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ハバナのスリ 満員バス財布抜きとベランダ侵入窃盗【2026】

ハバナのスリ・置き引きの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

ハバナのスリ・ひったくり・置き引きは、観光客密度が高い旧市街・セントロ・ベダードで日常的に発生しています。2025年12月にハバナ中心部にレベル1が新規発出された背景には、強盗だけでなくこの手口別窃盗の急増もあります。手口を一つずつ見ていきます。

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満員バス内のスリ --- 乗車の一瞬を狙う

ハバナの公共バス(P路線など)は朝夕の通勤時間帯はギュウギュウ。

TESTIMONY · 旅行者A

満員の乗り合いバスに乗車中、財布を抜き取られた。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省 海外安全ホームページ「キューバ 安全対策基礎データ」

在キューバ大使館の安全の手引きはさらに具体的にこう書く。

ここ数年、満員バスの車内におけるスリの被害が多発しています。また、街角で見知らぬキューバ人と話をしている最中、背負っているリュックの後ろポケットから物品を盗まれた事例もあります

満員バスに乗り込む際一瞬の隙をついて盗まれた事例も大使館手引きに明記されています。乗降の一瞬が一番危ない、と覚えてください。

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街角の話しかけスリ --- リュック後ろポケットを抜く

ハバナの観光地で日本人によく起きるパターン。

TESTIMONY · 旅行者B

公園で見知らぬキューバ人に話しかけられ、相手をしている最中に、背負っていたリュックの後ろポケットからスマートフォンをすられた。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省 海外安全ホームページ「キューバ 安全対策基礎データ」

「葉巻安く買えるよ」「両替良いレートあるよ」「日本好きなんだ」。話しかけ方はバリエーション豊富ですが、共通点は会話で注意を引きつけて、共犯者または相手自身が背中側からスマホを抜くこと。リュックの後ろポケットは「ここにスマホ入れてください」と看板を出しているのと同じです。

海岸・レストランの置き引き --- 足下も油断しない

ハバナ近郊の海水浴場(プラヤ・デル・エステ)、観光地、土産物店、レストランで置き引きが多発。

カメラや手提げバッグ等の置き引きは海水浴場のほか、外国人が多く訪れるレストラン、ホテル、観光地、土産物店、クラブ、移動中のバス、相乗りしたタクシー等至る所で発生しています

特にレストランで気をつけたいのは:

レストランなどにおいて自分の足下や椅子の背もたれに掛けてあったものを盗まれたという事例もあります。自分の持ち物は、常時身につけておくことが必要です。携帯電話をテーブルの上に放置する行為もやめましょう

テーブルにスマホを置く行為は完全にNG。日本の感覚で「ちょっと水飲むだけ」が現地では数秒で持ち去られる距離感だと思ってください。

Travel Alert 03

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民泊・住居侵入 --- 合鍵・鍵破壊・無施錠ベランダ

ハバナで日本人が遭った住居侵入の手口は3パターン。

1. 鍵破壊での空き巣:

2024年1月には、在留邦人女性宅において鍵を破壊しての空き巣被害が発生しています

2. 合鍵による侵入:

2024年12月、国営アパートの一室であった在留邦人女性宅において合鍵を使用したと思われる空き巣被害が発生しています

3. 無施錠ベランダから侵入:

TESTIMONY · 旅行者A

日本人女性旅行者が民宿に宿泊していたところ、無施錠のベランダドアから室内に侵入され財布、旅券を盗まれた。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省 海外安全ホームページ「キューバ 安全対策基礎データ」

民泊(カサ・パルティクラル)滞在時は、入室直後にベランダ・窓・玄関の鍵をチェック、長期滞在なら鍵交換依頼。寝る前に全錠確認を儀式にしてください。

車上狙い --- 1時間離れた隙に窓ガラス破壊

レンタカーや観光ツアーで車を使う場合の注意。

人通りの多い大通りにおいても、1時間ほど車を離れたすきに、窓ガラスを割られて、車内に置いていた鞄を盗まれた例があります

声をかけて運転手の注意を逸らし、その間に共犯者が車内の物を盗む手口も。車内に荷物を見える形で残さない、警備員のいるホテル駐車場を選ぶ、これが基本です。

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短期旅行者の「初対面で信用」 --- かっぱらい

短期旅行者の方が、初対面の相手を何の疑いも持たずに信じ込み、目を離したすきに所持品(カメラ、携帯電話等)を持ち逃げされる事件が発生しています

ハバナで観光客に親しげに声をかけてくるキューバ人は多い。陽気な国民性なのは事実ですが、所持品を一瞬でも預ける、目を離すのは禁物。「写真撮ってあげるよ、カメラ貸して」が最後に見るカメラの姿、というのは観光地全般で起きるパターンです。

Travel Alert 05

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ハバナでの持ち歩き --- 4ステップ

最後にスリ・置き引き対策の基本動作。

  1. リュック→前持ち、後ろポケットには絶対に何も入れない
  2. スマホはテーブル・カウンターに置かない、ジッパー付き内ポケットに
  3. 現金は分散、首掛け式ウォレット+財布+ホテル金庫の3カ所に分けて保管
  4. 路上で話しかけられたら相手をしない、立ち止まらず歩き続ける

セントロ・ハバナ周辺の首絞め・侵入強盗両替詐欺・ぼったくりも合わせて読んでおいてください。

よくある質問

ハバナで一番盗まれやすい持ち物は?

スマホです。街角で話しかけられている隙に背中のリュック後ろポケットから抜かれる事例、レストランのテーブル上に置いた携帯を持ち去られる事例、満員バス内のスリ、いずれも外務省と大使館手引きに具体例が複数。テーブルに置かない・後ろポケットに入れない・話しかけられたら距離を取る、の3点が基本です。

満員バスは絶対避けるべき?

安全の手引きは「できるだけ個人タクシー利用」を推奨しています。やむを得ずバスに乗るならリュックは前持ち、ジッパー付きの内ポケットに財布、スマホは取り出さない。乗車・降車の混雑が一番危ない瞬間です。

民泊(カサ・パルティクラル)の盗難リスクは?

鍵を破壊しての空き巣、合鍵を使った侵入、無施錠ベランダドアからの侵入で旅券・財布を盗まれた事例が大使館手引きと外務省データの両方に。許可制民泊(青マーク)を選ぶ、入室時に鍵交換を依頼する、寝る前にベランダ・窓の施錠を必ず確認、これが鉄則です。

出典

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