マナーマはバーレーンの首都・最大の都市で、人口の大半が集中する金融ハブ。米第5艦隊司令部の所在地でもあり、F1グランプリ・コーズウェイ越しのサウジ往来・ペルシャ湾の歴史ある真珠市場で知られる街です。
ただし2026年4月時点でバーレーン全土はレベル3(渡航中止勧告)。米第5艦隊司令部周辺・大使館街・大型集合施設のテロ警戒が継続中。最新情勢は外務省 海外安全ホームページを確認してから動いてください。詳しくはバーレーン国記事。
このページは「平時のマナーマで観光・F1観戦・短期駐在する人」が踏み抜きやすいポイントを整理します。
Travel Alert 01
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治安概況
マナーマは中東のなかでは穏やか目の街でした。在バーレーン大使館の安全の手引きはこう書いています。
日本人を直接の対象とした犯罪は多くはありませんが、過去には日本人女性に対する痴漢被害が確認されている他、外国人を狙った殺人、強盗、放火等の凶悪犯罪や、窃盗、暴行、違法薬物の密輸・密売等の犯罪も少なからず発生しています。
「日本人狙いは多くない」と「外国人狙いの凶悪犯罪は普通に発生」が並列で書かれているのがポイント。治安が良いのは比較対象が湾岸諸国のなかで、という話で、日本基準で見ると窃盗・強盗・放火が「少なからず発生」している街です。
人口約160万人のうち約半数が外国人労働者という極端な人口構成で、外国人労働者の急増に伴う治安変化が背景にあります。
夜型社会 — 一日の最後の礼拝後が一番賑わう
バーレーンの生活リズムは日本とまったく違います。安全の手引きはこう説明しています。
バーレーンは、夏の過酷な気象条件等の理由から夜型社会であり、主要幹線道路沿いの大型店舗や繁華街等では、一日の最後の礼拝時間以降は大勢の客で賑わいます。特に週末は大変な混雑となり、一部の地域では若者による暴走運転やけんかトラブルも発生することから、夜間に外出する際は注意が必要です。
夜型社会の動線で踏み抜きやすいのは:
- 週末(木〜金)夜のジュフェア・アドリヤ地区 — 飲食店・バーが集中し、若者の暴走運転とけんかトラブルの温床
- 大型ショッピングモール(バーレーン・シティセンター、シーフ・モール) — 礼拝後〜深夜まで人出ピーク、置き引き・スリリスク
- F1グランプリ期間(3月) — 宿泊費高騰、コース周辺の交通麻痺、夜間の繁華街混雑
夜の外出は配車アプリ(Uber・Careem)で目的地まで直行、徒歩での流し歩きは避けるのが基本です。
Travel Alert 02
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北西部シーア派村落エリア — 非合法デモが時折発生
マナーマ市内中心部・シーフ地区・アドリヤ地区は穏やかですが、北西部のシーア派村落エリアには踏み込まないこと。安全の手引きはこう記録しています。
2011年、いわゆる「アラブの春」に触発された全国的な反政府デモにより、大規模な騒乱が発生し、多くの日本人が緊急帰国する事態となりました。騒乱は、サウジアラビアをはじめとするGCC連合軍の出動等により沈静化しましたが、現在でも、全国各地で非合法のデモが行われているほか、一部の反政府過激グループと治安部隊が衝突する事案が時折発生し、逮捕者が出る事態となっています。
シーア派村落エリアの目印:
- 街路の壁にシーア派指導者のポスター・革命的なグラフィティが多い
- 焼かれたタイヤの跡・燃え跡が路上に残っている
- 観光客向けの看板・英語表記が消える
- 地元の人がいない、または視線がきつい
レンタカーでGoogleマップを盲信して走っているとこのエリアに迷い込むことがあります。「あれ?」と思ったら即引き返すのが鉄則。
主要な犯罪パターン
日本人女性への痴漢
過去には日本人女性に対する痴漢被害が確認されている
混雑する繁華街・モール・公共交通で発生。詳しくはマナーマの女性向け防犯。
外国人を狙った窃盗・強盗
外国人居住者の住居(フラット・コンパウンド)を狙った窃盗、深夜帰宅時の強盗事案が報告されています。安全の手引きは住居選びについてこう書いています。
一般に夜間でも明るく、ある程度人通りがあり、見通しのきく場所が安全です。家の構造や近隣との位置関係を検討し、安全対策を立て易い住居を選んでください。24時間警備員が常駐しているフラット、コンパウンドは安全性が高いといえます。
短期出張・F1観戦の場合も、ホテル選びは「24時間警備員常駐の中規模以上のホテル」を基本に。Airbnb・短期賃貸は警備が手薄な物件が多く、外国人と分かると狙われやすいので避けるのが無難です。
SMS・電話・メール詐欺
最近では、インターネットやスマートフォン等を利用して金銭を詐取する詐欺事案が発生していることから、不審な電話やメール、SMSには十分注意し、安易に個人情報を第三者に提供しないことが重要です。
詳しくはマナーマの詐欺・SMS銀行詐欺。
Travel Alert 03
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写真撮影 — 米軍基地・モスク・女性に注意
平時から撮影禁止の対象は明確です。
警察・軍事施設、港湾施設などの重要防護対象になっている施設は一般的に写真撮影が禁止になっております。また、モスクなどの宗教施設や女性にカメラを向けると、トラブルになる可能性があります。
特にレベル3継続中は:
- 米第5艦隊司令部・周辺基地 — 撮影どころか接近自体が問題視される
- 大使館街(ジュフェア地区) — カメラを向けると即職務質問
- キング・ファハド・コーズウェイ — サウジ国境管理区域、撮影禁止
- モスク内・礼拝中の人 — 文化的に侮辱とみなされ、現地の人とトラブル
スマホで風景を撮るときも、画角に軍事施設・警察車両・大使館が入らないか確認するクセをつけてください。
ATM・両替
ATMは銀行併設のものを利用、深夜の単独利用は避けること。両替はマナーマ・スーク(伝統市場)の両替所が手数料安め。空港両替は手数料が高めですが安全性は高い。詳しくは詐欺・SMS銀行詐欺記事。
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
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F1グランプリ期間の特殊リスク
毎年3月のF1バーレーンGP期間中は:
- 宿泊費が3〜5倍に高騰、当日予約は実質不可能
- サウジからのコーズウェイ越しの来訪者でマナーマ市内の交通麻痺
- サキール・サーキット周辺の路上駐車違反・レッカー多発
- 夜の繁華街・バーの混雑と酔客のトラブル増加
- 大使館の警備強化・大規模イベントとしてテロ警戒対象
F1観戦目的で行く場合は宿泊・送迎・チケットを必ず半年前に手配。当日の流動的な対応は通用しません。
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
緊急時の連絡先
| 連絡先 | 電話番号 |
|---|---|
| 警察・消防・救急 | 999(英語オペレータ常駐) |
| 交通警察 | 199 |
| 在バーレーン日本国大使館 | +973-1771-6565 |
| 大使館(夜間・休日) | +973-3945-5427 |
| American Mission Hospital(24時間救急) | +973-1717-7711 |
| Bahrain Specialist Hospital(24時間救急) | +973-1781-2111 |
この都市のトラブル別ガイド
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