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メキシコシティの治安 ケチャップ詐欺と首絞め強盗【2026】

メキシコシティの治安や危険エリア、犯罪傾向を、外務省と在外公館の情報からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.23 KAIGAI-RISK

メキシコシティ(Ciudad de México / CDMX)はメキシコの首都で、人口約2,200万人の大都市圏標高約2,240mの高所2025年の邦人被害は12件で全国2位(C1-embassy-damage-2025-overview)。テオティワカン遺跡・ソカロ・国立人類学博物館・コヨアカン・ソチミルコと観光資源が密集する一方で、ケチャップ詐欺・地下鉄スリ・流しタクシー強盗・空港周辺の警察賄賂要求と、被害事案も毎年大使館の被害届に並びます。外務省の危険レベルはレベル1(十分注意)。

このページではメキシコシティ市内の動き方、被害が出ているホットスポット、空港送迎を含めた交通の注意点を整理しました。

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メキシコシティの治安の全体感

A2-safety(外務省 安全対策基礎データ)から。

各地で殺人、強盗、窃盗、誘拐及び強姦等各犯罪が多発しており、強盗や窃盗は日本人も度々被害に遭っています。

そして大使館「安全の手引き」(2026年1月改訂)の特徴的手口として2025年に追加された記述。

特徴的な手口は、人が多い大通りにおいて、見知らぬ人物から「服にケチャップがついている」等と声を掛けられて、気を取られているうちに貴重品を盗られるいわゆるケチャップ詐欺の発生が未遂ではあるが見られた。

メキシコシティは「比較的安全と言われている地域」での犯罪が増えているのが2025年の傾向。観光地のメインストリートでも油断できない構造です。国全体の構造はメキシコの治安(国ページ)に。

被害が出ている具体的な場所

2025年の邦人被害事案から、メキシコシティ市内で発生した代表例を3つ。

地下鉄 Bellas Artes 駅(クアウテモック区)

2025年7月31日、メキシコ市クアウテモック区 Bellas Artes駅において、ドアが開いたと同時に持っていたトートバッグ(パソコン等在中)を何者かにひったくられた。

Bellas Artes駅は国立芸術宮殿(Palacio de Bellas Artes)の最寄駅で、観光客が必ず降りる駅。ドアが開いた瞬間にひったくる手口は地下鉄全線で報告されており、ノートPC・カメラ・スマホは手で持たない・体の前に固定が基本。

ベニート・フアレス国際空港近郊

2025年7月5日、メキシコ市ベニート・フアレス国際空港近郊を車で走行中、警察官2名に呼び止められ「バス通行レーンを走行した」等の嫌疑をかけられ罰金の支払いを求められたが、「大使館に電話します」と伝えたところ警察官は立ち去った。

空港送迎の車内・空港周辺の道路で警察官による賄賂要求事案。対応は「大使館に連絡する」と毅然と伝えるのが大使館推奨です。

テピート地区(Tepito)

日本人旅行者2人が、洋服などを購入しようと、メキシコ市テピート地区(密輸品や不正コピー商品などを安売りする市場で、治安が非常に悪い地区)を訪れて商品を見ていたところ、メキシコ人と思われる2人組の男に、良い品物があるから買わないかとつきまとわれ、新聞紙に包んだ麻薬を購入したことにより逮捕された。

テピート地区は観光で行かないが外務省の事実上の推奨。安いから・お土産にしたいからで踏み込むと逮捕につながります。

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観光客が遭遇しやすい手口

ケチャップ詐欺(センノートロ・ソカロ周辺)

徒歩で帰宅中、頭上から白い液体がかかり、後ろから来た女性が鳥の糞だといってティッシュペーパーで拭き取るのを手伝ってくれていたところ、すぐに別の男性2名が近寄ってきて拭き取りを手伝ってくれたが、その間にショルダーバッグのファスナーが開けられ財布が抜き取られていた。

汚れに気を取られる→善意の第三者を装って近寄る→共犯がスリ」の3段階。汚れがついても近寄ってくる人にはお礼を言ってその場から離れるのが正解。詳細はメキシコシティのスリ・置き引きに。

