ナッソーで観光客が遭う凶悪犯罪は、銃絡みの武装強盗と睡眠薬を使った強盗の2つが主要な類型です。外務省は観光客被害の筆頭にこの2つを挙げています。2022年の武装強盗は555件、午後5〜11時に集中、凶器は依然として銃器——数字を頭に入れて、行動を組み立て直してください。
Travel Alert 01
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武装強盗の数字 --- 555件、午後5〜11時、銃器
在バハマ大使館がまとめた2022年の犯罪統計から。
武装強盗は555件で、前年の415件に対し34%増加した。発生地区は、南西部、南東部、北東部が多く、全体の48%を占めている。主に午後5時から午後11時の間に発生し、凶器として使用されたのは、依然として銃器が多かった。211台の車両が強奪され、36%が回収された。被害者は男性が81%、女性が19%
3つのキーワード。
- 時間: 午後5時〜午後11時
- 凶器: 銃器が主流
- 地区: 南西部・南東部・北東部で48%
これは「観光客が夜の街を歩く時間帯」とほぼ完全に重なります。夕食後にホテル外に単独で歩いて出るという行動はナッソーで特に避けてください。さらに殺人については、
殺人は128件で、前年の119件に対し8%増加。…128件中、117件で銃器が使用された
銃器使用率は約91%。日本の感覚で「強盗 = ナイフか素手」のイメージで対応すると致命的です。
Travel Alert 02
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あなたは知っていますか?
観光客被害の類型 --- 睡眠薬強盗が明記
外務省「安全対策基礎データ」より。
観光客が被害を被るものとして、強盗、睡眠薬強盗、窃盗、クレジットカード等のスキミング、性犯罪などがあります
「睡眠薬強盗」が観光客被害の類型として明記されている国の1つです。手口は世界共通で、ナイトクラブ・バー・ビーチパーティーで知らない人物から提供されたドリンクに薬物が混入、意識が朦朧としたところで持ち物を奪われる、というパターン。
対策は3つ。
- 知らない人物から飲み物を受け取らない、特にバー・クラブで初対面が「奢るよ」と言ってきた時は警戒
- 席を立つ時はグラスを残さない、戻ったら別のドリンクを頼み直す
- 複数人で動く、1人の時に判断力が落ちる飲酒は控える
ジェット・スキー強盗・性犯罪目的の誘拐
ジェット・スキー等のマリン・アクティビティにおいて、無資格インストラクターによる不法営業や機材の整備不良によるトラブルが報告されています
これは事故と詐欺の中間ですが、無資格インストラクターと一緒に船で沖合に出るのは極めて危険な行動。海上では助けを呼べる相手がほぼいない。マリンアクティビティはホテル経由・正規業者を必ず選んでください。
A3「テロ・誘拐情勢」より。
外国人を標的とするバハマでの誘拐事件は、ごくわずかです。…バハマでは、誘拐事件の発生件数は公表されていませんが、まれに外国人観光客が性犯罪目的で誘拐されるケースがあります
数は少ないものの性犯罪目的の誘拐は明記された事実。夜間の単独行動、知らない人物の車・船への同乗、いずれも避けてください。
Travel Alert 03
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レンタカー追突→降車狙いの強盗
在バハマ大使館の運転ガイドが警告する手口。
わざと交通事故を起こしてこちらが降車したところを狙って車や金品を強奪するという事案も散見されますので、直ぐに降車せず周囲の状況をよく確認してから対応するようにして下さい
レンタカー時に追突されたらすぐ降りない。窓越しに相手の身分・周囲の人数を確認、明らかに不自然なら警察を呼んでから動く、ホテル・警察署まで走ってから停まる。これが正解です。同ガイドの追加注意。
