Kaigai Risk
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ナッソーの詐欺 偽事故強盗・現場罰金詐欺・スキミング【2026】

ナッソーの詐欺・ぼったくりの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.05.04 KAIGAI-RISK

ナッソーの詐欺・ぼったくりは、お金まわり車まわりに集中しています。観光客のクレジットカードと現金を狙う仕組みが古典的なものから新しいものまで動いている街です。手口を順に整理していきます。

Travel Alert 01

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偽事故狙い強盗 --- 追突されてもすぐ降りない

レンタカーを使う人が一番警戒すべきパターン。在バハマ大使館の運転ガイドから:

わざと交通事故を起こしてこちらが降車したところを狙って車や金品を強奪するという事案も散見されますので、直ぐに降車せず周囲の状況をよく確認してから対応するようにして下さい

これは詐欺と強盗の混合パターン。追突 → 降車 → 周囲から共犯者が現れて金品強奪という流れ。日本の感覚で「事故処理のため降りる」が罠になります。

対応の手順。

  1. すぐに降りない、窓越しに相手の人数・周囲を確認
  2. 共犯者がいそう・人気がない場所なら走り去る、ホテル・警察署で停車
  3. 人通りの多い場所で警察を呼んでから対応、現場保存より身の安全
  4. 後日、レンタカー会社と保険会社に連絡

現場罰金詐欺 --- 警察官を装った現金要求

これは典型的な国際詐欺パターン。同じく運転ガイドより:

交通違反をした際、警察官から現場で罰金の支払いを求められることがありますが、バハマも日本と同様、後日罰金を支払う制度になっていますので、そのような要求は断って下さい

バハマでは現場で現金罰金を支払う制度はありません。「現場で払えば安く済ませてやる」と言ってきたら、それは正規の罰金ではなくぼったくりです。

対応はシンプル。

  • 「後日支払いたい」「警察署に行く」と言って現場での支払いを断る
  • 身分証の提示を求める、不自然なら写真を撮って記録
  • 身の危険を感じたら最低限の現金を渡してその場を離れる、後で大使館・警察に通報

Travel Alert 02

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クレジットカードのスキミング

外務省は観光客被害の類型として、

観光客が被害を被るものとして、強盗、睡眠薬強盗、窃盗、クレジットカード等のスキミング、性犯罪などがあります

を明記。スキミングはATM・路上のカード読み取り機・小規模店舗のPOSで起きます。

対策は4つ。

  • ATMは大手銀行の建物内・ホテル内のみ使用、路上のATMは避ける
  • 暗証番号入力時は手で隠す、覗き込みカメラ対策
  • ICチップ付き・タッチ決済対応のカードを選ぶ(磁気ストライプより安全)
  • 利用通知メールをオン、海外利用後は明細を毎日確認、不審な利用があれば即停止

帰国後しばらくしてから不正利用が発覚するケースもあるため、帰国後も1〜2か月は明細チェックを続けてください。

タクシー料金トラブル --- メーターなしが基本

A2より:

正規のタクシーは、黄色のナンバープレートをつけています。なお、料金メーターがついていないものが殆どですので、乗車時にドライバーに行き先を告げた上で、料金を確認してから乗車してください

メーター付きタクシーが少ない国なので、乗車前に必ず料金合意。空港〜ダウンタウンはUSD30前後、ダウンタウン〜ケーブル・ビーチで USD15〜20、ダウンタウン〜パラダイス島の橋越えで USD15〜25が目安です(料金は変動するためホテルフロントで再確認推奨)。

乗車のステップ。

  1. 黄色ナンバープレートを確認、白タクは避ける
  2. 行き先・料金を運転手に明示、合意してから乗車
  3. 複数人なら頭割りにできるか事前確認、人数追加料金の有無も
  4. ホテルから呼ぶ: フロントで頼んだタクシーは料金トラブル少ない

写真撮影トラブル --- 「撮らないで」と言われたら従う

A2が明確に書いている観光客向け注意。

相手の承諾なしに他人を撮影すると、因縁を付けられて金銭を要求されるなど、トラブルの原因になりますので、十分な注意が必要です

ベイ・ストリート界隈で民族衣装の人・路上音楽家・ポーズを取る人物が「写真OK」を装って近づき、撮影後に金銭を要求するパターンも各国観光地で報告されている古典手口。

対応は単純で、

  • 撮影前に必ず確認、相手が嫌がれば撮らない
  • 撮影後にチップを求められたら少額(USD1〜2)で対応、要求がエスカレートしたら離れる
  • 明確な詐欺的な高額要求にはNoと言って人通りの多い場所へ

