ボリビアの交通トラブルは「ぼったくり」レベルではありません。ミニバスに乗ったらそのまま誘拐されてATMで金を引き出させられる、高速バスが夜間に正面衝突して乗客が死亡する、ウユニ塩湖で交通規制のない中を走って日本人5名が全員死亡する。移動手段の選択が文字通り命に関わる国です。
Travel Alert 01
海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです
ミニバスの待ち伏せ誘拐 --- 乗ったらATMに連行される
大使館の「安全の手引き」が最も警戒している交通犯罪がこれ。
タクシーやミニバス(ワンボックスタイプの乗用車に座席を多数配置し10数名が乗車できるよう改造したもの)で観光客を待ち伏せ、乗った客をそのまま誘拐、監禁・脅迫してATMでの現金引出を強要する手口(Express Kidnapping)。
具体的な事例も載っています。ティワナク遺跡近くの博物館前でミニバスに乗ったところ、ラパスに向かうはずが突然未舗装道路に入り、後方から別の車両が現れて運転手や他の乗客と共謀した強盗団に襲われた、という話。運転手自体がグルなので、乗った時点でもう逃げられません。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ボリビア日本国大使館「安全の手引き」)
タクシー選びの鉄則 --- 流しとミニバスは使わない
大使館が推奨するタクシーの使い方は明確。
- ラジオタクシー(車体にタクシー会社の番号がはっきり書いてある車両)を使う
- 客引きしているタクシーには乗らない
- ミニバスは「待ち伏せ誘拐」に使われるため極力避ける
- ツアーに参加しない場合は大型バスで移動する
偽警察官詐欺もタクシーが舞台になることが多いので、ラパスの偽警察官詐欺もあわせて確認を。
Travel Alert 02
海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?
高速バス事故 --- 2025年3か月で5件・15名以上死亡
2025年は年初から3か月にも満たない期間に、15名以上の死亡者を出す高速バスの事故が5件も発生しました。事故原因はいずれも運転手の過失(飲酒やスピード超過)とされており、事故の大半は見通しの悪い夜間に起きています。
大使館はバスに関してかなり強い推奨を出しています。「11月から3月、及び8月にボリビア国内を移動する際は、なるべく航空機を」「やむを得ずバスを利用する場合は夜行ではなく昼間のバスを」。ボリビアの夜行バスは命がけだと思っておいたほうがいい。
バスターミナルでの置き引き・スリも多発しているので、待ち時間の荷物管理にも注意。
ウユニ塩湖の車輌事故 --- 日本人5名全員死亡
2008年5月、ボリビアの著名な観光地であるウユニ塩湖において、日本人観光客5名が乗車した車輌が他の車輌と正面衝突。日本人5名が全員死亡する事故が発生。
ウユニ塩湖には交通規制がなく、スピード超過が常態化。さらに予備のガソリンやプロパンを車に積んでいるため、衝突時に引火するリスクもあります。ツアー業者の安全管理と、運転手に無理をさせないことが命を守る唯一の手段。詳しくはウユニの治安情報で。
Travel Alert 03
無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も
サンタクルスの武装自動車強盗
サンタクルスでは拳銃で武装した強盗が停車中の車を襲う自動車強盗や、2人乗りバイクが通行人を襲うバイク強盗が増加中。深夜・早朝は特に危険。走行中に停車を求められても直ちに停車せず、相手を確認することが大事。万が一被害に遭ったら抵抗しないこと。
道路封鎖 --- 空港にたどり着けないリスク
ボリビアでは政治デモによる道路封鎖が年に何度も発生します。ラパスは坂道ばかりで迂回路が少なく、エルアルト空港への道が封鎖されるとフライトに乗れなくなる可能性が高い。
選挙日は24時間前から酒類販売停止・公共交通の一部運行停止・車両通行制限がかかることもあります。旅程がボリビアの選挙日と重なっていないか、事前にチェックしておこう。
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
手口早見表
| リスク | 場所 | 対策 |
|---|---|---|
| 待ち伏せ誘拐 | ミニバス・流しタクシー | ラジオタクシーのみ利用 |
| 高速バス事故 | 夜間の長距離路線 | 昼間のバスか航空機 |
| ウユニ車輌事故 | 塩湖周辺 | 信頼できるツアー業者を選定 |
| 武装自動車強盗 | サンタクルス深夜 | 深夜外出を避ける・抵抗しない |
| 道路封鎖 | ラパス市内 | 大使館安全情報をチェック |
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
被害に遭ったら
- 強盗には絶対に抵抗しない(武装している可能性あり)
- 最寄りの警察署で被害届を提出
- 在ボリビア日本国大使館: (591) 2-241-9110〜3
- 在サンタクルス領事事務所: (591) 3-333-1329
- 道路封鎖情報は大使館の安全情報ページを随時確認
よくある質問
ラパスでタクシーを安全に使うには?
流しのタクシーやミニバスは「待ち伏せ誘拐」に使われるため絶対に避ける。車体にタクシー会社の番号がはっきり書かれている「ラジオタクシー」を使うか、ホテルに手配を頼みましょう。客引きしているタクシーにも乗らないこと。
ボリビアの長距離バスは安全?
2025年は年初3か月で死亡事故5件・15名以上が死亡。運転手の飲酒やスピード超過が原因で、大半が夜間に発生しています。大使館は「夜行バスではなく昼間のバスを利用」「可能なら航空機を」と推奨しています。
ラパスの道路封鎖はどれくらい頻繁にある?
年に複数回、大規模な道路封鎖が発生します。2025年だけでも3月と12月に封鎖があり「無期限延長」に発展したことも。選挙や政治的要求に伴うもので、空港アクセスが遮断されるとフライトに乗れなくなります。大使館の安全情報をチェックしておきましょう。