ラパスの強盗は「力ずくで奪う」だけではありません。飲み物に睡眠薬を入れて意識を失わせてから金品を奪う昏睡強盗、背後から首を絞めて動けなくする首締め強盗、そしてATMに連行して引き出し限度額まで現金を出させる手口。どれも声をかけてくる人に応じた瞬間から始まります。
Travel Alert 01
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飲食店・パーティーでの昏睡強盗
大使館の「安全の手引き」にはこう書かれています。
飲食店や不特定多数が集まるパーティー会場において、睡眠薬入り飲み物を勧められ、昏睡状態に陥ったところ、金品を奪われる。
ラパスだけでなくサンタクルスでも報告されている手口で、ナイトライフが盛んなエリアでは特に注意が必要。旅先で知り合った人と飲みに行く、というシチュエーションそのものがリスクです。
対策は大使館の言葉を借りれば「知らない人から勧められた飲み物には口をつけない」「深夜の単独行動を避ける」。自分で注文したドリンクでも、トイレで席を外した間に薬を入れられることがあるので、戻ったら新しく注文し直すのが安全。
Travel Alert 02
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あなたは知っていますか?
テレフェリコ駅の首締め強盗
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ボリビア日本国大使館「安全の手引き」)
テレフェリコ(ロープウェイ)はラパスとエルアルトを結ぶ公共交通機関。赤ラインのエルアルト駅は貧困層が多いエリアで、犯罪多発地帯です。首締め強盗はまず声をかけてくるのがパターン。駅を出たらすぐに人通りの多い方向に歩き、立ち止まらないこと。
大使館は「強盗のほか、偽警官等の犯罪でも、先ず声をかけてくることが多いため、見知らぬ人物から声をかけられても応じない」と書いています。ラパスでは知らない人の声かけ = 犯罪の入口と考えておくのが正解。
偽警察官によるATM引き出し強要
偽警察官詐欺は所持品を盗むだけでなく、ATMに連行して現金を引き出させるパターンもあります。
警察官と名乗る2人組の男がタクシーを停車させ、薬物の所持検査をするとの名目でタクシーに乗り込んできて所持品検査を行った。アルコールを所持していたことを理由に、ATMで引き出し額上限まで現金を引き出させられた。
これは偽警察官詐欺とExpress Kidnapping(待ち伏せ誘拐)が合体したパターン。偽警察官の見破り方はラパスの偽警察官詐欺で詳しくまとめています。
Travel Alert 03
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乗り合いタクシーでの共謀強盗
乗り合いタクシーでは運転手と他の乗客が共謀していることがあり、背後から襲われるケースが報告されています。乗り合いタクシーやミニバスはそもそも「待ち伏せ誘拐」の温床なので、使わないのが大原則です。
手口早見表
| パターン | きっかけ | 結末 |
|---|---|---|
| 昏睡強盗 | 飲食店で知り合った人の飲み物 | 意識喪失→金品強奪 |
| 首締め強盗 | テレフェリコ駅などで声かけ | 背後から首絞め→所持品奪取 |
| ATM引き出し強要 | 偽警察官にタクシーで連行 | 引き出し限度額まで現金強奪 |
| 共謀強盗 | 乗り合いタクシーで乗車 | 運転手+乗客がグルで襲撃 |
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
出発前にできること
- 知らない人からの飲み物は断る。旅先の「おごるよ」は警戒ポイント
- 深夜の単独行動を避ける。特にバー・クラブ周辺
- テレフェリコ赤ライン・エルアルト駅では立ち止まらない
- 乗り合いタクシー・ミニバスは使わない。ラジオタクシー一択
- ATMの引き出し上限を出発前に低めに設定しておく。被害額の上限になる
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
被害に遭ったら
- 強盗には絶対に抵抗しない
- 最寄りの警察署で被害届を提出
- 在ボリビア日本国大使館: (591) 2-241-9110〜3
- ATM被害は銀行とカード会社に即連絡
- 保険会社にも相談(携行品損害と傷害の両方で請求の可能性)
よくある質問
ラパスで睡眠薬強盗に遭わないためには?
知らない人から勧められた飲み物には口をつけないこと。飲食店やパーティー会場で「おごるよ」と言われても断る。深夜の単独行動も避けましょう。自分で注文した飲み物でも、席を離れた間に薬を入れられることがあるので、戻ったら新しいものを注文するのが安全です。
テレフェリコ(ロープウェイ)は安全に使える?
テレフェリコ自体は公共交通機関ですが、赤ラインのエルアルト駅で下車直後に声をかけられ首を絞められて所持品を奪われた事例があります。駅を出たらすぐに立ち止まらず移動し、知らない人に声をかけられても無視して歩き続けましょう。
ATMで現金を引き出させられたらどうする?
被害後すぐに銀行とカード会社に連絡し、口座凍結とカード停止を。最寄りの警察署で被害届を出し、在ボリビア日本国大使館 (591) 2-241-9110〜3 にも連絡しましょう。引き出し強要による被害は海外旅行保険の携行品損害ではカバーされない場合があるので、保険会社にも相談を。