首絞め強盗(背後からの不意打ち)

比較的安全と言われている地域を歩行中、背後から衝撃を感じると同時に意識を失い、数分後に気が付くと財布や携帯電話がなくなっていた。

スタンガン・首絞めで意識を失わせる手口。観光地のメインストリートでも夜間・人通りが少ない瞬間は警戒が必要。

コンビニ駐車場の銃強盗

コンビニエンスストアの駐車場に車を止めて降りようとしたところ、男2、3名が近寄ってきてけん銃を突きつけて金銭を要求された

レンタカー利用時はコンビニ・ガソリンスタンド・ATMでの停車時に最も狙われやすい。捨て財布の準備を大使館が推奨しています。

タクシーは「流し禁止」が基本

メキシコシティのタクシーは構造的に問題があります。A2-safety から。

犯罪被害に遭うリスクが高いと言われる流しのタクシー(リブレ)はできる限り利用しない。特に夜間一人での利用、見知らぬ不慣れな場所での利用は避ける。 特に、流しのタクシーを利用した際に、目的地以外の方向に走行した所で停止し、または赤信号停車中に、運転手と共謀した犯人が後部座席に乗りこんで来て金品を奪う等の強盗被害に遭うリスクがあるので、十分警戒する。

「運転手と共謀した犯人が後部座席に乗り込んでくる」手口は外務省資料に明記されているメキシコシティ固有の被害パターン。観光客はホテル手配の予約タクシー、Uber/DiDi(配車アプリ)、空港の正規タクシーカウンターのいずれかに徹するのが基本。詳細はメキシコシティのタクシー・交通トラブルに。

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公共交通機関のリスク早見表

交通機関リスク・対策
地下鉄(Metro)スリ・ドア開瞬間のひったくり多発、ラッシュ時・夜間は避ける、PC/カメラは手持ちしない
メトロブス(BRT)スリ・置引き、所持品は体の前で抱える
市営バス・ペセロ(小型乗合)ペセロは強盗が乗り込みやすい構造、利用しない
流しタクシー(リブレ)共謀犯による強盗、利用しない
Uber/DiDi比較的安全、車両ナンバー・運転手名を必ず確認
ベニート・フアレス国際空港送迎空港正規タクシーカウンター or ホテル手配、警察賄賂要求事案あり

標高2,240mと高所順応

メキシコシティ滞在で見落としがちなのが高所適応のリスク。世界の医療事情(B1-medical)から。

メキシコシティは標高約2,240m、テオティワカンも約2,300m。心臓・呼吸器系に持病がある場合、到着直後の激しい運動・大量飲酒は避けるのが基本。乾燥もひどく、こまめな水分補給が必要です。詳細はメキシコシティの健康・医療トラブルに。

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気をつけるエリアの使い分け(観光客視点)

エリア主なリスク
ソカロ・大聖堂周辺ケチャップ詐欺・スリ
国立芸術宮殿・Bellas Artes駅地下鉄ドア瞬間ひったくり
ソナ・ロサ・ポランコ比較的安全だが夜間の徒歩は注意
コヨアカン・ソチミルコ観光客向けで比較的安全、夜間は避ける
テピート地区麻薬・偽造品市場、観光で行かない
ベニート・フアレス国際空港近郊警察賄賂要求事案
夜間の路上全般首絞め強盗・銃強盗

トラブル別の詳細情報

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緊急時の連絡先

  • 警察・救急統合: 911
  • 誘拐専用通報: 088 / 匿名通報: 089
  • 在メキシコ日本国大使館(メキシコシティ): +52-55-5211-0028
  • 領事部直通: +52-55-5211-0028(閉庁時も警備員転送)
  • 日本国大使館住所: Paseo de la Reforma No. 243, Torre Mapfre Piso9, Alc. Cuauhtémoc, Ciudad de México
  • 主要医療機関: ABC Medical Center(Observatorio)/ Hospital Ángeles / Médica Sur

この都市のトラブル別ガイド

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