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バルセロナのスリ 飲食店被害最多と高級腕時計狙い【2026】

バルセロナのスリ・置き引きの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.23 KAIGAI-RISK

バルセロナ市内だけで2025年の置き引き・スリ等は76,713件。1日あたり約210件のペースで窃盗が起きている。在バルセロナ総領事館が2025年に把握した邦人被害163件のうち84%がスリと置き引きで、ケチャップスリは前年比1.7倍に急増中。「気を付ければ大丈夫でしょ」のレベルではない。手口を知って、荷物の持ち方を変えるところから始めよう。

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飲食店が被害場所ワースト1位

スリと聞くと路上や電車を想像するかもしれないけれど、バルセロナで最も被害が多いのは飲食店内(25.3%)。観光地直近のバルやファストフード店で、椅子の背もたれに掛けたバッグ、足元に置いたリュック、テーブルに出したスマホが狙われる。

食事に夢中になっている間に隣の席の荷物が消えている。犯人は話しかけて注意をそらす役と、実行する役に分かれている。相席を提案してくる見知らぬ人には要注意。

地下鉄の車内と乗り換え駅、ドア付近が危ない

駅・電車内での被害は全体の18.1%。地下鉄L3(緑ライン)とL1(赤ライン)は観光客が多い路線で、混雑する車内が格好の狩り場になっている。

これらの被害は公共交通機関の車内や駅構内、観光地、ホテルのロビー、飲食店等で多発しています。時間帯、被害者の年代・性別等による偏りはなく、誰もが常に警戒する必要があります。

手口はぶつかってくる・地図を広げて視界を覆う・小銭を落として気を引くなど。ドア付近に立っていると、降車直前に荷物を掴んでホームに飛び出す「ドアスリ」にも遭う。

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ケチャップスリ --- 2025年下半期から急増

ケチャップスリはバルセロナ名物ともいえる手口。衣服にケチャップやマスタード、アイスクリームなどを掛け、「服が汚れてるよ」と声を掛けてくる。親切に拭こうとしてくれる……ように見えるが、その間に共犯者が別方向からバッグに手を伸ばしている。

在バルセロナ総領事館によると、2025年下半期以降は前年比1.7倍近く発生しており、特に増加傾向にある。同じ手口はパリでは「シミ付け泥棒」として多発している。何かを掛けられたら、まず荷物をしっかり抱えて安全な場所に移動してから対処すること。

空港〜市内の移動電車も要注意

空港内での被害は全体の9.6%。空港の到着ロビーやレンタカー乗り場だけでなく、市内と空港を結ぶ移動電車の車内や乗り換え駅構内でも被害が報告されている。大きなスーツケースに気を取られている到着直後が特に狙い目にされている。

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高級腕時計や宝飾品を狙う犯行が多発

高級機械式腕時計・金のネックレス等の宝飾品を狙う犯行が多発

在バルセロナ総領事館がこの点を明確に注意喚起している。被害品の回復は困難とのこと。旅行中に高価な時計やネックレスを身に付けるのは避けよう。

体験談

TESTIMONY · 旅行者A

高級ホテルの屋外喫煙スペースにいたら、背後から突然水を掛けられた。複数の男が「濡れた服を拭いてあげる」と近づいてきて、鞄を体から離そうとしてきた。抵抗したが2人がかりで引き離された。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在バルセロナ総領事館 海外安全対策情報 2025年10-12月

ホテルの敷地内でさえ安全とは限らない。人目のある場所でも複数犯で堂々と犯行に及ぶのがバルセロナの窃盗の特徴。こうした手口がエスカレートすると水掛け強盗やひったくりに発展する。

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手口早見表

手口場所特徴
飲食店の置き引きバル・ファストフード店椅子の背もたれ・足元の荷物を持ち去り
地下鉄グループスリL3・L1車内、乗り換え駅ぶつかる・地図で視界を塞ぐ・ドア付近で掴み取り
ケチャップスリ路上・広場ケチャップ等を掛けて拭く間に共犯が実行
目隠しスリ観光地・路上新聞や地図を広げて視界を覆い財布を抜く
空港移動中のスリ空港〜市内電車スーツケースに気を取られた到着直後を狙う
宝飾品ひったくり路上高級腕時計・金のネックレスを強奪

出発前にできる予防策

  • 荷物はファスナー付きのバッグで体の前に --- リュックは前掛けにするか、ボディバッグを使う。選び方はスリ対策グッズ比較を参考に
  • 貴重品は分散して持つ --- パスポートはホテルの金庫に。現金とカードを別の場所に分けて持ち歩く
  • 高級腕時計・宝飾品は置いていく --- 旅行中は安い時計かスマホで時間を確認
  • 飲食店では荷物を体から離さない --- 椅子の背もたれに掛けない、テーブルにスマホを出しっぱなしにしない
  • ケチャップ等を掛けられたらまず荷物を抱える --- 汚れを拭くのは後。まず安全な場所に移動
  • 地下鉄ではドア付近に立たない --- 降車直前に掴み取るドアスリを防ぐ

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被害に遭ったら

  1. 112に電話 --- 緊急時はまずここ。警察・消防・救急すべてに対応
  2. 被害届を提出 --- カタルーニャ州警察(Mossos d’Esquadra)の警察署で。保険請求に被害届のコピーが必要
  3. 在バルセロナ総領事館に連絡(93-280-3433) --- パスポート盗難時の再発行手続き、帰国のための渡航書発行に対応
  4. クレジットカード会社に連絡して利用停止 --- カードが盗まれた場合は即座に止める

よくある質問

バルセロナでスリに遭いやすい場所はどこ?

在バルセロナ総領事館の2025年統計によると、飲食店内が25.3%で最多、次いで路上・広場22.3%、駅・電車内18.1%、観光地12.7%、空港内9.6%の順です。時間帯は昼間帯(12〜17時)が約50%を占めています。

ケチャップスリってどんな手口?

衣服にケチャップやマスタードなどを掛け、「汚れてるよ」と親切を装って拭こうとする間に、共犯者が荷物を抜き取る手口です。在バルセロナ総領事館によると2025年下半期以降、前年比1.7倍近く急増しています。

バルセロナの地下鉄でスリに遭わないためには?

在スペイン大使館の安全の手引きでは、公共交通機関ではバッグのファスナーを閉じて体の前に持ち、ぶつかってくる人物・地図や新聞を広げて近づく人物に警戒するよう呼びかけています。貴重品は分散して持ち、パスポートはホテルの金庫に預けましょう。

高級腕時計や宝飾品は危ない?

在バルセロナ総領事館が「高級機械式腕時計・金のネックレス等の宝飾品を狙う犯行が多発」と注意喚起しています。被害品の回復は困難とのことなので、高価なアクセサリーは旅行中は身に付けないほうが安全です。

出典

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