッグ持ち去り/機内置き忘れ到着直後の油断を突く
ホテルチェックイン時/偽従業員/合い鍵侵入ユースホステルは特にリスク高
レストラン朝食ビュッフェ/椅子の背もたれ掛け全員離席のタイミングで盗む
観光名所記念撮影中の置き引き/ウエストポーチ地図を見ている隙に抜き取り

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出発前にできること

  • 現金は最小限に。オランダはキャッシュレス先進国。カードと現金は必ず分散携帯
  • バッグは体の前に。リュックは刃物で切り裂かれることもある。ファスナーは常に閉じて体側に
  • 首下げ貴重品袋を上着の内側に。パスポートとカードは外から見えない場所に。選び方はスリ対策グッズ比較を参考に
  • 列車ではバッグを膝の上に。網棚・足元は死角。居眠りするなら荷物を抱えて

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被害に遭ったら

  1. 最寄りの警察に被害届を提出(112 / 緊急以外は 0900 8844)
  2. 被害届に基づく紛失証明書は保険金請求に必要
  3. パスポート盗難の場合は在オランダ日本国大使館(ハーグ)に連絡(070-346-9544)
  4. 高級品の盗難届にはシェンゲン協定の規定で購入証明・製造番号証明書を求められるケースあり

注意: 強盗やひったくりに遭いそうになった場合は抵抗しない。身の安全が最優先です。

オランダの治安全体はこちら / ヨーロッパの海外旅行保険ガイド

よくある質問

アムステルダムでスリが多い場所はどこ?

在オランダ大使館によると、アムステルダム中央駅構内、中央駅からダム広場へのDamrak通り、国立美術館・ゴッホ美術館・ハイネケン博物館周辺、スキポール空港の到着ロビーが特に多い。列車・トラムの車内も要注意です。

アムステルダムのスリはどんな手口?

グループ犯行が主流。列車内でコインをばらまいて気を引く、服にケチャップを付けて話しかける、乗降口で人の壁を作り身動きを封じる、座席下から後方座席を通じて荷物を引き抜くなどの手口が確認されています。被害の過半数は置き引きです。

スキポール空港で注意すべきことは?

到着ロビーでカートの上に乗せたバッグを持ち去られるケースが多い。機内の座席前ポケットにパスポートを入れたまま降機し、引き返したら消えていた事例も増加中。クレジットカードすり替えも報告されています。

睡眠薬強盗はアムステルダムでもあるの?

あります。親切を装った人物から缶ジュースやビスケットを勧められ、飲食すると意識がもうろうとして所持品を盗まれる手口です。観光名所やフォンデルパーク周辺で発生が報告されています。見知らぬ人からの飲食物は絶対に口にしないでください。

出典

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