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バルセロナの詐欺 署名活動スリとスキミング急増【2026】

バルセロナの詐欺・ぼったくりの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.23 KAIGAI-RISK

バルセロナの詐欺は「親切を装う」タイプが多い。署名活動を装って財布を出させるスリ、偽警官の所持品検査、そしてクレジットカード番号を盗み取るスキミングやフィッシング。在バルセロナ総領事館は電子詐欺が急増していると注意喚起しており、路上の手口だけでなくオンラインの被害にも備える必要がある。

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署名活動を装ったスリ --- 財布を出したら終わり

観光地で「慈善活動のために署名してほしい」と声を掛けてくるグループ。署名に応じると、今度は「身分証を見せてほしい」と要求してくる。パスポートや財布を取り出した瞬間に別の仲間が中身を抜き取る。

大使館の安全の手引きにはこうある。署名活動を装ったスリでは、身分証提示を求めて財布を出させる手口が繰り返し報告されている。サグラダ・ファミリア、ランブラス通り、ゴシック地区など、観光客が足を止めやすい場所が狩り場になっている。

署名を求められたら「No, gracias(ノー、グラシアス)」とはっきり断って立ち去ること。立ち止まって会話を始めた時点で、共犯者に囲まれるリスクが上がる。署名中に財布を抜かれる手口はバルセロナのスリ・置き引きでも扱っている。

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スキミング・フィッシングの急増

電子詐欺(クレジットカード番号等を盗み取るスキミング・フィッシング)が急増

在バルセロナ総領事館が2025年の安全対策情報で明確に注意喚起している。ATMにカードリーダーを被せて暗証番号とカード情報を盗む古典的なスキミングに加え、メールやSMSで偽のログイン画面に誘導するフィッシングも増えている。

スペイン旅行中にカード決済する機会は多いけれど、ATMを使う際は機器に不審なアタッチメントが付いていないか確認し、暗証番号入力時は必ず手で覆う。不審なWi-Fiに接続しない、メール内のリンクを安易にクリックしないことも大事。

偽警官 --- 私服で近づき「所持品検査」

偽警官の手口はスペイン全土で発生しているが、バルセロナでも報告がある。警察を名乗り、偽の警察手帳を一瞬だけ見せて「所持品検査です」と財布を出させる。

警察を名乗り、警察手帳らしき物を提示した上で、所持品検査と偽って財布を提示させ、現金等を抜き取る。

偽警官の特徴は3つ。警察手帳を一瞬しか見せない。財布の提示を要求する(正規の警察官は旅券や身分証の提示は求めても財布は求めない)。スペイン語が流暢でなく、英語で話しかけてくることがある。

財布を出せと言われたら「最寄りの警察署に行きましょう」と提案するのが安全。本物の警察官なら署で対応してくれるし、偽物ならその時点で立ち去ることが多い。同じ偽警官の手口はパリでも「麻薬捜査」名目で頻発している。

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手口早見表

手口場所特徴
署名活動スリ観光地・路上署名→身分証提示要求→財布を出させて共犯が抜き取り
スキミングATMカードリーダーを被せて暗証番号とカード情報を盗む
フィッシングメール・SMS偽ログイン画面に誘導してカード情報を入力させる
偽警官路上偽の手帳を見せて所持品検査を装い現金を抜く

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出発前にできる予防策

  • 路上で署名を求められたら即座に断る --- 立ち止まらず歩き続ける
  • ATMは銀行の建物内のものを使う --- 路上設置のATMはスキミング装置を仕掛けやすい
  • 暗証番号入力時は必ず手で覆う --- スキミングだけでなく後方からの盗み見も防げる
  • 不審なWi-Fiに接続しない --- 公共Wi-Fiではカード情報を入力しない。通信手段は海外eSIM比較で事前に準備
  • 偽警官に財布を出さない --- 「財布を見せろ」は偽物のサイン。「警察署に行きましょう」で対処
  • カードの不正利用に備えて通知設定をONに --- 利用時にリアルタイム通知が来る設定にしておけば、被害に即座に気づける

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被害に遭ったら

  1. クレジットカード会社に連絡して即座に利用停止 --- スキミングの場合は気づいた時点で止める
  2. 112に電話 --- 偽警官や署名詐欺の場合は警察に通報
  3. 被害届をカタルーニャ州警察(Mossos d’Esquadra)に提出 --- 保険請求に必要
  4. 在バルセロナ総領事館に連絡(93-280-3433) --- パスポート盗難時の再発行手続き

よくある質問

バルセロナで偽警官に遭ったらどう見分ける?

在スペイン大使館によると、偽警官は偽の手帳やバッジを一瞬しか見せず、財布の提示を要求します。正規の警察官は旅券や身分証の提示は求めても財布の提示は求めません。財布を出せと言われた時点で偽物の可能性が高いので、「最寄りの警察署に行きましょう」と提案してその場を離れましょう。

バルセロナでスキミング被害に遭わないためには?

在バルセロナ総領事館が電子詐欺(スキミング・フィッシング)の急増を注意喚起しています。ATMを使う際は機器に不審な装置がないか確認し、暗証番号入力時は必ず手で覆いましょう。不審なWi-Fiへの接続やメール内のリンクのクリックも避けてください。

署名活動を装った詐欺はどこで多い?

サグラダ・ファミリア、ランブラス通り、ゴシック地区など観光客が集まる場所で報告されています。「慈善活動への署名」を求めて近づき、身分証の提示を求めて財布を出させる手口です。署名を求められたらはっきり断って立ち去りましょう。

出典

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