バルセロナの犯罪はスリ・置き引きが8割だけど、強盗も無視できない。2025年のカタルーニャ州全体の強盗件数は4,224件、バルセロナ市単独で1,044件。首絞め強盗はスペイン全土で激減しているが、ゼロにはなっていない。そしてホテルの屋外スペースでの水掛け強盗という新しい手口も報告されている。
Travel Alert 01
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ホテル屋外で「水を掛けてくる」強盗
高級ホテルの屋外喫煙スペースにいたら、背後から突然水を掛けられました。複数の男が「濡れた服を拭いてあげる」と近づいてきて、鞄を体から離そうとしてきた。抵抗したけれど2人がかりで引き離されました。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在バルセロナ総領事館 海外安全対策情報 2025年10-12月)
高級ホテルの敷地内でさえ安全ではない。複数犯が堂々と犯行に及ぶのがバルセロナの特徴で、水やケチャップを掛けるのは「荷物から手を離させる」ための仕掛け。同じケチャップの手口はスリの前段階としても多発している。何かを掛けられたら、まず荷物を抱え込んで周囲を確認し、ホテルのロビーなど人目のある場所に移動すること。
Travel Alert 02
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ひったくり --- たすき掛けは体ごと引き倒される
裏通りや物陰で待ち伏せし、通行人の鞄を奪い取るひったくりもバルセロナでは発生している。バイクでの犯行もある。
たすき掛けの鞄は体ごと引き倒されてけがをすることがあるのでなるべく避ける
大使館の安全の手引きはたすき掛けのリスクを明確に警告している。鞄の紐が体に絡まった状態でバイクに引っ張られると転倒して大怪我になる。たすき掛けにするなら上着を着て紐が見えないようにするか、体の前にボディバッグを使うほうが安全。
首絞め強盗 --- 激減したが消えてはいない
首絞め強盗はかつてスペインの代名詞的犯罪だった。背後から忍び寄り、首を絞めて気絶させたうえで所持品を盗む。2000年には353件もあったが、2024年は邦人被害0件まで減少している。
ただし完全に消えたわけではない。2023年は1件、2021年は2件の報告がある。カタルーニャ州全体では2025年に11件、バルセロナ市単独でも5件が発生。パリでも夜間の首絞め強盗や暴行強盗が報告されており、ヨーロッパの都市部に共通するリスクといえる。夜間の一人歩き、特に裏通りや人気のない路地では引き続き警戒が必要。
Travel Alert 03
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手口早見表
| 手口 | 場所 | 特徴 |
|---|---|---|
| 水掛け強盗 | ホテル屋外・路上 | 水を掛けて拭く振りをしながら荷物を奪う複数犯 |
| ひったくり | 裏通り・物陰 | 徒歩またはバイクで鞄を奪う、たすき掛けは転倒リスク |
| 首絞め強盗 | 夜間の路地 | 背後から首を絞めて気絶させ所持品を盗む |
Travel Alert 04
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出発前にできる予防策
- 夜間の一人歩きを避ける --- 特にゴシック地区やラバル地区の裏通りは人通りが少なくなる時間帯は危険
- たすき掛けの鞄は上着で隠す --- 紐が見えないようにするか、体の前にボディバッグを使う。選び方はスリ対策グッズ比較にまとめています
- ホテルの屋外で油断しない --- 喫煙スペースなど人目のない場所は狙われやすい
- 周囲に注意を払う --- 背後から近づいてくる人物、不自然に近い距離で歩いてくる人物には警戒
- 抵抗より安全を優先 --- 強盗に遭ったら持ち物を渡して身の安全を確保。怪我をするリスクのほうが高い
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
被害に遭ったら
- 身の安全を最優先 --- 抵抗して怪我をするより、持ち物を渡して命を守る
- 112に電話 --- 警察を呼ぶ。怪我をした場合は救急も対応
- 被害届をカタルーニャ州警察(Mossos d’Esquadra)に提出 --- 保険請求に被害届のコピーが必要
- 在バルセロナ総領事館に連絡(93-280-3433) --- パスポート盗難時の再発行手続き
- 保険会社に連絡 --- 怪我をした場合は治療費の立て替え・キャッシュレス対応を確認。備えの詳細はヨーロッパの海外旅行保険ガイドへ
よくある質問
バルセロナで首絞め強盗はまだあるの?
スペイン全土で2024年の邦人首絞め強盗被害は0件まで減少しましたが、2023年は1件、2021年は2件の報告があり完全に消えてはいません。カタルーニャ州全体では2025年に11件、バルセロナ市では5件の首絞め強盗が発生しています。
バルセロナのひったくりで怪我をするリスクは?
在スペイン大使館の安全の手引きでは「たすき掛けの鞄は体ごと引き倒されてけがをすることがある」と警告されています。バイクによるひったくりもあるため、たすき掛けが外から見えないよう上着を着用することが推奨されています。
ホテルの中でも強盗に遭うことがあるの?
在バルセロナ総領事館の2025年レポートに、高級ホテルの屋外喫煙スペースで複数犯による水掛け強盗の事例が掲載されています。ホテルの敷地内でも人目のない場所では警戒が必要です。