オスロは「ノルウェーの首都=北欧の優等生」と思われがちだけど、外務省・基礎データが「オスロ中央駅周辺は治安が良いとは言えず、特に夜間は危険ですので、一人歩きは避けてください」と名指しで書く街です。カールヨハン通りでリュックを開けられた、中央駅前のベンチに置いたカバンが消えた、ホテル朝食でハンドバッグを持ち去られた――大使館の被害事例にずらっと並ぶ。ノルウェー全体の犯罪傾向で人口比窃盗が日本の5倍と書いたとおり、オスロもしっかり「観光客が狙われる街」のひとつです。
Travel Alert 01
海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです
オスロ中央駅周辺 --- 名指しで「夜間危険」エリア
外務省・安全対策基礎データがピンポイントで書いている一文がこれ。
オスロ中央駅周辺は治安が良いとは言えず、特に夜間は危険ですので、一人歩きは避けてください。
中央駅(Oslo Sentralstasjon、通称Oslo S)は空港鉄道Flytogetの発着駅で、空港から市内に入る最初のポイント。さらに大使館「安全の手引き」では、中央駅外のベンチに座ってスマホを操作中にカバンを盗まれた邦人事例が報告されています。
到着便が夜になるなら、宿は中央駅から徒歩圏内でもGrünerløkka方面ではなく王宮側(カールヨハン通り西寄り)を選ぶ、駅から宿までは徒歩でなくタクシーや配車アプリを使う、というだけで遭遇率は下がります。
カールヨハン通り --- 観光のメインストリートが盗難多発エリア
カールヨハン通りは中央駅から王宮までを貫くオスロ最大の目抜き通り。ところが外務省の邦人被害事例にしっかり載っています。
オスロ市の主要観光地であるカールヨハン通りを歩いていたところ、知らない間にリュックサックのファスナーを開けられ、貴重品を盗まれた。
歩いているだけで気づかないうちに開けられる手口。リュックを背中に背負ったままだと完全に無防備。観光地で写真を撮るときも要注意です。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省 安全対策基礎データ(ノルウェー)日本人被害例(3))
オスロのスリ・置き引きの全パターンと対策はオスロのスリ・置き引き対策で詳しく整理しています。
Travel Alert 02
海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?
ホテル朝食ビュッフェ --- 「ティーバッグ拾い」の置き引き
オスロで特徴的なのがホテルの朝食会場での置き引き。外務省の被害事例6件のうち2件がホテル絡みで、大使館「安全の手引き」も置引き①〜④まで4パターン挙げています。
ホテルでの朝食時、テーブルの横で数個のティーバッグを落とした人がいたので拾うのを手伝っている間に、椅子に置いていたハンドバッグがなくなっていた。
ホテルでのチェック・アウト時に家族に手荷物の見張りを頼んで席を外した間に、スーツケースの上においていた手荷物を盗まれた。
「同席者に見張りを頼んだ」「家族に頼んだ」でも盗まれているのがポイント。席を立つときは貴重品をポケットに入れて立つ、これだけが確実な防御です。「ケチャップをかけたりして気をそらした隙に荷物を持ち去る手口」も大使館手引きに記載。
日本語で「柔道」「空手」の声かけスリ
オスロ固有の手口がこれ。
日本人を見かけると片言の日本語で「柔道」「空手」等と言いながら近付き技をかける真似をして気をそらせている隙にポケットから財布を抜き取って逃げる
陽気に話しかけてくるけど中身は財布抜き。「ニホンジン?ジュウドー!」と来たら、その瞬間に財布の位置に手を当てて、無視して離れる。立ち止まって会話に応じた時点で負けます。
偽警官の偽札チェック --- 麻薬売りとセットで来る
「警察官です。偽札チェックをします」と財布を見せろと言われたら100%偽物。
警察官を名乗る者から偽札チェックをすると言われ財布を検査されたが、後に確認すると現金やカードが抜き取られていた。事前に犯人グループの一人が執拗に麻薬を売りつけようとするなどして、被害者が警察官の言葉に従い易いような環境を作る手口
大使館手引きの【すり②】。麻薬売りで動揺させてから「警察」が現れる二段構え。本物のノルウェー警察が路上で財布を見せろと言うことはありません。詳しい詐欺手口はオスロの詐欺・ぼったくりで。
Travel Alert 03
無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も
ATMはショッピングセンター内より銀行内 --- スキミング被害事例あり
ショッピングセンター内のATMで現金を引き出した際にカード情報を盗まれ、他国で自分の口座から現金が引き出されていた。
ATMで現金を引き出す際に背後から暗証番号を盗み見され、ATMから離れた後カードをひったくられた。
大使館手引きが警告している2パターン。屋外ATMやショッピングセンター内ATMはスキミング装置が仕込まれているリスクがあります。現金が必要なら銀行店舗内のATMを使う、暗証番号は手で隠して入力する、ATMから離れる前にカードがちゃんと戻ったか確認する――が鉄則です。ノルウェーは基本キャッシュレス国家なので、現金を頻繁に下ろす必要自体がそんなにない、というのもポイント。
電動キックスクーター事故 --- 観光客の歩行者リスクが上昇中
オスロ市内でここ数年急増している交通リスクがこれ。
ここ数年、特にオスロ市内において、多くの人が電動キックスクーターを利用しています。電動キックスクーターは、運転免許証を取得していなくても利用することができ、また速度も時速20キロメートルほど出ます。そのため、自動車や歩行者との事故が増えています
歩道を歩いていて後ろから時速20kmで突っ込まれるパターンがあるので、スマホを見ながら歩かない・横切る前に左右確認を観光中も意識しよう。
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
冬季の歩行者リスク --- 凍結路面と建物からの落雪
ノルウェーの冬は単純に寒いだけでなく、街中の歩行が危険になります。
冬季は日照時間が短いことから、横断歩道の道路表示や歩行者が見づらくなる時間帯が長くなります。(中略)大雪の後等は、建物の屋根から雪や氷が落ちてくることもあるので、頭上にも注意
大使館手引きが指摘するこのリスク。実際、冬のオスロではホテル浴室で転倒程度で骨折→海外搬送に発展する事例が同地域(イギリス)で報告されています。冬の旅行なら滑り止め付きの靴底は必須、屋根からの落雪エリアは歩道の建物寄りを避けて歩く。
救急病院 --- Legevaktと116117
オスロでの急病・怪我にはOslo Legevakt(オスロ救急病院)が窓口です。
| 用途 | 連絡先 |
|---|---|
| 救急車 | 113 |
| 救急受診の電話相談(全国共通) | 116117 |
| Oslo Legevakt(公立救急) | Trondheimsveien 233 |
| Volvat Medisinske Senter(私立救急、オスロ) | 22 95 75 00 |
旅行者は居住登録なしで救急病院または私立病院を受診できます。詳しい医療制度(Fastlege)と費用感はオスロの医療・健康トラブルで。
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
緊急連絡先
| 連絡先 | 電話番号 |
|---|---|
| 警察 | 112 |
| 消防 | 110 |
| 救急 | 113 |
| 警察(24時間問い合わせ) | 02800 |
| オスロ中央警察署(Sentrum Politistasjon) | 22 66 90 50 |
| 在ノルウェー日本国大使館(領事班) | +47 2201 2900(月-金 9:00-16:00、閉館時は緊急電話に転送) |
ノルウェー語の緊急フレーズ:助けて=Hjelp、警察=Politi、救急車=Ambulanse。
この都市のトラブル別ガイド
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