ラパスで日本人旅行者が最も遭いやすいのが偽警察官詐欺。大使館は2024年8月と2026年3月の2回、わざわざ邦人向けに注意喚起を出しています。それでも被害が止まらないのは、手口が巧妙で「本物っぽく見える仕掛け」が入っているから。でも実は、1つのルールだけで100%見破れます。
Travel Alert 01
海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです
「街中で持ち物を見せろ」は100%偽物
大使館がはっきり書いている鉄則がこれ。
警察官による街頭での持ち物検査(パスポート・財布等の中身確認)は禁止されています。また警察署等への同行に、パトカー以外のタクシーや自家用車を使うことはありません。
ボリビアの法律で、警察官が路上で旅行者の財布やパスポートの中身を検査することは禁止されています。つまり「持ち物を見せろ」と言ってくる人は、制服を着ていようが何だろうが偽物。これだけ覚えておけばいい。
手口のパターン --- 必ず「サクラ」がセットで現れる
偽警察官詐欺には共通の構造があります。
- まず「一般人」が声をかけてくる。旅行者を装った女性が多い
- 一緒にタクシーに乗ることを提案。「半額になるよ」が殺し文句
- しばらく走ったところで「警察官」が登場。タクシーを停車させる
- 「麻薬・偽米ドル・偽造カード」の取締りを口実に所持品検査
- 検査中に財布・パスポートを抜き取る。またはバッグごとタクシーで走り去る
女性がサクラとして機能する理由は単純で、女性が先に所持品検査に応じることで「本物の警察なんだ」と錯覚させるため。大使館はこれを「若い女性が要求に即座に応じるため、本物の警察官であるかのような錯覚が生まれる」と分析しています。
Travel Alert 02
海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?
事例1: キリキリ展望台で「記念写真撮って」
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ボリビア日本国大使館「安全の手引き」)
事例2: 魔女通りで「道を教えて」
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ボリビア日本国大使館「安全の手引き」)
事例3: 「月の谷まで一緒にタクシー代半額」
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ボリビア日本国大使館「安全の手引き」)
Travel Alert 03
無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も
事例4: コパカバーナからのバスで知り合った「旅行者」
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ボリビア日本国大使館「安全の手引き」)
事例5: バッグを積んだままタクシーが走り去る
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ボリビア日本国大使館「安全の手引き」)
手口早見表
| パターン | 声かけ場所 | サクラの役割 | 偽警察の口実 |
|---|---|---|---|
| 記念写真型 | キリキリ展望台 | 「チリ人女性」が写真依頼 | 麻薬取締り |
| 道聞き型 | 魔女通り | 女性が道を尋ねる | 麻薬取引の疑い |
| タクシー相乗り型 | 月の谷周辺 | 「半額にしよう」 | 偽札・偽造カード検査 |
| バスターミナル型 | ラパス到着時 | バスで知り合った「旅行者」 | 所持品検査 |
| バッグ持ち逃げ型 | 市内各所 | タクシー同乗者 | 署での追加検査 |
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
偽米ドル札・偽ボリビアーノ札にも注意
偽警察官とは別に、偽造紙幣も出回っています。知らずに使うと犯罪になるので注意。またボリビアでは紙幣がBシリーズからAシリーズに切り替え中で、古い紙幣は使えなくなっています。両替所でもらった紙幣が旧シリーズでないか確認しておこう。
出発前にできること
- 「街中で持ち物検査 = 偽物」のルールを頭に刻む。これが最大の防御
- ラパスでは知らない人に声をかけられても応じない。「一緒にタクシー」「写真撮って」は犯罪の入口
- タクシーは必ずラジオタクシー(車体に会社番号が書いてある車両)を使う。流しタクシーには乗らない
- パスポートと財布は分散して持つ。コピーを別の場所に保管
- コカ製品を持ち歩かない。偽警察官の口実が「麻薬取締り」なので、コカ茶パックを持っていると疑いが増す
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
被害に遭ったら
- 最寄りの警察署で被害届を提出
- 在ボリビア日本国大使館に連絡: (591) 2-241-9110〜3
- クレジットカードは即利用停止の電話を
- パスポート盗難時は大使館で渡航書類の再発行
よくある質問
ラパスで偽警察官に声をかけられたらどうする?
ボリビアでは街頭での持ち物検査は法律で禁止されています。「所持品を見せろ」と言ってくる時点で偽物確定。「パトカーを呼んでください」と言って立ち去るか、近くの店に逃げ込みましょう。パトカー以外の車両で警察署に行くこともありません。
ラパスで本物の警察と偽物をどう見分ける?
街中で所持品検査を求めてくる時点で偽物です。本物の警察は街頭でパスポートや財布の中身を確認しません。また本物はパトカーを使い、タクシーや自家用車で署に同行させることもありません。
偽警察官詐欺で財布を盗まれたらどこに届ける?
最寄りの警察署で被害届を出し、在ボリビア日本国大使館 (591) 2-241-9110〜3 にも連絡を。パスポートを盗まれた場合は大使館での再発行手続きが必要です。クレジットカードは現場から即カード会社に電話して利用停止を。
偽警察官詐欺はラパス以外でもある?
大使館の手引きではラパス市内(サンフランシスコ教会周辺・キリキリ展望台・魔女通り・バスターミナル)が最多発生地ですが、チチカカ湖畔のコパカバーナ市やエルアルト空港周辺でも報告されています。ボリビア全土で警戒が必要です。