マナーマの交通リスクは、ラマダン午後の事故多発・ラウンドアバウト優先ルール・年に数回の降雨冠水・砂嵐の4点セット。GCC湾岸国としては比較的整備された道路網ですが、日本の感覚で運転すると事故率が上がります。
2026年4月時点でバーレーン全土はレベル3(渡航中止勧告)継続中。最新情勢はバーレーン国記事を確認してください。
Travel Alert 01
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ラマダン午後の退社時間帯 — 最も危険
在バーレーン大使館の安全の手引きはこう明記しています。
平日の通学時及び下校時間帯は、激しい交通渋滞が起こります。普段から混雑する時間帯、道路状況を把握しておき、渋滞に遭っても目的地で時間を潰すくらいの余裕を持って出発してください。特にラマダン月の午後の退社時間帯には断食中のドライバーがイライラした状態で運転しているため、交通事故が最も多く発生する危険な時間帯であるといわれています。
ラマダン月(年によって変動、2026年は2月17日〜3月18日頃)の17〜19時は:
- 断食中ドライバーの集中力低下・苛立ちで急ブレーキ・割込みが増加
- イフタール(断食明けの食事)に間に合わせるための無理な運転が頻発
- 幹線道路(シェイク・ハマド・ハイウェイ、シェイク・カリファ・ビン・サルマン・ハイウェイ)の渋滞悪化
この時間帯のレンタカー運転・タクシー乗車は可能な限り避けるのが現実解。会議・観光の予定はラマダン午前中に済ませるか、夜のイフタール後に動かすのが安全です。
ラウンドアバウト — 内側車両が優先
バーレーンの交通の特徴はラウンドアバウト(円形交差点)の多用。日本人が最もつまずくポイントです。
ラウンド・アバウト(Roundabout)の中は内側の車両、既にラウンド・アバウト内にいる車両が優先ですので、ラウンド・アバウトに入る時のタイミングの取り方に注意が必要です。また、ラウンド・アバウト内での車線変更は危険ですので、ラウンド・アバウトに入る前に進入車線を決めておく必要があります。
基本ルール
- ラウンドアバウト内の車両が優先(既に走っている車が偉い)
- 進入前に進入車線を決める(内側=右折/Uターン用、外側=直進/左折用)
- ラウンドアバウト内での車線変更は禁止(衝突原因の典型)
- 出口の手前でウィンカーを出す(出ない車も多いが、自分は出す)
慣れないうちは大型ラウンドアバウト(キング・ファイサル・ハイウェイ周辺)を避け、信号交差点ルートを選ぶのが安全です。
Travel Alert 02
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「かもしれない運転」 — 全車が止まらない前提
安全の手引きはこう書いています。
こちらが安全運転を心掛けていても、他の車が急な進路変更や割り込み、急停車することで発生する事故が後を絶ちません。また、ウィンカーを点灯させずに、車線変更や右左折をする車両が非常に多いです。
したがって、急な進路変更・割込み時の衝突を回避できるよう、十分な車間距離の確保、スピードの厳守等安全運転に努めてください。他の車が、「止まるであろう」「譲ってくれるであろう」ではなく、「止まらないかもしれない」「急に車線変更してくるかもしれない」という意識で運転することが大切です。
具体的には:
- ウィンカーなしの車線変更は日常茶飯事
- 信号黄色〜赤始まりでも突っ込む車多数
- 速度違反・あおり運転も頻発
- 高速道路上での歩行者横断も発生
車間距離を日本の2倍取る、制限速度を厳守する、相手のウィンカーは信用しないが基本姿勢です。
降雨時・砂嵐時の運転 — 冠水と視界不良
バーレーンは年間を通して雨が少ないですが、降ると深刻な被害が出ます。
一年を通して雨が降ることが少ないですが、年に数回の降雨時には、排水設備が十分に整備されていないため、幹線道路等でもすぐに冠水します。また、強風時には道路上に砂が堆積し、滑りやすくなる上、視界が遮られたり、ハンドルが取られたりすることがありますので、いつもより速度を落として安全運転を心がけることが重要です。
