Kaigai Risk
TRAVEL RISK ARCHIVE

ナッソーの治安 旧市街ひったくり・夜間の銃器強盗【2026】

ナッソーの治安や危険エリア、犯罪傾向を、外務省と在外公館の情報からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.05.04 KAIGAI-RISK

ナッソーはバハマの首都で、クルーズ寄港・観光・国際金融の中心です。バハマ国内の殺人事件のうち2022年で113件(全128件中)がここニュー・プロビデンス島で発生しており、武装強盗も同島集中。「カリブの楽園」のイメージのまま降り立つと足元をすくわれます。エリア別にどこが地雷かを見ていきます。

Travel Alert 01

海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです

詳しくみる →

ベイ・ストリート/旧市街 --- クルーズ客密度No.1で観光客狙いのひったくり

ナッソーの観光ど真ん中はベイ・ストリート(Bay St)周辺。クルーズ船寄港地のプリンス・ジョージ・ワーフから降りた観光客が、ストロー・マーケット・国会議事堂・ジュニア・カナリーへと流れる動線です。日本人の被害例で外務省が筆頭に挙げるのがこのエリア。

TESTIMONY · 旅行者A

ナッソー市内を観光中、背後からつけてきた2人の男に、バッグを強奪された。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省 海外安全ホームページ「バハマ 安全対策基礎データ」

外務省の被害例にはほかに「バスや車を降りた直後にハンドバッグをひったくられた」「ビーチで荷物から目を離した際に置き引き被害」と、3パターンが揃って明示されています。クルーズ船のショアエクスカーション参加者も、自由行動中はベイ・ストリートからは離れない・脇道に入らない・後ろから付いてくる足音に気づける環境を保つ、これだけで被害確率がだいぶ落ちます。詳細手口はナッソーのスリ・ひったくり・置き引きで。

Travel Alert 02

海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?

詳しくみる →

オーバー・ザ・ヒル地区 --- 夜間は近寄らない

ベイ・ストリートの南、丘を越えた住宅地が「オーバー・ザ・ヒル(Over the Hill)」。在バハマ大使館がまとめた2022年のデータでは、武装強盗555件のうち約半数(48%)が南西部・南東部・北東部に集中、発生時間帯は午後5時から午後11時、凶器は銃器が依然として主流と書かれています。観光客が深夜の単独散歩で立ち入る場所ではありません。ホテル間移動はタクシー、リゾートエリア(パラダイス島・ケーブル・ビーチ)の敷地内で完結させるのが基本動作です。

ケーブル・ビーチ/パラダイス島 --- リゾート区域内は比較的落ち着く

ナッソーの主な滞在エリアはダウンタウン以外に、ケーブル・ビーチ(西側)と橋を渡ったパラダイス島(Atlantis Resortのある島)。リゾート集中区は警備が比較的しっかりしており、敷地内行動なら強盗・ひったくり遭遇率は下がります。ただしビーチに荷物を残して泳ぐ置き引きは外務省事例の3つ目に該当。貴重品はホテル金庫、ビーチには最低限の現金とカードコピーだけにしてください。

Travel Alert 03

無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も

詳しくみる →

偽事故・現場罰金詐欺 --- レンタカーで遭うパターン

レンタカーで動く人向けの注意。在バハマ大使館の運転ガイドが書く2大手口は、偽事故狙い強盗(追突して降車させたところを狙う)と現場罰金詐欺(警察官を装って現場で罰金支払いを要求)。バハマも日本同様、後日罰金を支払う制度なので、現場での現金要求は断る、というのが大使館の指示。詳しくはナッソーの詐欺・ぼったくりで扱います。

なお同ガイドは旅行者の自家運転自体を推奨していません。

首都ナッソーでは道路の整備が進んでおらず中心地では慢性的な渋滞があります。…レンタカーを借りることも可能ですが,このような交通事情を考えると,旅行者自身が車の運転をすることはお勧めできません

正規タクシー(黄色ナンバープレート)+ホテル手配が現実解です。

リン・ピンドリング国際空港

ナッソーの空の玄関はリン・ピンドリング国際空港(NAS)。米国行きフライトはここで米CBP(米税関国境警備局)の事前入国審査を済ませてから出発します。時間に余裕を見ておきたい仕組み。空港からダウンタウンまではタクシー約20分・USD30前後が相場で、A2「料金メーターがついていないものが殆ど」と明示されているため、乗車前に料金を運転手と合意してから出発するのが原則です。

Travel Alert 04

知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?

詳しくみる →

緊急連絡先 --- 911 または 919、医療機関3件

連絡先番号・場所
警察・消防・救急911 または 919
Doctors Hospital(私立、24時間救急)+1-242-302-4600 / 救急車 +1-242-302-4747
Princess Margaret Hospital(公立、24時間救急)+1-242-322-2861 / 救急 +1-242-502-7811, 326-7014
Walk In Clinic(私立)+1-242-328-0783
在バハマ日本国名誉総領事(日本語不可)+1-242-677-9026
在ジャマイカ日本国大使館(バハマ兼轄)+1-876-929-3338 / 9

ナッソー以外の島(フリーポート・家族島)で重症になった場合、まずナッソーの公立Princess Margaret Hospitalか私立Doctors Hospitalへ搬送、状況によってはマイアミ等の米国本土へ国外搬送になります。家族島滞在は医療空白を前提に。

Travel Alert 05

空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?

詳しくみる →

ナッソーで生き延びる7原則

最後に行動別の鉄則。

  • ベイ・ストリート脇道は単独で入らない、後方注意・複数行動が基本
  • オーバー・ザ・ヒル地区は夜間立ち入らない、午後5時〜11時は銃絡みの強盗時間帯
  • タクシーは黄色ナンバー+乗車前料金合意、メーターなしが多数派
  • レンタカー追突は降車前に周囲確認、現場罰金要求は断る
  • ビーチ置き引き対策: 荷物を見ずに泳がない、貴重品はホテル金庫
  • パスポートはコピー携帯+ホテル金庫、紛失で出国不可
  • 緊急通報911 or 919、家族島は医療空白を前提に

エリアと時間帯を選べばナッソーは楽しい街です。データを頭に入れた上で、危ない時間と場所を避ける単純な行動だけで、ほとんどのリスクは回避できます。手口の詳細はスリ・ひったくり睡眠薬・武装強盗詐欺・ぼったくり病気・医療で。

この都市のトラブル別ガイド

読者の体験談を投稿する

あなたが現地で体験したこと・気をつけていることを共有してください。承認後に表示されます。

SNSやブログ等。表示時は rel="ugc nofollow noopener" 付き。