Travel Alert 03

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観光客向けスポーツ・アクティビティの料金トラブル

ジェット・スキー等のマリン・アクティビティにおいて、無資格インストラクターによる不法営業や機材の整備不良によるトラブルが報告されています

これは事故+詐欺の混合。

  • 正規業者: ホテル経由・名前で検索できるツアー会社のみ
  • 当日ビーチで声かけられた業者は使わない、ライセンス確認が困難
  • 保険適用範囲を事前に確認: 個人海外旅行保険のレジャー特約・ツアー会社の保険

闇バイトと特殊詐欺加害者リスク --- 在バハマ大使館が独自掲示

これは少し特殊な話ですが、在バハマ大使館が独自にページを作って警告している事案。

東南アジアを中心とする海外において、特殊詐欺事件のいわゆる「かけ子」や「受け子」として犯罪に加担させられた結果、現地警察に拘束される事案が多く発生しています

「海外で短期間に高収入」、「簡単な翻訳作業」といった、いわゆる闇バイトの謳い文句に誘われ…意図せず詐欺犯罪の加害者になってしまうケース

バハマで現地発生というよりも、海外渡航の動機として「闇バイト」が混ざることへの警告です。「カリブで簡単な仕事」のような誘いに乗ると、現地警察に拘束されるリスクがある、ということ。日本の家族・知人を巻き込む詐欺被害もあるので、家族とも共有しておくべき情報です。

Travel Alert 04

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手口早見表

手口主な現場防御の鉄則
偽事故狙い強盗レンタカー走行中すぐ降りない・警察を呼ぶ
現場罰金詐欺警察官を装う路上後日支払いを主張・現場現金は断る
クレジットスキミングATM・路上店舗大手銀行ATM・ICチップ・利用通知
タクシー料金不当請求メーターなし車両乗車前料金合意・黄色ナンバー
写真撮影金銭要求観光地で路上撮影前許可・少額チップで離脱
無資格マリン業者ビーチでの当日勧誘ホテル経由の正規業者のみ
闇バイト・特殊詐欺加害渡航動機段階から家族と情報共有・怪しい仕事は断る

被害に遭ったときの対応

  1. クレジットカードはすぐに停止: 24時間連絡可能なカード会社番号を控えておく
  2. 警察に通報・盗難証明書取得: 911 or 919、保険請求に必要
  3. 保険会社に連絡: アシスタンスデスクで対応の手順を確認
  4. 大使館へ: 名誉総領事 +1-242-677-9026(日本語不可)/在ジャマイカ大使館 +1-876-929-3338

Travel Alert 05

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出発前のチェックリスト

  • クレジットカード会社の海外連絡先を紙にメモ(スマホ盗まれ対策)
  • 利用通知メールをオン、海外利用枠の事前確認
  • タクシー料金の相場をホテルで確認してから乗車
  • 「現場罰金」は後日支払い制を頭に入れる
  • 黄色ナンバープレート以外のタクシー乗車は避ける
  • 闇バイトの怪しい誘いは家族にも共有して断る

詐欺は事前情報があるかないかで遭遇確率が大きく変わります。手口を知っているだけで「あ、これか」と気づけるので、出発前に家族・同行者と共有してから飛んでください。

よくある質問

バハマのタクシーはメーター付き?

大半がメーターなしです。外務省は「料金メーターがついていないものが殆どですので、乗車時にドライバーに行き先を告げた上で、料金を確認してから乗車してください」と明記。正規タクシーは黄色ナンバープレート。空港〜ダウンタウンはUSD30前後が相場で、乗車前にホテル・行き先・料金を全て合意してから出発するのが基本動作です。

警察官に現場で罰金を払えと言われた時は?

断ってください。在バハマ大使館の運転ガイドが「交通違反をした際、警察官から現場で罰金の支払いを求められることがありますが、バハマも日本と同様、後日罰金を支払う制度になっていますので、そのような要求は断って下さい」と明記。現場で現金を出すと、それは正規の罰金ではなく実質ぼったくりです。

クレジットカードのスキミング対策は?

暗証番号入力時に手で隠す、ICチップ付きカードを使う、利用通知メールをオン、海外利用後は速やかに利用明細を確認、不審な利用があれば即停止。外務省は観光客被害の類型に「クレジットカード等のスキミング」を明記しているので、ATMは大手銀行の建物内・ホテル内のみで使うのが安全です。

「闇バイト」って何の話?日本にいる家族関係ある?

在バハマ大使館は「特殊詐欺事件に関する注意喚起」を独自に掲示しています。海外で「短期間に高収入」「簡単な翻訳作業」といった闇バイトに誘われ、意図せず詐欺の加害者にさせられて現地警察に拘束される事案が増えています。本人だけでなく日本にいる家族・知人を巻き込む特殊詐欺の被害も含むので、出発前に家族と共有しておいてください。

出典

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