リスボンの交通事情は「ヨーロッパで一番運転しにくい都市」と言われるほど独特。石畳の急坂、狭い路地、路面電車の軌道、路上駐車、ロータリー(ロトンダ)が組み合わさり、運転マナーも荒い。大使館は「ポルトガルでは、ウィンカーなしでの車線変更、無理な追い越しなども多く、交通事故が大変多い国でもあります」と明記。2023年の交通事故は141,697件・死者479人で、前年比8.9%増。さらに拳銃所持が許可制で認められていてダッシュボードに保管している運転手もいるため、運転トラブル時の挑発は絶対NGです。
Travel Alert 01
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交通事故の規模 --- 2023年14万件・死者479人
2023年にポルトガル国内で発生した交通事故は141,697件であり、前年に比べ8.9%増加しました。死者は479人。
大使館「安全の手引き」の数字。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 2023年交通事故件数 | 141,697件(前年比+8.9%) |
| 2023年死者数 | 479人 |
| 制限速度(市街地) | 50km/h |
| 制限速度(郊外) | 70-90km/h |
| 制限速度(高速道路) | 120km/h |
ポルトガルでは、ウィンカーなしでの車線変更、無理な追い越しなども多く、交通事故が大変多い国でもあります。その他、リスボンを始めとした市街地では、道幅が狭く、路上駐車も多いため非常に運転が困難な状況となっています。
大使館の一文。リスボン市内は石畳の坂道+狭い路地+路上駐車+路面電車軌道が組み合わさる難所です。
拳銃所持運転手 --- 挑発回避が最優先
拳銃所持が許可制で認められており、ダッシュボード保管者もいるため、運転トラブル時の挑発回避必須。
大使館「安全の手引き」の重要な一文。日本では考えられないリスクですが、ポルトガルでは合法的に拳銃を所持してダッシュボードに置いている運転手がいます。煽り運転や接触事故時の挑発は命にかかわる。
- クラクションを過剰に鳴らさない
- ジェスチャーでの抗議は避ける
- 接触事故が発生したらまず警察(112)を呼ぶ:直接やり取りしない
- 車から降りるときも穏やかに
雨でスリップする路面電車軌道
リスボン市・ポルト市は路面電車軌道敷上の運転あり、雨でスリップしやすい。
外務省・基礎データの一文。リスボンは市内に路面電車(Carris)が縦横に走っていて、車道に金属製のレールが埋め込まれた区間が多数。雨の日は特にレールでスリップして転倒事故が発生します。
- レンタカーを借りるなら雨の日のリスボン市内運転は避ける
- 二輪(バイク・電動キックボード・自転車)はレール上で必ずスリップ:横切るときは直角に
- タクシー・Boltは現地ドライバーで安全
Travel Alert 02
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石畳・タイル貼り歩道での転倒
歩行者道はポルトガルの伝統的なタイル貼りの歩道が多く、雨天時はもちろん好天時でも滑りやすい。
大使館「安全の手引き」の一文。リスボンの歩道はカルサーダ・ポルトゲーザ(calçada portuguesa)と呼ばれる白黒タイル貼りで、見た目は美しいですが好天時でも滑る特殊な仕様。さらにリスボンは丘の街で急坂が多いため、転倒事故のリスクは構造的に高いです。
- 靴底のグリップが強い靴を選ぶ:レザーソールのドレスシューズはNG
- 雨の日は特にゆっくり歩く:階段・坂道は手すりを使う
- 下り坂はジグザグに歩く:直線下りは滑り出すと止まらない
転倒事故は保険会社の医療搬送事例にも該当しやすく、ポルトガル単独事例では深部静脈血栓症の救急搬送で339万円・7日入院の事例があります(リスボンの健康・医療トラブル対策)。
タクシー利用 --- レストラン・ファド鑑賞後は必須
エ レストランでの夕食やファド鑑賞の際等にはタクシーで移動しましょう。
ります。自宅やホテルに戻る際には、予め店にタクシーを呼んでもらうよう依頼する等しましょう。
大使館手引きの一文。夜のレストランやファド酒場からの帰路は徒歩を避けてタクシーが基本。バイホアルト・Cais do Sodré・Docasの夜は治安が悪化するため、徒歩でホテルへ戻るのは推奨されません。
タクシーの選び方:
| 種類 | 推奨度 | 注意点 |
|---|---|---|
| 店・ホテルが呼んだタクシー | ◎ | 一番安全、料金も適正 |
| Bolt(タクシーアプリ) | ◎ | リスボンで最も普及、料金事前確定 |
| Uber | ○ | リスボンでも稼働、Boltと同水準 |
| 空港タクシー(公式乗り場) | ○ | 看板色で識別、メーター確認 |
| 流しのタクシー | △ | 遠回り・メーター操作のリスク、夜間は避ける |
| 白タク(無許可営業) | × | 絶対乗らない、空港・駅で「タクシーいるか」と声をかけてくる |
Bolt・Uberはアプリで料金が事前確定するため、ぼったくりリスクを排除できる最も合理的な選択肢。観光客には強く推奨です。
長距離列車駅での注意
長距離列車の発着駅は空港に比べて駅構内への出入りが自由なことから、スリや強盗等の犯罪に遭うリスクがある。
