Kaigai Risk
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ハバナの医療 デング熱流行と医薬品不足で持参必須【2026】

ハバナの医療・感染症の手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

ハバナの医療リスクは、感染症と「医療体制の弱さ」の二段階で考えてください。経済危機で医薬品が深刻に不足しており、常用薬は2倍量持参が現実解。さらに入国時に医療保険加入が義務化されていて、空港で証券提示を求められる国です。順に整理します。

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デング熱・ジカ・チクングニア --- 継続して流行中

外務省は2025-2026年にかけて連続して注意喚起を出しています。

  • 2026年02月03日 デング熱に関する注意喚起(内容の更新)
  • 2025年11月21日 ジカウイルス感染症に関する注意喚起
  • 2025年11月21日 チクングニア熱に関する注意喚起

在キューバ大使館の安全の手引きより:

[デング熱]爆発的な流行はありませんが、雨期に流行していると考えられています。特効薬はありませんので、蚊に刺されないよう予防することが大切です

[ジカ熱]キューバでは2017年5月に1,847例のジカウイルス感染症の患者がいると発表されました。それから具体的な患者数の発表はありませんが、持続的に流行していると考えられています

3種ともに特効薬なし、蚊予防が唯一の防御。日中・夕方の屋外活動では長袖・長ズボン、肌の露出には30%以上のディート(DEET)配合の虫除けを必ず使ってください。Jején虫(ブヨの一種)も海岸近くで多く、強い皮膚反応と痒みが数週間続くと手引きが警告。

急性下痢症・腸チフス・コレラ --- 水と生もの

水道水は飲用不適です。

水道水の汚染や食品衛生、温度管理に原因があり、急性下痢症の原因となるジアルジア症は、頻度の高い疾患です。赤痢、腸チフス、コレラによる感染もみられます。生水や生ものは避け、十分加熱された物を摂るように日々心掛け、手洗いの習慣も必要です

ハバナでは市販のミネラルウォーター一択。氷も水道水で作られている可能性があるので、カクテルや清涼飲料水の氷も注意。屋台料理、生野菜サラダ、ローストビーフなど中まで火が通っていない肉も避けてください。

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シガテラ毒 --- 加熱しても毒素は消えない

ハバナ・カリブ海域固有のリスクとして:

プランクトンが産生する毒素に汚染された魚介類を摂取することで発生する食中毒で、加熱調理しても毒素は分解されません。最大の特徴は神経系の障害で、吐き気、めまい、頭痛、筋肉痛、麻痺、感覚異常、消化器系障害、循環器障害があるようですが、効果的治療法が確立されておらず、後遺症からの回復には半年から数年程度を要する

特に大型魚であるオニカマス・フエダイ・ドクウツボ等の危険性が高いと明記。観光地のシーフードレストランで「今日のおすすめ大型魚」と勧められても、種類を確認して上記が含まれていれば避ける判断を。後遺症が半年〜数年続くリスクは旅行の楽しみと釣り合いません。

狂犬病 --- 野良犬が観光地でも

最近では2020年に3例報告されています。空腹の野良犬が市内や観光地をうろつき、人を襲う事件も発生しています。飼い犬でも噛みつくことがありますので、むやみに近づいたり、餌を与えるなどの無謀な行為は厳禁です

経済危機で野良犬が増えている、という現地報告もあります。噛まれたら即座にCira Garciaなどの病院でワクチン接種。発症すれば致死率はほぼ100%なので、24時間以内に医療機関へ行ってください。

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熱中症と紫外線 --- カリブ海の強い日差し

1年中強い紫外線を浴びるため、日焼けによる皮膚障害や脱水症に罹りやすく、サングラスによる目の保護や日焼け止めクリームの使用、こまめな水分補給が必要です

ハバナの夏(5月〜10月)は気温30度超・湿度80%超が日常。SPF50+の日焼け止め、帽子、サングラス、ペットボトルを必ず携行。Casa Particular(民泊)はクーラーがない、または効きが悪いことも多いので、宿選びの段階でエアコンの状態を確認してください。

医療体制の致命的な問題 --- 医薬品不足

ハバナで病院に行く場合の現実的な制約。

外国人旅行者が受診できる病院はありますが、医療機器・医療物資・医薬品が不足していますので、風邪薬、胃腸薬、下痢止め、目薬、軟膏、かゆみ止め、抗生物質などの常備薬は持参するようにしましょう

外国人主要受診先はハバナ国際クリニック(Cira Garcia)。公的医療は外国人は有料で、英語対応もある程度可能。ただし専門医療や重症患者の高度治療には限界があり、メキシコ・米国への医療搬送が必要になるケースが報告されています。

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持参すべき薬リスト

短期旅行でも最低限持って行きたい薬。

  • 下痢止め・整腸剤(食中毒対応)
  • 解熱鎮痛剤(デング熱・チクングニア発症時の対症)
  • 虫除け(DEET 30%+)+ 虫刺されかゆみ止め
  • 抗生物質(医師処方、海外旅行用に出してもらう)
  • 絆創膏・消毒液・体温計
  • 常用薬は通常の2倍量(経済危機で現地調達不可前提)

入国時の保険義務 --- 証券提示を求められることあり

外務省データから:

2010年5月から、旅行者は入国に当たって、旅行期間全てをカバーし、また、キューバ国内も保険適用対象となる医療保険に加入していることが義務付けられています。なお、航空会社チェックインカウンターや入国審査において、当該医療保険の保険証券の提示を求められることがあります

これがキューバ独特のルール。他の国では珍しい「入国時に保険証券提示」を求められる可能性があります。クレカ付帯で済ませる場合は、保険会社から付帯保険証明書を発行してもらって持参してください。「キューバ国内も補償対象か」を必ず事前確認すること。

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医療搬送費用 --- 中南米の参考額

キューバ単独の保険会社支払事例は見つかっていませんが、中南米の参考事例として:

  • ペルー脳梗塞→医療搬送 1,144万円(SBI損保)
  • 中南米地域からの医療搬送は最低でも数百万円規模

ハバナで重症になった場合、メキシコシティかマイアミへの医療搬送が現実解。チャーター医療機ならさらに費用が跳ね上がります。保険なしでカバーできる金額ではありません

詳しい比較は中南米の海外旅行保険で。

ハバナのスリ・ひったくり両替詐欺・ぼったくり首絞め強盗・侵入強盗も合わせて。

よくある質問

キューバ入国に医療保険は必須?

必須です。2010年5月から、旅行期間全てとキューバ国内も保険適用対象となる医療保険への加入が義務化。航空会社チェックインカウンターや入国審査で保険証券の提示を求められることがあります。クレカ付帯保険でカバーする場合、キューバ補償対象か事前に保険会社へ確認してください。

ハバナで病院に行くなら?

外国人主要受診先はハバナ国際クリニック(Cira Garcia)。公的医療は外国人有料で、医療機器・物資・医薬品の不足が深刻です。風邪薬、胃腸薬、下痢止め、抗生物質など常備薬は持参が前提。重症や専門治療はメキシコ・米国への医療搬送が現実的です。

大型魚は本当に危険?

シガテラ毒のリスクがあります。プランクトンが産生する毒素に汚染された魚介類で、加熱調理しても毒素は分解されません。神経系障害(麻痺、感覚異常)が出て後遺症からの回復に半年〜数年かかると安全の手引きが警告。オニカマス・フエダイ・ドクウツボなど大型肉食魚は避けてください。

出典

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