降雨時の対応
- 冠水した道路を無理に通行しない(車両水没のリスクあり)
- ドライバーが雨天時の運転に慣れていないため、追突・スリップ事故が増加
- 視界不良でヘッドライト点灯を徹底
- 大雨予報の日は不要不急の外出を控える
砂嵐時の対応
- 視界数mまで落ちる場合あり、運転中なら安全な場所に駐車して待機
- ハンドルが横風で取られる、特に高速道路では危険
- 路面に砂が堆積し、ブレーキ距離が伸びる
- マスク・ゴーグル・目薬を車内に常備
11〜4月の冬季シーズンは天気予報を毎日チェックする習慣を。
Travel Alert 03
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交通事故時の対応
交通事故に遭遇した場合には自損、他損の別を問わず、軽微の事故でも直ちに交通警察(電話 199)に通報してください。負傷者がいる場合には救急(電話 999)にも通報が必要です。
手順
- 交通警察199に通報(軽微な事故でも必ず)
- 負傷者がいれば救急999にも通報
- 警察到着まで車を動かさない(過失判定に影響)
- 相手車両ナンバー・運転手氏名・ID番号を控える
- 損傷箇所をスマホで複数枚撮影
- レンタカーなら即レンタカー会社にも連絡
- Police Reportを必ず受領(保険請求・帰国後手続きに必須)
タクシー — 配車アプリが基本
マナーマでは流しタクシーよりも配車アプリ(Uber・Careem)の利用が安全です。
流しタクシーのリスク
- メーター不使用・「観光客料金」での請求水増し
- 遠回りでの料金水増し
- 夜間・女性単独利用での不適切行為事案
配車アプリの優位性
- 料金が事前確定(ぼったくり防止)
- 乗車記録が残る(トラブル時の証拠)
- 運転手評価・GPS追跡(家族と共有可能)
- アプリ内決済(現金トラブル回避)
ホテル・モール・空港でもUber/Careemを呼ぶのが基本動作です。
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
F1グランプリ期間の交通麻痺
毎年3月のF1バーレーンGP期間中は:
- サキール・サーキット周辺道路の交通規制
- マナーマ市内〜サキール間の渋滞悪化
- 配車アプリの料金が3〜5倍に高騰、車両確保困難
- サウジからのコーズウェイ往来で国境周辺渋滞
- レンタカーの路上駐車違反取締り強化
F1期間中の予定は送迎手配を必ず事前に確定、当日のタクシー・配車に頼らないこと。
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
緊急時の連絡先
| 連絡先 | 電話番号 |
|---|---|
| 警察・消防・救急 | 999 |
| 交通警察 | 199 |
| 在バーレーン日本国大使館 | +973-1771-6565 |
| 大使館(夜間・休日) | +973-3945-5427 |
| バーレーン気象庁 | https://www.bahrainweather.gov.bh/ |
よくある質問
マナーマでレンタカーを借りるべき?
短期観光なら配車アプリ(Uber・Careem)で十分。レンタカーは駐在・F1観戦で動線が広い場合のみ。ラウンドアバウトの優先ルール(内側優先)に慣れていないと事故率が上がります。
ラマダン期間中の運転で特に注意すべき時間帯は?
ラマダン月の午後の退社時間帯(17〜19時頃)が最も危険。断食中のドライバーがイライラした状態で運転しているため、事故が最も多く発生する時間帯と大使館が明記しています。
砂嵐の日はどう動けばいい?
大雨や砂嵐が予報されている時は不要不急の外出を控える、運転中に遭遇したら安全な場所に駐車して風雨が落ち着くまで待つ、運転再開時はヘッドライト点灯+速度を落とす+車間距離を十分に取るのが大使館の指示です。