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サンティアゴのスリ サンタルシアのケチャップ強盗【2026】

サンティアゴのスリ・置き引きの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

サンティアゴで日本人旅行者が一番多く遭うのがスリ・置き引き・ケチャップ強盗。在チリ大使館「安全の手引き」(2025年4月版)はこう警告しています。

毎年、スリや置き引き、ひったくり等の被害が多発し、最近では邦人が被害者となる強盗事件や空き巣事件が、邦人の多く居住するラス・コンデス区やビタクラ区でも発生しています。

「比較的安全」のイメージで歩くと一瞬で財布もパスポートも消える、というのが現実です。

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ケチャップ強盗 --- サンタルシアの丘で同日2件連続

チリで最も有名な観光客向け手口。大使館の表現を引用します。

ハンドバッグやショルダーバッグをナイフなどで切って在中品を盗んだり、ケチャップなどをかけ「鳥の糞が付いているよ。」と声をかけ、親切に拭いてあげるふりをして気をそらしている隙にバッグ等を盗んだりする犯罪(いわゆるケチャップ強盗)が目立ちます。

そして決定的な記述。

2023年11月には、サンタルシアの丘で同じ日に連続して2名の邦人旅行者がケチャップ強盗に遭う被害が発生しています。

TESTIMONY · 旅行者A
サンタルシアの丘で写真を撮ろうとしたら、いきなり背中に何かついてるって声かけられて。親切な人だなと思って拭いてもらったら、足元に置いたバッグが消えてた。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在チリ日本国大使館「安全の手引き」(2025年4月版)に記載されたケチャップ強盗の典型手口を体験談形式で再構成

ケチャップ強盗が多発する場所は大使館が名前を挙げています。

  • アルマス広場(Plaza de Armas): 観光客が集中する旧市街の中心
  • 中央市場(Mercado Central): 海産物レストランで有名
  • サンクリストバルの丘(Cerro San Cristóbal): ケーブルカー周辺
  • サンタルシアの丘(Cerro Santa Lucía): 連続被害発生地、麻薬売買も大使館が指摘

声をかけられた瞬間に「親切のふりをしたスリだ」と判断して、荷物を抱え込んでその場を離れるのが正解。話を聞いてはいけません。同じ「親切詐欺」型のスリはペルー・リマでもケチャップ強盗が報告されており、サンパウロのフレシュタ強盗とも兄弟手口です。

バッグをカッターで切る --- 持っていても警戒

外務省「安全対策基礎データ」が補足する手口。

最近は、バッグをカッターナイフで切り、様子を見てからバッグ内から金品を窃取する手口が増えています。手で押さえていても警戒が必要です。

これは「肩にかけていれば大丈夫」が通用しないという意味。チリの警告レベルがペルー・ブラジルと同じになっている証拠です。バッグは身体の前で抱えることが大使館推奨。リュックは前に背負う、もしくはストラップに南京錠を追加する、という対策が現実的です。

邦人居住区アラウカノ公園 --- 2026年4月の置き引き事例

「ラス・コンデス区なら安全」と思って油断したケース。2026年4月11日(土)15:45ごろ、大使館がリアルタイムで注意喚起を出しました。

アラウカノ公園に隣接するテニスコート内において、在留邦人がバッグを盗まれる事案が発生。コート内のベンチに荷物を置きテニスレッスンを受けていたところ、見知らぬ男(身長170cm前後、黒ずくめの服装)がコート内に現れ、反対側コートのベンチに座り観戦していた。在留邦人も反対側グループもお互いに相手方同伴者と思っていた。約20分後、男はベンチに置いてあったバッグを自分の所有物のように持ち去り、コートを出たところで駐車場へ走り去り、見張り役と思われる仲間とともに車で逃走した。

「同伴者だと思った」が決定的。犯人は知人グループの一員に紛れて20分間観察し、自然に持ち去る演技をしたわけです。バッグにはクレジットカードと現金。大使館はこのとき置き引き対策5箇条を改めて発表しています。

  • バッグ等の手荷物は、床に置かず、膝の上や体の前など、常に目の届く場所に置く
  • 上着等を脱ぐ際は、ポケットに貴重品を入れたままにしない
  • 椅子の背もたれにバッグを掛けない
  • ホテルのチェックイン、切符の購入、両替、写真撮影等の際も、荷物から注意を逸らさない
  • 見知らぬ人に話しかけられた場合は特に注意し、親しげに近づいてきても相手にせず、その場を離れる

