Kaigai Risk
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マウイ島の治安 山火事再発リスクと離島の搬送遅延【2026】

マウイ島の治安や危険エリア、犯罪傾向を、外務省と在外公館の情報からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.14 KAIGAI-RISK

マウイ島はオアフ島の次に観光客が多い島で、ラハイナ・カフルイ・ハナロードなどが定番スポット。ただし2023年8月のラハイナ山火事以降、自然災害リスクと離島ゆえの領事対応の限界がより見えるようになった島でもあります。ここでは外務省・在ホノルル総領事館のデータからマウイ島で押さえておきたい点を整理します。

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2023年ラハイナ山火事と山火事リスク

外務省が明記している過去の大規模災害がこれ。

2023年8月には、マウイ島において、ハリケーンの接近に伴う大規模な山火事が発生しています。

在ホノルル総領事館のトップページには現在も「マウイ島山火事関連情報」のリンクが常設され、過去の緊急発信アーカイブには「【緊急】マウイ島パイア地区での山火事(避難指示)」などが残っています。山火事は「昔の話」ではなく、条件が揃えば再発する現在進行形のリスクです。

総領事館「自然災害対策【ハワイ州】」はこう書いています。

ハリケーンや熱波などで乾燥した樹木の枯れ枝や枯れ葉は、摩擦により発火を起こすことや落雷や火山噴火などによる自然発火が報告されている。

平坦な土地の森林や草原で火災が発生・延焼する現象。乾燥や強風といった条件が重なると火災旋風に発展することもある。

マウイ島西部(ラハイナ側)はキアベ林・草原地帯が広く、乾燥期+強風+近隣のハリケーンという条件が重なると、一気に延焼する特性がある。旅行中に避難指示が出たら迷わず内陸・高所へ。SNSやJ-SMS(たびレジ)で最新情報を取る習慣を。

ハリケーン・高潮・洪水(6〜11月)

ハワイ全体のハリケーン・シーズンはマウイ島にも同じくかかります。

例年6月から11月まではハリケーン・シーズンとされており、暴風雨はもちろん、河川の急激な増水や沿岸部の高波にも注意が必要です。

総領事館は洪水・高潮時の具体対応を指示しています。

・できるだけ高い場所へ向かう(海、河川、低地に向かわないでください) ・車で避難しない。車を運転中の場合、冠水した道路には進入せず迂回。(水深が 20 センチメートルを超えると危険です) ・冠水後に避難する場合は、足元に注意する(マンホールが外れていることもあります)

水深20cmで車は危険。冠水した道路に突っ込まない、というのは日本のゲリラ豪雨と同じだけど、ハワイでは道路冠水が地滑りにまで発展することもあります。

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備蓄・孤島リスク(最低2週間分)

マウイ島はオアフ島から船便・航空便で物資が入る島。ハリケーンや山火事で空港・港が止まれば、復旧まで時間がかかる構造です。

ハワイ州は本土から離れており、災害発生後、復旧まで物資の輸送に時間がかかることも予想されます。特に、ハリケーンシーズンなど、水や食料などについては最低 2 週間分程度を準備しておくことをお勧めします。

これは在住者向けの言葉だけど、長期滞在・駐在・コンドミニアム滞在なら水・非常食・懐中電灯・モバイルバッテリーは用意しておくと安心。短期旅行者でもハリケーンシーズンに行くなら、ホテルの非常食配布体制を事前に確認しておくと心づもりができます。

離島ゆえの領事対応(年1回巡回)

マウイ島には総領事館の出張所がありません。

在ホノルル総領事館「領事出張サービス」案内は、マウイ島カフルイでの出張サービスは年1回のみと明記。有事の領事対応はオアフ島経由になります。つまり、

  • パスポート紛失→ホノルル総領事館まで行く必要あり(島間フライトで数時間ロス)
  • 重篤な医療事案→ホノルルへの医療搬送が一般的
  • 911は全島共通だけど、領事サポートはオアフ島頼り

マウイでトラブった瞬間に、オアフ島との往復コストが発生すると覚えておいてください。保険会社のアシスタンス(24時間電話)も、マウイの病院で対応してくれるけど、日本語通訳派遣は時間がかかる可能性あり。

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モペッド・レンタカー・ハナロード

マウイはレンタカー文化が濃い島。ハナロード(ハナへ向かう道)やハレアカラ国立公園へのアクセスは車が前提です。

2025年ハワイ州の交通死亡事故件数は対昨年比約140%と急増しました。日本と比較すると死亡事故の発生率は約4.5倍となっています。交通事故死亡者の約3割が通称モペッドと呼ばれる小型の原動機付自転車に乗車していた方であり、多くの場合ヘルメットを装着していないことが死亡の大きな原因となっています。

モペッドを観光用途で借りるのは死亡リスクを自分で積みに行くレベル。ヘルメット装着は18歳以上の州法義務がなくても、絶対に着用

レンタカーは以下3点セット必須。

無用なトラブルを避けるため、国際運転免許証も携行することを強くおすすめします。

マイナ免許証はカード券面に運転免許証の情報が表示されないことから、現地官憲で無免許であるとされる可能性があります。

国際免許 + 従来の日本の運転免許証 + パスポート。ハナロードはカーブが多く雨天時は滑りやすい。ハレアカラ山頂は標高3,055mで高山症状が出ることもあります。

窃盗リスク(ビーチ置き引き・車上狙い)

マウイ島固有の窃盗統計は公表されていないですが、総領事館の「ハワイ全体」ガイダンスはマウイにも同じく適用されます。

置き引き:ビーチ(島全域)、レストラン、ショッピングモール、空港等 車上狙い:大型ショッピングセンターやタンタラスの丘等観光地等の駐車場

ラハイナ・キヘイ・ワイレアのビーチも置き引きのリスクゾーン。観光地の駐車場(ハレアカラ、イアオバレー、ハナロード沿いのビューポイント等)での車上狙いも常識的な警戒対象です。対策はオアフ島と同じ:車内とトランクに何も残さないビーチに車の鍵を持ち込まない

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医療・保険

マウイ名指しの医療事例は保険会社の公表データにあまり出てこない(ホノルル集中)けど、医療費水準はハワイ全体で統一。

ハワイ州の医療費は、極めて高額となっており、ICUに収容されると1日10,000ドル以上かかる例も少なくありません。

マウイで重篤な医療事案が起きるとホノルルへの医療搬送が一般的で、搬送費用が上乗せされます。治療救援費用は最低1,500万円、できれば無制限が目安。実際の金額感はホノルルの医療費と病気・遊泳事故、詳細は北米の旅行保険

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緊急連絡先

  • 緊急時(警察・救急・消防): 911(マウイ島も共通)
  • 在ホノルル日本国総領事館: +1-808-543-3111(24時間・マウイ島も管轄)
  • マウイ出張サービスは年1回のみ、有事はオアフ島経由

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