大使館「安全の手引き」の一文。リスボンの主要駅(サンタ・アポローニャ駅、オリエンテ駅、サン・ジョルジェ駅、ロシオ駅)は空港と異なり改札がないか緩いため、誰でも構内に入れます。プラットホームでのスリ・強盗、待ち時間中の置き引きが多発。
- 長距離列車を使うなら荷物から目を離さない
- PSPサンタ・アポローニャ観光警察署(21 342 1623)が同駅に常駐:被害時はすぐここへ
- 夜行列車は2等寝台でも貴重品を体に巻きつけて寝る
Travel Alert 03
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不審車両尾行 --- 警察署や店舗へ避難
不審車両による尾行を察知した場合は、最寄りの警察署や店舗等に避難するなど臨機応変な対応を。
大使館手引きの一文。観光客が「同じ車に何度も見られている」と感じたら、ホテルや警察署に直行すること。ATM強盗の前段階で標的の生活パターンを観察するケースがあります。
日本の運転免許で運転可能 --- 2022年8月から
日本国の運転免許証をお持ちの方は、ポルトガル国内に限り同免許証での運転が認められております。
大使館手引きの一文。条件:
- 60歳未満限定
- 運転免許更新後15年以内
- ポルトガルまたは日本において、交通違反による免許停止や取消し処分等を受けていないこと
60歳以上は観光目的入国から185日まで運転可能。180日以上の長期滞在の場合は国際運転免許証またはポルトガル免許への切り替えが必要です。
レンタカー利用時の注意
リスボン市内でレンタカーを使うのは正直おすすめしません(駐車場所がない、石畳坂道、路面電車軌道で運転困難)。シントラ・カスカイス・オビドス・ファティマへの日帰りにはレンタカーが便利です。
- 車内に荷物を絶対に放置しない:「種まき手法」窃盗の標的になる(リスボンの詐欺・ぼったくり対策)
- レンタカー会社の保険は必ずフルカバーで:自損・盗難・第三者賠償全部
- ガソリンスタンドでも車内施錠
- 駐車場は有料の屋内駐車場を選ぶ:路上駐車は車上荒らしリスク高
- 接触事故は警察呼び出し必須
Travel Alert 04
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高速道路の注意
ポルトガルの高速道路は原則有料です。
ポルトガルの高速道路にもサービスエリアがありますが、設置されている間隔が長い。
大使館手引きの一文。料金所通過には電子料金支払システム(Via Verde)か現金が必要。レンタカーには通常Via Verdeが装着されていますが、契約時に確認を。SAは間隔が長いため、満タン給油+トイレ計画を立てて出発するのが安全です。
サービスエリアでの心筋梗塞救急搬送は保険会社の支払事例にも該当します(370万円・7日入院、リスボンの健康・医療トラブル対策)。
街歩き・移動の基本対策
- レンタカーは郊外日帰り用に限定:リスボン市内はBolt/Uberが楽
- 夜のレストラン・ファド鑑賞からはタクシーで帰る:徒歩で深夜のバイホアルトを抜けない
- 路面電車軌道とタイル石畳は雨でスリップ:靴底のグリップが強い靴を
- 接触事故・煽り運転時は挑発しない:拳銃所持運転手が存在
- 長距離列車駅では荷物から目を離さない:PSPサンタ・アポローニャに窓口
- 不審車両の尾行を感じたらホテル・警察へ直行
緊急時の連絡先
| 機関 | 電話番号 |
|---|---|
| SOS緊急通報(警察・消防・救急共通) | 112 |
| 医療ホットライン SNS24(24時間) | 808 242 424 |
| PSP リスボン・クルーズターミナル観光警察署 | 21 880 4030 |
| PSP リスボン・サンタ・アポローニャ観光警察署 | 21 342 1623 |
| PSP リスボン空港警察署 | 21 844 4530 |
| 在ポルトガル日本国大使館 | +351-21-311-0560 |
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
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よくある質問
リスボンでタクシーは安全?
大使館「安全の手引き」は「レストランでの夕食やファド鑑賞の際等にはタクシーで移動しましょう」「自宅やホテルに戻る際には、予め店にタクシーを呼んでもらうよう依頼する等しましょう」と推奨。流しのタクシーよりホテル・店経由の手配タクシー、またはBolt/Uberなどのアプリ呼び出しの方が安全です。
ポルトガルで日本の運転免許で運転できる?
2022年8月1日から日本の運転免許証でポルトガル国内の運転が認められています。ただし60歳未満限定、運転免許更新後15年以内が条件。60歳以上は観光目的入国から185日まで可能です。
リスボンの石畳で転んだことがあります。気をつけることは?
大使館手引きが「歩行者道はポルトガルの伝統的なタイル貼りの歩道が多く、雨天時はもちろん好天時でも滑りやすい」と明記。靴底のグリップが強い靴を選び、雨の日と石畳の坂道では特にゆっくり歩くこと。リスボンは丘の街で坂道が多いため、転倒事故は実際に保険会社の医療搬送事例にも該当します。