バルセロナはスペインで最も観光客が集まる街であり、最も窃盗被害が多い街でもある。在バルセロナ総領事館が2024年に把握した邦人被害は175件、うち約9割がバルセロナ市内および空港内外で発生。被害の84%がスリと置き引き。2025年も163件と高止まりしている。
カタルーニャ州全体で2025年の置き引き・スリ等は161,481件、バルセロナ市単独でも76,713件。1日あたり210件のペースで窃盗が起きている計算になる。首都マドリードでは偽警官やパンク盗が目立つのに対し、バルセロナはスリの件数が突出している。
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被害が多い場所と時間帯
在バルセロナ総領事館の2025年統計によると、被害が発生した場所の内訳はこうなっている。
- 飲食店内 25.3% --- 観光地直近のバルやファストフード店で、椅子の背もたれや足元に置いた荷物が狙われる
- 路上・広場 22.3% --- ランブラス通り、ゴシック地区、サグラダ・ファミリア周辺
- 駅・電車内 18.1% --- 地下鉄L3(緑)・L1(赤)の混雑車内、乗り換え駅
- 観光地 12.7% --- サグラダ・ファミリア、グエル公園、カサ・バトリョ周辺
- 空港内 9.6% --- レンタカー乗り場、市内〜空港間の移動電車内と乗り換え駅
- ホテル内 4.2% --- 朝食会場やレセプション付近
時間帯は昼間帯(12〜17時)が約50%で最多。観光に出かけている時間帯がそのまま被害のピーク。夜間帯(18〜23時)は夕食先で、早朝(7〜9時)はホテルの朝食会場やレセプション付近で被害が発生している。
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2017年ランブラス通り車両突入テロ
2017年8月、ランブラス通りでイスラム過激派による車両突入テロが発生し、死者16名・負傷者130名超。スペイン政府のテロ警戒レベルは現在も5段階中「レベル4」を維持している。大型イベント時や人が密集する場所では周囲に注意を。
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主な犯罪手口
バルセロナで特に多い手口はスリ・置き引き・ケチャップスリ・ひったくり。高級腕時計や金のネックレスなど宝飾品を狙う犯行も多発しており、被害品の回復は困難とされている。手口の詳細は以下のトラブル別ページで詳しく解説しています。
- バルセロナのスリ・置き引き --- ケチャップスリ、飲食店の置き引き、地下鉄車内のグループスリ
- バルセロナの詐欺・ぼったくり --- 電子詐欺(スキミング・フィッシング)、署名活動を装った手口
- バルセロナの睡眠薬強盗・強盗 --- ホテル屋外での水掛け強盗、首絞め強盗
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カタルーニャ州の警察
バルセロナがあるカタルーニャ州は独自の自治州警察Mossos d’Esquadra(モッソス・デスクアドラ)を持っている。市内の犯罪対応はモッソスが中心。連絡先は以下の通り。
| 機関 | 電話番号 |
|---|---|
| 緊急全般(警察・消防・救急共通) | 112 |
| 在バルセロナ日本国総領事館 | 93-280-3433 |
被害届の提出はモッソスの警察署で可能。観光客向けの英語対応窓口もある。どこに電話すればいいか迷ったら112に電話すれば適切な機関に繋いでもらえる。
この都市のトラブル別ガイド
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