Kaigai Risk
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アスンシオンの薬物 禁固25年とPCC潜伏の麻薬中継【2026】

アスンシオンの薬物トラブルの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

パラグアイは南米の内陸国ですが、ボリビア・ブラジル・アルゼンチンと国境を接するため違法薬物の流通経路になっています。大使館の「安全の手引き」は冒頭でこの事実から書き始めるほど、パラグアイの犯罪を語る上で薬物は切り離せないテーマ。旅行者が麻薬に手を出さなくても、薬物中毒者の強盗に巻き込まれるリスクがあるのがパラグアイの現実です。

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禁固25年 --- パラグアイの麻薬は「絶対に関わるな」

外務省の安全対策基礎データはこう書いています。

麻薬の取締りは厳しく実施されており、麻薬所持者は、禁固25年以下の刑が科されます。絶対に関わらないでください。

25年。日本の感覚で言えば殺人に匹敵する量刑です。パラグアイは南米の中でも薬物に対する刑罰が重い国のひとつ。見知らぬ人から荷物を預かったり、安易に「ちょっと試す」ことが人生を終わらせる可能性があります。

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クラック中毒者の強盗が頻発 --- 薬物が治安を壊す構造

パラグアイの路上強盗が多い理由のひとつが、薬物中毒者の存在です。大使館の「安全の手引き」はこう書いています。

「クラックと呼ばれるコカインを加工した安価な薬物の入手が容易で、若者を中心に麻薬中毒が社会問題となっています。特に低所得者層の麻薬中毒者が麻薬購入費用を得るために強盗などの犯罪に及ぶケースが多発しています」。

薬物→中毒→金が必要→強盗、という連鎖。旅行者が携帯電話を路上で出しただけで襲われる背景には、この構造があります。

ブラジル麻薬組織PCC --- アスンシオンとエステ市に潜伏

パラグアイにはブラジル最大級の麻薬密売組織「Primer Comando de la Capital(PCC)」のメンバーが潜伏しています。大使館は「対立する組織同士の殺人事件が確認されているほか、同組織の関係者が強盗などの一般犯罪に関与している事例も多く報じられています」と指摘。

PCCの活動拠点はブラジルとの国境地域(シウダー・デル・エステ周辺)とアスンシオン市。2024年1月にはペドロ・フアン・カバジェロ市で麻薬組織に所属する男性が待ち伏せされて銃撃死亡、翌月にも電力公社員が銃弾11発を受けて重傷を負う事件が起きています。

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ペドロ・フアン・カバジェロ --- 日本人が射殺された街

外務省の邦人被害事例には「アマンバイ県ペドロ・ファン・カバジェロ市内で、オートバイで近づいてきた何者かに射殺された」とあります。この街はブラジルとの国境に面する麻薬組織の拠点地域。観光目的で行く場所ではありません。

大使館は同地域の危険レベルをレベル1としていますが、隣接するカピタン・バド市はレベル2(不要不急の渡航中止)。麻薬がらみの銃撃事件が日常的に起きている地域です。

国内の大麻生産 --- コカインの通過だけではない

パラグアイはコカインの「通過国」であるだけでなく、国内でも大麻が生産されています。大使館は「国内においても、麻薬組織に関連した大麻が地方の山林で生産されていると言われています」と書いています。南米の一部の国では大麻が合法化されていますが、パラグアイでは完全に違法。25年の禁固刑が待っています。

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旅行者が守るべきこと

  • 薬物には絶対に関わらない。禁固25年。一度の過ちで人生が終わる
  • 見知らぬ人から荷物を預からない。運び屋にされる可能性
  • ペドロ・フアン・カバジェロには行かない。麻薬組織の拠点地域で日本人射殺事例あり
  • 路上で携帯電話を出さない。薬物中毒者の強盗ターゲットになる
  • 深夜の繁華街や貧民街には近づかない。薬物取引が行われるエリアは強盗多発

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薬物に巻き込まれた場合

  • 逮捕された場合は在パラグアイ日本国大使館 (021) 604-616 に連絡
  • 領事が面会に来るまでは黙秘権を行使
  • 見知らぬ人に荷物を預けられそうになったら、はっきり断る

よくある質問

パラグアイで麻薬を持っていたらどうなる?

禁固25年以下の刑が科されます。外務省は「絶対に関わらないでください」と明記。南米では量や種類に関係なく所持で逮捕される国が多く、パラグアイは特に重い部類です。

パラグアイの薬物問題が旅行者に関係あるの?

直接的には関係なくても、間接的に巻き込まれます。大使館は「低所得者層の麻薬中毒者が麻薬購入費用を得るために強盗などの犯罪に及ぶケースが多発」と書いています。路上強盗の背景に薬物問題があるので、強盗対策=薬物問題を理解することです。

ペドロ・フアン・カバジェロには行っても大丈夫?

観光目的で行くことは推奨できません。ブラジル国境に面するこの街は麻薬組織の拠点地域で、日本人がオートバイで近づいてきた何者かに射殺された事例があります(外務省 邦人被害事例)。2024年にも麻薬組織構成員の銃撃殺人が起きています。

出典

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