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ラパスの詐欺 偽警察官が邦人集中被害・魔女通り多発【2026】

ラパスの詐欺・ぼったくりの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

ラパスで日本人旅行者が最も遭いやすいのが偽警察官詐欺。大使館は2024年8月と2026年3月の2回、わざわざ邦人向けに注意喚起を出しています。それでも被害が止まらないのは、手口が巧妙で「本物っぽく見える仕掛け」が入っているから。でも実は、1つのルールだけで100%見破れます

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「街中で持ち物を見せろ」は100%偽物

大使館がはっきり書いている鉄則がこれ。

警察官による街頭での持ち物検査(パスポート・財布等の中身確認)は禁止されています。また警察署等への同行に、パトカー以外のタクシーや自家用車を使うことはありません。

ボリビアの法律で、警察官が路上で旅行者の財布やパスポートの中身を検査することは禁止されています。つまり「持ち物を見せろ」と言ってくる人は、制服を着ていようが何だろうが偽物。これだけ覚えておけばいい。

手口のパターン --- 必ず「サクラ」がセットで現れる

偽警察官詐欺には共通の構造があります。

  1. まず「一般人」が声をかけてくる。旅行者を装った女性が多い
  2. 一緒にタクシーに乗ることを提案。「半額になるよ」が殺し文句
  3. しばらく走ったところで「警察官」が登場。タクシーを停車させる
  4. 「麻薬・偽米ドル・偽造カード」の取締りを口実に所持品検査
  5. 検査中に財布・パスポートを抜き取る。またはバッグごとタクシーで走り去る

女性がサクラとして機能する理由は単純で、女性が先に所持品検査に応じることで「本物の警察なんだ」と錯覚させるため。大使館はこれを「若い女性が要求に即座に応じるため、本物の警察官であるかのような錯覚が生まれる」と分析しています。

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事例1: キリキリ展望台で「記念写真撮って」

TESTIMONY · 旅行者A
キリキリ展望台でチリ人だという女性に「記念写真撮って」と頼まれました。撮影していると警察官を名乗る男が現れて「麻薬取締り」と言ってカバンの中を調べさせたんです。チリ人女性も従っていたから本物だと思ったら、あとで財布がなくなっていました。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ボリビア日本国大使館「安全の手引き」

事例2: 魔女通りで「道を教えて」

TESTIMONY · 旅行者B
魔女通りを歩いていたら女性に道を聞かれて立ち止まったんです。話しているうちに警察官を名乗る人物が来て「麻薬取引の疑い」でタクシーに乗せられました。所持品検査の名目で財布を抜き取られていました。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ボリビア日本国大使館「安全の手引き」

事例3: 「月の谷まで一緒にタクシー代半額」

TESTIMONY · 旅行者C
「二人でならタクシー代が半額になるから一緒に月の谷まで行こう」と声をかけられました。タクシーに同乗して5分くらい走ったところで警察官と名乗る男がタクシーを停め、偽札と偽造カードの検査だと言って乗り込んできました。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ボリビア日本国大使館「安全の手引き」

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事例4: コパカバーナからのバスで知り合った「旅行者」

TESTIMONY · 旅行者D
長距離バスでコパカバーナからラパスに着いたとき、「タクシーに同乗するので半額にしよう」と声をかけてきた人がいて。一緒に乗ったら見知らぬ人がさらに乗り込んできて、そのあと警察官を名乗る男が登場しました。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ボリビア日本国大使館「安全の手引き」

事例5: バッグを積んだままタクシーが走り去る

TESTIMONY · 旅行者E
タクシーに同乗して5分くらいで「警察官」が2人現れて、薬物検査だと言って所持品検査をされました。その後「署で追加検査をする」と言って人気のない場所に降ろされ、バックパックを積んだままタクシーが走り去りました。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ボリビア日本国大使館「安全の手引き」

手口早見表

パターン声かけ場所サクラの役割偽警察の口実
記念写真型キリキリ展望台「チリ人女性」が写真依頼麻薬取締り
道聞き型魔女通り女性が道を尋ねる麻薬取引の疑い
タクシー相乗り型月の谷周辺「半額にしよう」偽札・偽造カード検査
バスターミナル型ラパス到着時バスで知り合った「旅行者」所持品検査
バッグ持ち逃げ型市内各所タクシー同乗者署での追加検査

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偽米ドル札・偽ボリビアーノ札にも注意

偽警察官とは別に、偽造紙幣も出回っています。知らずに使うと犯罪になるので注意。またボリビアでは紙幣がBシリーズからAシリーズに切り替え中で、古い紙幣は使えなくなっています。両替所でもらった紙幣が旧シリーズでないか確認しておこう。

出発前にできること

  1. 「街中で持ち物検査 = 偽物」のルールを頭に刻む。これが最大の防御
  2. ラパスでは知らない人に声をかけられても応じない。「一緒にタクシー」「写真撮って」は犯罪の入口
  3. タクシーは必ずラジオタクシー(車体に会社番号が書いてある車両)を使う。流しタクシーには乗らない
  4. パスポートと財布は分散して持つ。コピーを別の場所に保管
  5. コカ製品を持ち歩かない。偽警察官の口実が「麻薬取締り」なので、コカ茶パックを持っていると疑いが増す

Travel Alert 05

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被害に遭ったら

  • 最寄りの警察署で被害届を提出
  • 在ボリビア日本国大使館に連絡: (591) 2-241-9110〜3
  • クレジットカードは即利用停止の電話を
  • パスポート盗難時は大使館で渡航書類の再発行

よくある質問

ラパスで偽警察官に声をかけられたらどうする?

ボリビアでは街頭での持ち物検査は法律で禁止されています。「所持品を見せろ」と言ってくる時点で偽物確定。「パトカーを呼んでください」と言って立ち去るか、近くの店に逃げ込みましょう。パトカー以外の車両で警察署に行くこともありません。

ラパスで本物の警察と偽物をどう見分ける?

街中で所持品検査を求めてくる時点で偽物です。本物の警察は街頭でパスポートや財布の中身を確認しません。また本物はパトカーを使い、タクシーや自家用車で署に同行させることもありません。

偽警察官詐欺で財布を盗まれたらどこに届ける?

最寄りの警察署で被害届を出し、在ボリビア日本国大使館 (591) 2-241-9110〜3 にも連絡を。パスポートを盗まれた場合は大使館での再発行手続きが必要です。クレジットカードは現場から即カード会社に電話して利用停止を。

偽警察官詐欺はラパス以外でもある?

大使館の手引きではラパス市内(サンフランシスコ教会周辺・キリキリ展望台・魔女通り・バスターミナル)が最多発生地ですが、チチカカ湖畔のコパカバーナ市やエルアルト空港周辺でも報告されています。ボリビア全土で警戒が必要です。

出典

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