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オスロの詐欺 偽警官偽札チェックとSMS詐欺【2026】

オスロの詐欺・ぼったくりの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

オスロは「ぼったくりタクシー」のような派手な観光客詐欺は少ない街。一方で大使館「安全の手引き」(令和7年10月版)が繰り返し警告している詐欺手口が3つあります。偽警官の偽札チェック・SMSフィッシング・住宅デポジット詐欺。さらに在留邦人向けには「遺産相続を名乗る国際詐欺」の注意喚起PDFも出ています。短期旅行で気をつけるのは前者2つ。中身を順番に見ていきましょう。

Travel Alert 01

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偽警官の偽札チェック --- 麻薬売りとセットで来るチーム犯行

オスロで最も警戒すべき路上詐欺がこれ。

【すり②】警察官を名乗る者から偽札チェックをすると言われ財布を検査されたが、後に確認すると現金やカードが抜き取られていた。事前に犯人グループの一人が執拗に麻薬を売りつけようとするなどして、被害者が警察官の言葉に従い易いような環境を作る手口

大使館「安全の手引き」に書かれている手口の構造がポイント。単独犯ではなくチーム犯行です。

  1. 麻薬売り役が執拗に話しかけてくる(観光客は動揺する)
  2. 偽警官役が現れて「麻薬絡みの捜査だ。偽札チェックをする」と財布の提示を要求
  3. 動揺している観光客が「警察に協力しなければ」と財布を渡す
  4. 「検査」のふりをして現金・カードが抜かれる

ここでの大原則は「本物のノルウェー警察は路上で旅行者の財布の中身を調べることはない」。「警察です」と名乗る人物が来ても、まずこちらから身分証の提示を求める、応じなければ112に電話する、近くの店やホテルに逃げ込む。麻薬売りに話しかけられた時点でその場を離れるのが最善で、偽警官と接触する前に距離を取りましょう。

TESTIMONY · 旅行者A
執拗に麻薬を売りつけようとする男に絡まれていたら、警察官を名乗る人が現れて「麻薬捜査だから財布を見せろ」と言われた。素直に渡したら、後で確認したら現金とカードが抜かれていた。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ノルウェー日本国大使館「安全の手引き」令和7年10月版【すり②】の手口に基づく構成

SMSフィッシング --- 「BankIDをアップデートしてください」は全部詐欺

短期旅行者でも遭遇する可能性があるのがこちら。

【フィッシング詐欺】(ノルウェーでよく見られる被害例です。)ノルウェーの大手銀行を称する電話番号から、メッセージ内のリンクにアクセスして氏名、生年月日、口座番号及びBankID等の個人情報をアップデートするようSMSが届いた。(中略)銀行の他、税務署や警察を装った電話やSMSが犯行に使用される場合もあります。BankIDやパスワードは誰が尋ねても絶対に教えないでください。

ノルウェーではBankIDという国民IDのデジタル認証システムが銀行・税務署・公共サービスへのログインに使われています。これを盗まれると口座が空になります。

旅行者でも、ホテルでWi-Fiにつないだら「ノルウェー銀行を装った認証要求のSMS」が来るパターンがあるので注意。SMSのリンクは絶対に開かない、本物の銀行アプリは銀行公式アプリストアから直接ダウンロード、認証情報を聞いてくる相手は誰であっても拒否、これが鉄則です。日本のクレジットカード会社を装ったフィッシングSMSも同様の手口で来ます。

Travel Alert 02

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住宅・短期賃貸詐欺 --- 「物件確認前にデポジット」は100%詐欺

長期滞在予定者向けの警告ですが、Airbnb・短期賃貸を予約する旅行者も知っておくべきです。

【インターネット詐欺(住宅詐欺)】ノルウェー国内の住居(アパート等)を探すため、インターネットで検索したところ、格安物件が掲載されていた。物件を確認する前に指定された口座にデポジットとして相当額を振り込む様に指示があったが、アパート情報は偽物であった。(中略)ノルウェーでは物件を実際に確認する前や契約交渉前にデポジット等を支払うような不動産取引は存在しません。

大使館がはっきり書いている通り、「事前デポジット振込」を要求してきた時点で詐欺確定。Airbnbのような大手プラットフォーム経由ならエスクロー(プラットフォームが代金を一時預かりする仕組み)で守られるけれど、プラットフォーム外で直接送金してくれと言われたら危険信号。物件オーナーから「手数料を別途振り込んで」と外部口座を案内されたら全部詐欺と思って構いません。

遺産相続を名乗る国際詐欺 --- 大使館がPDF注意喚起

在留邦人向けですが、典型的な国際詐欺の手口として知っておく価値があります。

在留邦人の方から当館に対し、「遺産管理人を名乗るものから、死亡した日本人の相続人となるので、手続きのため連絡先を教えてください。」といった内容の手紙が届いた(中略)遺産の現金化のための手付金や海外送金のための手数料等を騙し取ることを目的とした国際的詐欺事件

類似の詐欺事件としては、宝くじ当選、高額取引や大型プロジェクト等の勧誘、入札等の手口があります。

「あなたが相続人です」「宝くじが当たりました」「投資のチャンスがあります」――どれも入口は丁寧で、最終的には「手続き手数料」「送金手数料」「弁護士費用」を要求してきます。事前に手数料を要求してくる海外からの「お得な話」は全部詐欺と覚えておきましょう。

