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モスクワのスリ 地下鉄環状線と4重施錠破壊空き巣【2026】

モスクワのスリ・置き引きの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

モスクワは外務省レベル3(渡航中止勧告)の都市で、観光目的の渡航は控えるべき水準です。ただし、業務・帯同で滞在する人にとってはスリ・置き引き被害が日常的なリスクで、在ロシア日本国大使館「モスクワ滞在上の注意点」(2024年7月版)に多数の邦人被害事例が記録されています。

このページは大使館の事例を一次ソースとして、モスクワでの盗難リスクと対策を整理したものです。

モスクワは外務省レベル3対象

本記事は業務・帯同等で「真にやむを得ず」滞在する方向けの実務情報です。観光目的の渡航は控えてください。

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モスクワの邦人窃盗被害——大使館の事例集

大使館に記録されている事例(一部)。

繁華街付近の地下道内で肩にかけていたバッグから財布が盗まれた。

地下鉄環状線の車両内で、後ろポケットに入れていたスマートフォンが盗まれた。

レストランで食事中、自分の椅子の下に置いておいたバッグが盗まれた。

大型スーパー「アシャン」で買い物中、買い物カートに置いてあったかばんの中から財布を盗まれた。

ショッピングモール等でのイベントで、イベントに注意を向けていたところ、バッグから貴重品が盗まれていた。

展覧会場の控室にバックを置いて接客をしていたところ、控室に戻るとバッグが盗まれていた。

大使館の総括コメント。

日本人の被害が最も多いのは窃盗被害です。スマートフォンに気をとられ周囲への警戒が疎かにならないよう、不特定多数の人が利用する地下鉄など交通機関や商業施設では特に注意してください。

地下鉄環状線・繁華街地下道・アシャン(大型スーパー)・ショッピングモールイベント・レストランの椅子下——この5パターンを覚えておけば、対策の8割は終わりです。

自家用車の車上狙い

自宅アパート前の敷地に自家用車を駐車し、翌朝出勤しようとしたところ、車がなくなっていた。

自家用車を道路脇に停車し、5 分程度車から離れた隙に、窓ガラスが割られて車内のバッグを盗まれた。

5分でも車外にバッグを残さない」が現地ルール。「ちょっとそこまで」の感覚は通用しません。

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アパート空き巣(4か所施錠を全破壊)

在留邦人が旅行から帰宅したところ、アパート5階の室内が荒らされていた。玄関扉には4か所施錠してあったが、すべて壊されていた。現金、貴金属、ノートパソコンが盗まれた。

これがロシアの空き巣のレベル。4か所施錠でも破られる前提で、長期不在時は次の対策が必須です。

  • 信頼できる知人による定期的な見回り
  • 多額の現金・貴重品は自宅以外(銀行貸金庫等)に保管
  • 郵便物・新聞が溜まらないよう手配(管理人・知人に預かってもらう)
  • 警備員常駐・二重扉・カメラ付きインターフォン物件の選択

暴行を伴う強盗(深夜・公園・自宅前)

深夜、地下鉄駅から自宅まで徒歩で帰宅途中、公園前を通過中、いきなり3人組の若者から殴る蹴るの暴行を受け、現金、携帯電話が入っていたバッグを盗まれた。

深夜、スマートフォンで通話しながら歩いていたところ、二人組の男にバッグをひったくられた。

深夜、自宅アパートの扉前で鍵を取り出そうとしていた際に、見知らぬ男から肩をつかまれ、振り向きざまに顔面を殴打され、バッグを強奪された。

地下鉄車内で座席に座っていたところ、前に立っていた男に突然顔面を殴られ、男はそのまま逃走した。

深夜、タクシーに乗り自宅近くで下車、数百メートルを歩いて自宅アパート敷地入口まで来たところで、背後から2人組の男にナイフで脅され、バックをひったくられそうになって抵抗したところ、ナイフで手を切りつけられ重傷を負った

深夜・地下鉄帰宅・公園前・自宅前が共通パターン。タクシーは必ずエントランスまで乗り付け、徒歩区間を作らない。「抵抗したら刃物で切られる」前提なので、要求されたら金品は素直に渡してください。