首都ナッソーでは道路の整備が進んでおらず中心地では慢性的な渋滞があります。…レンタカーを借りることも可能ですが,このような交通事情を考えると,旅行者自身が車の運転をすることはお勧めできません
そもそも自家運転は推奨されていないので、移動は正規タクシー(黄色ナンバー)+ホテル手配が無難です。
被害時の鉄則 --- 抵抗しない、命優先
外務省の防犯対策の基本から。
強盗等の被害に遭ったときは、身の安全を優先し、抵抗しない
夜間の一人歩きは極力避け、複数で行動する
多額の現金や貴重品などを持ち歩かず、現金は何か所かに分けて所持する
短いがこれが全て。バハマの強盗は銃器使用率が高いため、抵抗のリスクが日本よりはるかに高いという前提で。
Travel Alert 04
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手口早見表
| 手口 | 主な現場・時間 | 防御の鉄則 |
|---|---|---|
| 武装強盗(銃器) | 南西・南東・北東部、午後5〜11時 | 夜間外出禁止・タクシー利用 |
| 睡眠薬強盗 | バー・クラブ・パーティー | 知らない人の飲み物拒否・複数行動 |
| 性犯罪目的の誘拐 | 夜間単独行動先 | 知らない人の車・船に同乗しない |
| マリンレジャー強盗 | 沖合のジェットスキー | 正規業者・ホテル経由のみ |
| 追突→降車狙い強盗 | レンタカー走行中 | すぐ降りない・警察を呼ぶ |
| ホテル客室侵入 | 中小ホテル・民泊 | デッドボルト・チェーン確認 |
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
出発前のチェックリスト
- 夜間(午後5〜11時)の単独外出を避ける: タクシーかホテル送迎で
- 多額の現金は持たない・分散保管: ホテル金庫+首掛け+財布の3分割
- バー・クラブでは知らない人の飲み物は受け取らない
- マリンアクティビティはホテル手配の正規業者のみ
- レンタカーで追突されたらすぐ降りない: 警察か明るい場所まで移動
- 緊急通報 911 or 919 を覚える
- 凶器を見せられたら抵抗しない: 命と引き換えにしない
ナッソー観光は昼間中心・複数行動・宿はリゾート敷地内を組み合わせれば大半のリスクを避けられます。詰めるべきところは出発前に決めてから動いてください。
よくある質問
ナッソーで強盗に遭ったらどうする?
抵抗しないでください。外務省「安全対策基礎データ」が「強盗等の被害に遭ったときは、身の安全を優先し、抵抗しない」と明記。バハマの武装強盗は銃器使用が一般化しており、抵抗による致傷リスクが高い。財布・スマホ・バッグは諦めて、人命優先で対応するのが現地の現実です。
睡眠薬強盗ってどう警戒すればいい?
「初対面の相手から飲み物を受け取らない・席を離れた飲み物に戻らない」が基本。外務省は観光客被害の類型として「強盗、睡眠薬強盗、窃盗、クレジットカード等のスキミング、性犯罪」を挙げています。ナイトクラブ・バー・ビーチパーティーで知らない人物から提供されたドリンクは受け取らない、席を立つ時はグラスを残さない、これが鉄則。
性犯罪目的の誘拐はどれくらい起きる?
A3「テロ・誘拐情勢」によると「外国人を標的とするバハマでの誘拐事件は、ごくわずか」だが「まれに外国人観光客が性犯罪目的で誘拐されるケースがある」と明記。件数は少なくても発生事実はあるので、夜間の単独行動・知らない人物の車や船への同乗は避けてください。
ホテルの部屋に強盗が入ってくることは?
ナッソーのリゾートホテルは比較的安全ですが、ダウンタウンの中小ホテル・短期賃貸ではリスクがあります。チェックイン直後にデッドボルト・チェーンの動作確認、ノックされてもチェーン越しに要件確認、ベランダ・窓の鍵を寝る前に必ず確認。在留邦人がカリブ近隣で遭った侵入強盗事例(駆除業者・管理人を装った白昼侵入)も同じ警戒で。