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レストラン・カフェの置き引き --- 椅子背もたれ・足元・隣の椅子は全部NG

外務省「安全対策基礎データ」の被害例。

ア レストランのテラスで食事中、パスポート、財布等が入った鞄をテーブルの横に置いていたところ、気づかないうちに盗まれていた。

イ モール内にあるスーパーにおいて、カート内に現金等が入ったビジネスバッグを置いて買物をしていたところ、一瞬のうちに盗まれた。

ウ バスターミナル待合室において、パスポート、携帯電話、カメラ等が入った鞄を隣に置いてバスを待っていたところ、気づかないうちに鞄を盗まれていた。

オ 広場において、ケチャップをかけられ、財布、パスポート等が入った鞄を路上に置いたところ、一瞬のうちにその鞄を盗まれた。

5つの場面に共通するのは「ちょっと荷物から目を離した」だけ。大使館は「安全そうに見える店においても貴重品は膝の上に置く」と書いています。日本のカフェ感覚は通用しません。

地下鉄 --- 混雑時に取り囲まれる

サンティアゴの地下鉄(メトロ)はトランサンティアゴ計画でラッシュ時の混雑が日本並みになっています。

慌てて乗り込んだり、急いで乗り換えた際に数人に取り囲まれ、身動きできない状態で被害に遭うケースもあります。また、話しかけられ注意をそらしている隙に後ろからスリ盗られる事案も多数発生しております。

外務省被害例に「地下鉄(満員電車)で移動していたところ、気づかないうちに鞄を開けられ、現金、パスポート、及び財布を盗まれた」という典型例があります。財布・パスポート・スマホはポケット・リュックの外ポケットに絶対入れないこと。

バス --- 後部座席より運転手の近く

バス車内のスリ・恐喝も大使館が警告。

扉が閉まる直前に手に持っていた携帯電話を奪い取られる事案が発生しています。特に女性は、車内においてネックレスを引きちぎられるといった被害も発生しているので、バス利用時はアクセサリー等高価なものを身に付けないようにお願いします。またバス車内では、後部座席での犯罪発生が多いので、できるだけ運転手に近い前部座席に座るよう心がけて下さい。

長距離バスではカラマ・アントファガスタ発の便で観光客の盗難被害が多発、と外務省が警告しています。

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バイクひったくり・通りすがりの暴行強奪

外務省は通りすがりの強奪も警告。

路上で鳥の糞が付いている等と声を掛けられたり、衣服にケチャップを付けられるなどされ、拭いている隙にバッグなどを奪われる事件や、外出中に暴行を受け、持っている携帯電話を奪われる事件が多発しています。

ペルーのリマと同様、路上でスマホを使わないが最低ライン。地図アプリは建物内に入ってから確認するのが鉄則です。

サンティアゴ・マラソン2026 --- 沿道は群衆密度MAX

2026年4月26日(日)のサンティアゴ・マラソン2026には約3万4千人がエントリー。在チリ大使館は4月24日付で特別注意喚起。

モネダ宮殿(スタート・ゴール地点)やマラソンコース沿道において大勢の観客が予想され、スリ等の犯罪が発生する可能性がありますので十分留意してください。

サンティアゴ区・ニュニョア区・ラス・コンデス区・ビタクラ区・プロビデンシア区の主要区がコースに含まれ、4月25日午前6時から26日午後6時まで大規模な交通規制が入ります。沿道で写真を撮るときはカメラとスマホを首から下げない、群衆に飲み込まれたら一旦離脱する、が安全側です。

夏のバルパライソ・ビーニャ・デル・マル --- 銃器強盗まで

サンティアゴ滞在の延長でバルパライソ(世界遺産)に行く人は多いはず。ただ大使館の警告は厳しい。

観光シーズンとなる夏季(12月~3月)には、第5州のバルパライソ、ビーニャ・デル・マルに多くの観光客が訪れますが、それを狙った集団スリ、ひったくり、強盗被害が多発しています。特に有名な観光場所でもあるプラット埠頭、ソトマヨール広場、5月21日広場やケーブルカーに向かう路地や階段、更には丘の上において銃器等を使用した強盗被害をはじめ、置引きやスリ、ひったくり、車上狙いの被害が発生しており、邦人旅行者の被害も複数発生しています。

