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テルアビブのスリ ホテル朝食の隙と死海ロッカー破り【2026】

テルアビブのスリ・置き引きの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

テルアビブの邦人被害で最も多いのがスリ・置き引き・車上荒らし。在イスラエル大使館の安全の手引きには、過去の邦人被害例が9件以上具体的に記録されています。2026年4月時点でイスラエル全土はレベル3(渡航中止勧告)継続中。最新情勢はイスラエル国記事を確認してください。

このページでは「実際にテルアビブで起きた被害事例」を手口別に整理します。

Travel Alert 01

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ホテル朝食ビュッフェ — 複数犯連携の置き引き

在イスラエル大使館の安全の手引きから、最初の警戒事例。

テルアビブのホテルで朝食中、見知らぬ者に声をかけられている隙に、他の者によって座席の横に置いていたバッグが盗まれた。

複数犯の連携手口です。1人が話しかけて気を引く→もう1人が背後または隣席から鞄を持ち去る

防御策:

  • 朝食ビュッフェに貴重品バッグは持っていかない(ホテル金庫に入れる)
  • やむを得ず持参するなら身体に巻きつける/椅子の背もたれに掛けない
  • 知らない人から話しかけられたら、まず手元のバッグを確認する癖をつける
  • 日本人同士なら料理を取りに行くタイミングをずらして荷物番を交代

市場での声かけ→抜き取り

テルアビブのマーケットで見知らぬ男に話しかけられている隙に、他の者によってバッグが開けられ、財布、旅券等が抜き取られた。

カルメル市場(シューク・ハ・カルメル)など観光客が多い市場で起きやすい構図。「日本人ですか?」「写真撮りませんか?」などの日本語で話しかけてくるパターンも。

防御策:

  • 市場ではバッグを身体の前で抱える(ファスナー側を体側に)
  • 話しかけられたら最初にバッグの位置を確認、毅然と断る
  • 旅券は別の場所(首から下げるパスポートケース等)に分けて保管

Travel Alert 02

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オールドヤッフォの車上荒らし — 「見えない場所」でも盗まれる

オールドヤッフォは旧港町のレストラン街。観光客の駐車車両が狙われます。

オールド・ヤッフォで会食中、駐車していた車の窓ガラスを割られ、座席に置いていたバッグ(現金、旅券等)およびパソコンが盗まれた。クルマの窓ガラスを割られ、車外からは見えない場所に置いていたバッグが盗まれた事例もあり。

「車外から見えない場所」でも盗まれている — 犯人は事前にレンタカーや観光客の車を観察しているか、トランク内も確認しています。

防御策:

  • レンタカーには何も残さない(PCも貴重品も全て持ち歩く)
  • どうしても置く場合はトランク内で、置いている瞬間を周囲に見られないこと
  • オールドヤッフォの夜の路上駐車は特にリスク高(タクシー・配車アプリで来る方が無難)

オールドヤッフォのマーケットでの「客引き→囲み→抜き取り」

オールド・ヤッフォのマーケットで客引き数名にしつこく付きまとわれ、気がつかない間にバッグに入れていた旅券や貴重品が抜き取られた。

エルサレム旧市街と同種の手口。複数の客引きが入れ替わり立ち替わり接触してくる間に、別の人物がバッグを物色します。

防御策:

  • 客引きには毅然と断る、立ち止まらない、目を合わせて話を聞かない
  • 複数人に取り囲まれたらバッグを身体の前で抱えて速足で離脱
  • バッグはファスナー式・南京錠付きを選ぶ

エルサレム旧市街での連携手口(参考)

テルアビブから日帰りでエルサレム旧市街に行く人向けに、同種の手口を共有。

エルサレムの街中で物売りの老人に話しかけられ、更に子供たちに囲まれ、気を取られている隙にバッグから財布が抜き取られた。 エルサレム旧市街の人混みで、身につけていたバッグから旅券を盗まれた。

詳しくはエルサレムの治安

Travel Alert 03

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エイラットビーチ — 砂浜放置で盗難

エイラットのビーチで遊泳中、砂浜に置いていたバッグから現金、旅券を盗まれた。

エイラットの例ですが、テルアビブの地中海ビーチ(ゴードン・ビーチ、フリッシュマン・ビーチ、ボグラショフ・ビーチ等)でも同種被害は発生します。砂浜に荷物を置いて泳ぎに行かないこと。

防御策:

  • 泳ぐときは防水ポーチで貴重品を身につける
  • 複数人なら荷物番を交代
  • ホテルの貴重品セーフに旅券原本を残し、コピーだけ持参するのも有効

死海・ホテルロビーのロッカー破り

死海で遊泳中、ロッカーの鍵が開けられ、中に入れておいた現金を盗まれた。 死海の近くにあるホテルのロビーで、荷物から目を離した隙に貴重品を入れたリュックを盗まれた。

死海観光は浮遊体験が目的なので、貴重品を持っていく必要が薄い。現金最低限・旅券コピーのみで出かけるのが現実解。ロビーでチェックイン待ちのリュックも狙われます。

Travel Alert 04

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死角を作らないバッグの持ち方(C2-handbookより)

在イスラエル大使館の安全の手引きが推奨する持ち方:

・バッグや上着、ズボンのポケット等、盗まれやすいところに貴重品を保管しない。 ・道を歩くときはなるべく車道側を避け、荷物は歩道側の手で持つ。 ・現金、旅券等の貴重品はできるだけ分けて保管し、「被害は最小限に」を心掛ける。 ・ハンドバッグ等は、自分の体の前で抱えるように持つ。 ・車を駐車する際は車内に貴重品を残さず、車外から見える場所に荷物を置かない。

被害は最小限に」が基本思想。全財産を1つのバッグに入れない、旅券は別の場所、現金もカードと分散。盗難・置き引きの世界共通対策はスリ・置き引きの防ぎ方もあわせて。

被害に遭ったら

  1. 警察に通報: 100。被害届(ポリスレポート)を必ず取得(保険請求に必須)
  2. 旅券盗難の場合: 在イスラエル日本国大使館(テルアビブ)+972-3-695-7292 に連絡、旅券再発給または帰国のための渡航書発給
  3. クレジットカード: カード会社の海外連絡先に即時連絡、利用停止
  4. 海外旅行保険: 24時間日本語デスクに連絡、ポリスレポート+盗難品リストで携行品損害申請

イスラエルでは旅券の常時携行が前提なので、再発給までの間は警察発行の証明書を必ず携行してください。

Travel Alert 05

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緊急時の連絡先

連絡先電話番号
警察100
救急車101
在イスラエル日本国大使館(テルアビブ)+972-3-695-7292

よくある質問

ホテル朝食ビュッフェにバッグを持って行くべき?

はい。テルアビブでは「ホテル朝食中、見知らぬ者に声をかけられている隙にバッグが盗まれた」事例が複数報告されています。複数犯の連携手口(話しかけ役+抜き取り役)なので、料理を取りに行くときも貴重品が入ったバッグは身に付けてください。

レンタカーの車内に貴重品を残しても見えない場所なら大丈夫?

大丈夫ではありません。在イスラエル大使館の安全の手引きには「車外から見えない場所に置いていたバッグが盗まれた事例もあり」と明記されています。窓ガラスを割られる前提で、車内には何も残さないこと。

死海・エイラットでロッカーは安全?

安全とは限りません。「死海で遊泳中、ロッカーの鍵が開けられ、中に入れておいた現金を盗まれた」事例が報告されています。貴重品は防水ポーチで身につけるか、ホテルのセキュリティボックスに残してから出かけてください。

出典

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