Travel Alert 03

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ATMスキミング --- 屋外ATMはスキミング装置のリスク

「詐欺」というより犯罪手口ですが、お金を盗まれる構造としては同じ。

【スキミング】ショッピングセンター内のATMで現金を引き出した際にカード情報を盗まれ、他国で自分の口座から現金が引き出されていた。

【複合窃盗】ATMで現金を引き出す際に背後から暗証番号を盗み見され、ATMから離れた後カードをひったくられた。

大使館手引きの典型例。屋外ATMやショッピングセンター内ATMはスキミング装置が仕込まれているリスクがあります。現金が必要なら銀行店舗内のATMを使うのが安全。ノルウェーは基本キャッシュレスなのでそもそもATMを頻繁に使う必要がない、というのも対策の一つです。

詐欺手口早見表

手口場所対策
偽警官の偽札チェックオスロ市内路上路上の警察名乗りは100%偽物。身分証を求める・112に電話
BankID/銀行SMSフィッシングスマホ・メールSMSのリンクは絶対に開かない。BankIDは誰にも教えない
短期賃貸の事前デポジット詐欺ネット予約プラットフォーム外の直接送金要求は詐欺確定
遺産・宝くじ・投資の国際詐欺手紙・メール事前手数料を要求してくる海外案件は全部詐欺
ATMスキミング・暗証番号盗み見屋外・SC内ATM銀行店舗内ATMを利用、暗証番号は手で隠す

Travel Alert 04

知らずに大損している海外ATMの罠
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やられたらどうする

詐欺被害は早ければ早いほど被害が軽くなります。

  1. クレジットカード会社・銀行に即連絡してカード停止。海外緊急連絡先はスマホのメモに控えておく
  2. オスロ警察に被害届を提出。Sentrum Politistasjon(中央警察署、TEL 22 66 90 50)。被害届受理証明書は保険請求と日本での被害証明に必要
  3. 大使館領事班に連絡:+47 2201 2900(月-金 9:00-16:00)。手口の共有や対処相談ができる
  4. BankID等の認証情報を漏らした場合:すぐに発行元(銀行アプリ等)から認証情報をリセット。同じパスワードを他サービスで使い回している場合は全部変更
  5. 海外旅行保険に詐欺・盗難補償が含まれているか確認。多くは「クレジットカードを盗まれた/盗まれて不正利用された」ケースを補償対象にしているので、日本帰国後の請求準備として警察の被害届受理証明書を確保

出発前にやっておくこと

  • 路上で「警察」を名乗られたら身分証を求めるを頭に入れておく。本物の警察は路上で財布を見せろと言わない
  • ノルウェーの銀行・税務署からのSMSは絶対に開かない。認証は必ず公式アプリから
  • 短期賃貸はAirbnb等のプラットフォーム経由を選ぶ。直接送金は避ける
  • ATMは銀行店舗内、屋外・SC内は避ける。暗証番号は手で隠して入力
  • 海外旅行保険に加入:詐欺・盗難・医療費の総合補償。詳しくはヨーロッパの海外旅行保険

Travel Alert 05

空港であなたを待ちうける5つの罠
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緊急連絡先

連絡先電話番号
警察112
オスロ中央警察署(Sentrum Politistasjon)22 66 90 50
在ノルウェー日本国大使館(領事班)+47 2201 2900

よくある質問

オスロで一番気をつけるべき詐欺は?

大使館「安全の手引き」では「偽警官の偽札チェック」が【すり②】として挙げられています。麻薬を売りつけようとする男で動揺させてから、警察官を名乗る別人物が現れて「偽札チェック」を口実に財布を抜き取るチーム犯行です。本物の警察は路上で財布の中身を調べません。

BankIDのSMSが届いたらどうすればいい?

全部詐欺です。大使館手引きに「ノルウェーの大手銀行、税務署、警察を装った電話やSMSが犯行に使用される。BankIDやパスワードは誰が尋ねても絶対に教えない」と明記されています。SMSのリンクは絶対に開かない、本物の銀行アプリから直接確認するのが鉄則です。

住宅・短期賃貸の詐欺もある?

大使館「安全の手引き」に住宅詐欺の事例が記載されています。「物件を確認する前にデポジットを振り込む」よう求められたら100%詐欺。「ノルウェーでは物件を実際に確認する前や契約交渉前にデポジット等を支払うような不動産取引は存在しません」と明記されています。

遺産相続の手紙が届いた、本物?

大使館がPDFで注意喚起を出している国際詐欺の典型です。「遺産管理人を名乗るものから死亡した日本人の相続人となるので連絡先を教えてください」という手紙は、遺産現金化の手付金や海外送金手数料を騙し取る詐欺です。類似の手口に宝くじ当選・高額取引・大型プロジェクト勧誘があります。

タクシーのぼったくりはある?

大使館「安全の手引き」にはタクシーぼったくりの名指し被害事例はありません。オスロは公式タクシーが普及していて配車アプリも使えます。空港鉄道Flytogetも整備されているので、空港〜市内移動はタクシーよりFlytogetが基本的に安全です。

出典

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