「丘の上で銃器強盗」のレベルになるので、独り歩き・人通りの少ない路地は避けるのが必須です。

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手口早見表

手口場所特徴
ケチャップ強盗サンタルシアの丘・アルマス広場鳥の糞ですよ+親切で拭く+荷物消える
バッグカッター切り観光地全般身につけていても切られて中身を抜かれる
アラウカノ公園型置き引き邦人居住区の公園・カフェ同伴者を装って20分観察→自然に持ち去る
レストラン置き引き椅子背もたれ・足元一瞬目を離した隙に消える
地下鉄スリラッシュ時取り囲まれて身動き不能、後ろから抜く
バスひったくり扉が閉まる直前携帯電話を手から奪い取って逃走
バルパライソ銃器強盗プラット埠頭・5月21日広場銃器使用、夏季の観光客狙い

保険会社の支払事例(中南米参考)

チリ単独の盗難事例は保険会社で公開されていませんが、同じ中南米のペルー・リマでは「リマサンボルファにて盗難にあう」として30万円の保険金支払い事例があります(損保ジャパン off! アフリカ・中南米事例)。手荷物を丸ごと持ち去られると、携行品損害だけで数十万円が飛ぶ計算です。

エポス+セゾン2枚合算で携行品50万円程度ですが、ノートPCや高級カメラを持ち歩くならネット型保険で上乗せが必要。詳しくは中南米旅行の保険ガイドで。

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防犯対策まとめ

  • 観光地(特にサンタルシアの丘・アルマス広場)では声をかけられたら荷物を抱えて即離脱
  • 椅子の背もたれ・足元にバッグを置かない、膝の上が大使館推奨
  • ラス・コンデス区・ビタクラ区でも油断しない、公園・テニスコートでも置き引き発生
  • 地下鉄・バスは混雑時を避け、運転手に近い前部座席へ
  • 路上でスマホ・地図アプリを使わない、撮影は群衆から離れて
  • マラソン・観光シーズンは警戒レベルを最大に

被害に遭った場合の届出手順、緊急連絡先はサンティアゴの治安に。タクシー・空港・路上の強盗はサンティアゴのタクシー・交通トラブル、ATM爆破・両替詐欺はサンティアゴの詐欺・ぼったくり・ATM爆破へ。

よくある質問

サンティアゴでスリに遭ったらどうする?

まず発生地を管轄する警察署(カラビネロス)で盗難証明書(Constancia policial)を取得します。アルマス広場周辺はセントロ区第1警察署(Av. Santo Domingo 714、2-2922-3700)、ラス・コンデス区は第17警察署(2-2922-2630)。証明書がないと旅券再発給も保険請求もできません。緊急時は警察133、救急131。

ケチャップ強盗ってどんな手口?

服にケチャップなどをかけ「鳥の糞が付いてるよ」と親切なふりで近づき、拭いてあげる隙にバッグを盗む手口。サンタルシアの丘では2023年11月に同じ日に連続して2人の邦人が被害に遭っています。声をかけられても**荷物は絶対に手放さず、その場を離れる**のが鉄則です。

サンティアゴ・マラソン2026はどこに注意?

2026年4月26日のマラソン本番で、モネダ宮殿(スタート・ゴール)周辺と沿道に大勢の観客が集まります。大使館は「スリ等の犯罪が発生する可能性」と特別注意喚起。貴重品は肌身離さず、不審物・不審者を察知したらすぐにその場から離れること。

邦人居住区なら安全?

違います。大使館「安全の手引き」は明確に「ラス・コンデス区、プロビデンシア区、ビタクラ区、ロ・バルネチェア区においても昼夜を問わず発生」と書いています。アラウカノ公園のテニスコートでも2026年4月に置き引きが起きており、安全な区は存在しないと考えるべきです。

地下鉄でスリに遭わないコツは?

ラッシュ時は数人に取り囲まれて身動きできない状態で被害に遭うパターンが大使館の警告にあります。混雑時間帯(朝夕)と深夜は避ける、リュックは前に背負う、財布・スマホはポケットに入れない、話しかけられても応じない、の4点が基本です。

出典

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