ハバロフスクは極東連邦管区の行政中心都市で、ハバロフスク地方の州都。シベリア鉄道の主要駅で、ウラジオストクと並ぶ極東日本人滞在の拠点でもあります。
このページは在ハバロフスク日本国総領事館「安全の手引き」から、業務渡航・帯同で滞在する人向けの情報をまとめました。
ハバロフスクは外務省レベル3(渡航中止勧告)
ロシア全土と同じく、ハバロフスク地方もレベル3「渡航は止めてください」が継続中です。観光目的の渡航は控えるべき水準です。
Travel Alert 01
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犯罪統計と治安情勢
総領事館「安全の手引き」より。
一般犯罪について言えば、昨今の犯罪発生件数自体は暫時減少傾向を示しているものの、本邦の犯罪認知件数と比較すると未だ約3~4倍の高水準で推移しており、凶器を使用した殺人、強盗、強姦などの凶悪犯罪の発生率も高い状態が続いています。
当地の治安情勢は、日本と比べて決して良くはなく、事案が発生した場合に頼りとなるのは、「自分自身しかいない」という意識が被害に遭わないためにはなによりも重要です。
強盗などの邦人被害のほとんどが、深夜に一人で外を歩いていたときに発生しています。
「日本の3〜4倍/凶器犯罪が普通に起きる/深夜単独歩行が最大リスク」——この3点がハバロフスクの基本構造です。
テロ関連の摘発(潜在的脅威)
ハバロフスク市内だけでも、平成29年4月のハバロフスク市内ロシア連邦保安庁庁舎襲撃事件、違法送金事案など、テロ関連の事件が断続しており、潜在的なテロの危険性も完全には払拭されていません。
2017年4月のハバロフスクFSB(連邦保安庁)庁舎襲撃事件は、極東でも対テロ警戒が必要であることを示した事案です。
Travel Alert 02
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邦人被害事例
総領事館に記録されている主な事案。
ザバイカル地方をオートバイで単独旅行中の邦人男性が、テントで就寝中に、複数の強盗に襲われ殺害された。
邦人男性がハバロフスク市内にある自宅アパートに帰宅したところ、1階のエレベーターホールにおいて2人組の暴漢に襲われ、旅券、現金等を強奪された上、怪我を負った。
深夜、邦人男性がウスリースキー並木通りを知人のロシア人女性と歩いていたところ、突然、後方から一人の暴漢に襲われ、肩掛け鞄を強奪された上、怪我を負った。
夜間、邦人男性3名がアムールスキー並木通りを歩いていたところ、暗闇の中で5〜6人の暴漢に襲われ、金品を強奪された。
深夜、邦人男性がツルゲーネフ通りを一人で歩いていたところ、複数の暴漢に背後から襲われ、旅券、現金を強奪された上、重傷を負った。
「ウスリースキー並木通り」「アムールスキー並木通り」「ツルゲーネフ通り」が深夜路上強盗の発生エリアとして実名で出てきます。複数で歩いていても襲われる事案が起きているのが特徴。
空港・シベリア鉄道・公園の盗難
ハバロフスク空港待合室において、邦人男性が肩掛け鞄を付近においてベンチに座っていたところ、気がついたら、鞄が何者かに盗まれていた。
邦人男性がシベリア鉄道でイルクーツク市へ向かう途中、同じ車両に乗車していたロシア人男性から飲酒を誘われ、自分の座席にカバンを置いたままこれに応じたところ、深酒により寝入ってしまい、自席に戻ったところ、カバンに入れてあった財布が盗まれていた。
シベリア鉄道でイルクーツクへ向かっていた邦人男性が就寝中、ズボンの後ろポケットに入れていた財布を盗まれた。
日中、邦人男性がディナモ公園のベンチに座っていたところ、ロシア人男性から写真を撮って欲しいと声をかけられ、これに応じている間に、ベンチに置いてあった鞄を何者かに盗まれた。
道を尋ねてきたロシア人男性にスマートフォンの地図を見せたところ、そのままひったくられ、逃げられた。
シベリア鉄道で車内の知らない人から飲酒に誘われたら断る、これが鉄則。睡眠強盗の典型ルートです。
Travel Alert 03
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住居の防犯対策
アパート入口に警備員、または管理人が24時間常駐していて、アパートへ不審者が入らないかチェックされている物件をお勧めします。
1階や2階の低層階は窓やベランダからの侵入のおそれが高く、高層階の方が泥棒に対しては一般的に安全です。低層階に居住する場合には、窓やベランダに鉄格子を設置することも検討してください。
ロシア共通ですが、エレベーター内の強盗事案が実際に発生しているので「他人と一緒にエレベーターに乗らない」も励行すべき項目です。
薬物犯罪
ロシア極東地域では大麻をはじめとして多くの薬物犯罪が報告されています。
外務省「安全対策基礎データ」より、ロシアの薬物関連法は厳しく、
麻薬または向精神薬の大量不法入手または保管(販売する意図がない場合)は懲役3年以内、大量不法入手で販売する意図のある保管および製造、加工、運送、送付、販売に関わった者は3年から10年の懲役、更に財産を没収される場合もあります。
いかがわしい場所への立入り、面識のない人との付き合い、他人から荷物を預かる、いずれもNG。極東は薬物の運び屋に仕立てられるリスクが高い地域です。
Travel Alert 04
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ダニ脳炎の予防接種
ウラジオストクと同じく極東リスク。春〜夏季にハバロフスク郊外(森林・草原・キャンプ地)に行く予定があれば、渡航前に日本でワクチン接種を済ませておいてください。
緊急連絡先
- 在ハバロフスク日本国総領事館: +7-4212-41-30-44 / 41-30-45 / 41-30-46
- 住所: Ulitsa Turgeneva 46, Khabarovsk, 680000
- 警察: 102 / 救急車: 103 / 消防: 101 / 統一: 112
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
まとめ
- ハバロフスクは外務省レベル3、犯罪率は日本の3〜4倍、凶器犯罪も多い
- ウスリースキー・アムールスキー並木通り・ツルゲーネフ通りで深夜路上強盗が複数発生
- シベリア鉄道車内での「飲酒の誘い→睡眠強盗・盗難」が定番手口
- 2017年FSB庁舎襲撃事件あり、潜在的なテロ脅威は継続
- 極東は薬物犯罪が多く、運び屋仕立てに注意(他人から荷物を預からない)
- 春〜夏のダニ脳炎予防接種、低層階居住は鉄格子・警備員常駐物件選択
国記事はロシアの治安、地域全体はヨーロッパで使える海外旅行保険まとめでどうぞ。
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