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ショッピングモールでの外出時対策

大使館の指針。

レストラン等で上着を脱ぐときには、上着のポケットから貴重品を取り出しておいてください。また、着席後にバッグを置き引きされる事件も多いので、十分注意してください。

集団でたむろするグループを見かけたら、近づかないようにしてください。特に何かしらの抗議活動を行っているように見受けられる場合には、速やかにその場を離れてください。

カフェ・レストランでバッグを椅子の下や背もたれに掛けるのは避け、膝の上 or 足首に紐を通すなどで物理的に動かない状態に。

エレベーターは他人と乗らない

ロシア独特の防犯ルールがこれ。大使館「モスクワ滞在上の注意点」より。

モスクワのアパートでは多くの人がエレベーターを利用していると思いますが、過去にはエレベーターが開いた途端に中から出てきた強盗に金品を奪われた、一緒に乗り合わせた人が強盗に早変わりした、エレベーターを待っている間に強盗に囲まれた等の例が報告されています。

アパートのエレベーター前に見知らぬ人物が待っていたら一緒に乗り込まない、エレベーターの周りに不審な人物が参集していたら近づかない、途中の階で止まった場合は乗り込む人物に注意し不審を感じたら直ちに降りる、などを心掛けてください。

他人と一緒にエレベーターに乗らない」が共通ルール。日本人の感覚で乗ってしまいがちなので、強く意識する必要があります。

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被害に遭ったら

警察への通報番号は 102(警察)/112(統一緊急ダイヤル)。112は英語対応可能な場合があります。

パスポートや身分証明書など再発行を必要とするものが盗まれたときには、警察署で盗難(紛失)証明書(スプラフカ:Cправка)の発行を受ける必要があります(パスポートと査証の再発行を受けるまでの間、この盗難・紛失証明書が身分証明書の代わりとなります)。なお、証明書の発給には時間を要し、その場では被害届の受理証(タロン・ウヴィダムレーニエ:Талон-уведомление)が交付されることが一般的です。

大使館は日露版の被害届フォーマットを「モスクワ滞在上の注意点」付録4に掲載しているので、事前にダウンロード・印刷しておくと現場で時間が稼げます。

被害後の連絡先: 在ロシア日本国大使館 +7-495-229-2550 / 2551

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まとめ

  • 邦人スリ多発は地下鉄環状線・地下道・アシャン・ショッピングモール・レストラン椅子下
  • 自家用車は5分でも車内にバッグを残さない、車上荒らし発生
  • 4か所施錠でも破られる空き巣事案あり、長期不在時は知人見回り必須
  • 深夜の地下鉄帰宅・公園前・自宅前は刃物強盗ゾーン、タクシーはエントランスまで
  • エレベーターは他人と一緒に乗らない(ロシア独特ルール)
  • 被害後は警察で盗難証明書(スプラフカ)取得+大使館連絡

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よくある質問

モスクワで一番スリが多いのはどこですか?

在ロシア日本国大使館「モスクワ滞在上の注意点」では、地下鉄環状線車両内・繁華街付近の地下道・大型スーパー「アシャン」・ショッピングモールのイベント会場が邦人被害の多発スポットとして挙げられています。後ろポケットや椅子の下に置いたバッグから盗まれる事例が多いです。

深夜の自宅前で襲われる事案が多いと聞きます。

大使館の被害例には、深夜タクシーで自宅近くで降りて徒歩で自宅前まで歩いていた邦人男性が、ナイフを持った2人組に襲われ重傷を負った事例が記録されています。タクシーは必ず自宅エントランスまで乗り付け、深夜の徒歩区間を作らないのが対策です。

部屋に泥棒が入ることもありますか?

大使館の事例では、玄関扉に4か所施錠していたにもかかわらず全部破壊され、室内が荒らされ現金・貴金属・ノートパソコンが盗まれた事案があります。長期不在時は知人の見回り、二重扉、警備員常駐物件の選択が推奨されます。

出典

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