ハバナの詐欺・ぼったくりは、お金まわりに集中しています。通貨制度が2021年に変わり経済危機が続く現在、外国人観光客の現金が目当ての手口がいくつもの形で動いている。一つずつ整理します。
Travel Alert 01
海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです
闇両替屋 --- 利用者も法律違反、被害届受理されない
ハバナで一番よく聞く誘惑が「カンビオ、カンビオ(換金)」と声をかけてくる路上両替。実勢レートが正規より良いことがあるため魅力的に見えますが、外務省は明確に書いています。
両替は、空港や銀行、正規の両替所またはホテル内で行い、必ずその場で金額と紙幣の種類を確認する(正規の許可を得ていない、いわゆる「闇両替屋」を利用した場合、利用した側も法律違反となるため、警察は被害届を受理しません)
つまり、騙されても泣き寝入り。具体的な手口は、
- 紙幣の枚数をすり替えて少なく渡す
- 廃止された旧紙幣を混ぜる
- 「警察来た!」と叫んで紙幣だけ持って逃げる
- 渡された紙幣を確認しようとした瞬間に紙束をすり替える
換金はCADECA(正規両替所)・銀行・ホテル内の3択以外を使わないこと。並ぶのが面倒でも、これを破ると後がない。
Travel Alert 02
海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?
紙幣枚数のごまかし --- 正規両替所でも油断しない
正規両替所だから安全、ではありません。安全の手引きはこう書く。
換金の際、紙幣の枚数をごまかすケースも多発しています。また、商店等での買い物時、不当に高額な金額を請求されることがあるので、会計の際に店員の言い値を安易に信用せず、合計額を自身で確認すること、確実にレシートを受領し、その場で釣り銭の金額を確認することも重要です
両替後はその場で枚数を数え終わるまで席を立たない、レシートを受け取る、釣り銭は店員の前で数える。当たり前のようで現地でやらない人が多い動作です。
タクシー・自転車タクシーのぼったくり
ハバナのタクシーは、国営タクシー(黄色のCubataxi)、私営タクシー(クラシックカー観光用)、ココタクシー(黄色い三輪)、ビシタクシー(自転車タクシー)と種類が多い。
事前に料金を確認せずにタクシーやビシタクシー(自転車タクシー)を利用し、通常より高い料金を請求された。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省 海外安全ホームページ「キューバ 安全対策基礎データ」)
外務省の「日本人の被害例」に直接挙げられている事案。乗車前に料金合意を取る、これだけで防げます。可能ならホテルのフロントから呼んでもらう、Uber的な配車アプリは現地ではほとんど機能しないため、ホテル経由のメーター/事前合意が現実解です。
Travel Alert 03
無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も
親しげな道案内 --- 飲食店連行+ホテル押しかけ
ハバナの定番の手口。
親しげに道案内等を装って近づいてきた人物に、後から食事を奢らされ、またはグルと思われる飲食店に連れて行かれ、通常より高い料金を請求された上、それだけの現金を所持していなかったことから複数人の男性にホテルまで押しかけられた。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省 海外安全ホームページ「キューバ 安全対策基礎データ」)
これは1人で動く男性旅行者が遭いやすいパターン。「美味しい店知ってるよ」「サルサバー教えるよ」で連れて行かれた先がグル飲食店で、出てきた料金が法外。断ると複数人がホテルまで押しかけて支払いを強要します。
防御は、知らない人について行かない、紹介された店ではなくガイドブック・公式アプリで自分が選んだ店に行く、これだけ。陽気に話しかけてくる人すべてが詐欺ではないけれど、飲食店・タクシー・両替所への誘導を伴う場合は10割疑うでちょうど良い距離感です。
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
レストラン --- 料金確認なしの注文は危険
レストランで料金を確認せずに注文し、通常より高い料金を請求された
メニュー記載なし、その場で口頭で「シーフードあるよ」と勧められて注文すると、会計で観光客価格を請求される。メニューに価格が書かれていない料理は注文しない、価格をその場で確認しメモする。これは中南米全般で有効な動作です。
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
ぼったくり対策のチェックリスト
ハバナで支払いの場面に立つ前にチェックする項目。
- 闇両替屋は使わない(被害届受理なし)
- 換金後はその場で枚数・紙幣種類確認
- タクシー乗車前に行き先と料金合意
- 知らない人の道案内・店紹介に乗らない
- レストランはメニューと価格を確認してから注文
- 会計時はレシート受領+釣り銭をその場で確認
- 米ドル/ユーロを小額紙幣で分散して持つ
ハバナのスリ・ひったくり、首絞め・侵入強盗、病気・医療トラブルも合わせて。
よくある質問
闇両替屋を使うと何がまずい?
利用者側も法律違反です。さらに、闇両替屋に騙されて被害届を出しても、警察は受理しません。外務省と大使館の両方が明記しているリスクで、実勢レートが良いという誘惑があってもCADECA(正規両替所)か銀行・ホテル内3択で固定するのが正解です。
タクシーのぼったくり対策は?
乗車前に行き先と料金を必ず確認、可能ならホテルのフロントで呼んでもらう、メーター付きでも事前合意を取る、これが基本。事例では「事前に料金を確認せずに利用し、通常より高い料金を請求された」が外務省データに具体的に列挙されています。
親しげに道案内する人物は信じていい?
信じない方が安全です。事例では「親しげに道案内等を装って近づいてきた人物に、後から食事を奢らされ、またはグルと思われる飲食店に連れて行かれ、通常より高い料金を請求された上、それだけの現金を所持していなかったことから複数人の男性にホテルまで押しかけられた」というケースが外務省に記録されています。