リマでの日本人被害で一番多いのが窃盗と強盗。損保ジャパンのデータにも「リマで盗難、30万円」という事例がそのまま載っています。ただしリマの怖いところは、スリやひったくりが拳銃強盗とシームレスにつながること。「抵抗したから撃たれた」が冗談ではない国です。
Travel Alert 01
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宅配バイクを装ったひったくりが急増中
大使館の「安全の手引き」が特に強調しているのが、宅配業者を装ったバイク乗りによる携帯電話のひったくり。信号待ちで地図アプリを見ている旅行者を狙い、追い抜きざま携帯を奪って走り去る。
携帯電話をひったくりに遭う被害が非常に多いので、携帯電話は、公共バス内や通りでの使用を控える
外務省のデータにも「携帯電話で通話をしながら通行中、2人乗りのバイクに追い抜きざま携帯電話をひったくられた」「バイクに乗った2人組に肩にかけていたショルダーバッグを強奪された」と具体事例が並びます。携帯を出したら狙われると思っておこう。サンパウロのパウリスタ大通りでも自転車・バイクのスマホひったくりが最多手口で、中南米では「路上でスマホを出さない」が共通ルール。
満員バスのスリ --- ウエストポーチでも防げなかった
外務省の被害例で特に印象的なのがこれ。休日の夕方、リマ旧市街からミラフローレス区へ向かう公共バスの車内で、お腹の前に装着していたウエストポーチからパスポートと財布を盗まれた。降車後にチャックが開いていることに気づいたそうです。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省「ペルー 安全対策基礎データ」日本人被害例)
別の事例では路線バスの足元に置いたカバンから貴重品だけが抜き取られていた。バス車内は常に警戒レベルMAXで。
Travel Alert 02
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「ケンカ騒ぎ」に気を取られた隙に --- レストランの置き引き
レストランでの手口は巧妙です。目の届く範囲にスーツケースを置いていたところ、店内で客と店員のケンカ騒ぎが始まった。騒ぎに気を取られている隙にスーツケースを丸ごと盗まれた。プーノのレストランでは「落とし主を探している」と親しげに声をかけてきた客と会話している間に、別の人間がリュックを盗む映像が防犯カメラに残っていた。
旧市街の裏通り --- 5〜6人に囲まれて腹巻き財布も奪われる
リマ旧市街の中華街の裏通りを歩いていた日本人が、突然5〜6人の男に襲われた事例。腹巻きタイプの隠し財布を含む貴重品をすべて奪われました。旧市街は観光スポットですが一歩裏に入ると危険度が跳ね上がります。
Travel Alert 03
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拳銃強盗 --- ホテル前・レストラン・6人グループでも襲われる
リマでは拳銃強盗が日常化しています。
- ホテル前でタクシーに乗ろうとしたら3人組に拳銃で脅されてカバンを奪われた
- レストランで食事中に覆面の2人組が拳銃で押し入ってきた
- 6人グループで歩いていても、車から降りてきた覆面の男に拳銃を突きつけられた
当地では年少者でも銃器を携行している確率が高く、また強盗は必ず複数で行動しています。武器を所持している相手に抵抗したり、相手の神経を逆撫でするような行為、あるいは不用意に懐やポケットに手を入れる行為等は絶対に避けてください
大使館がここまで書くのは、抵抗して殺された事例が実際にあるから。ポケットに手を入れるだけで「銃を抜こうとしている」と誤解されるリスクがあります。
手口早見表
| 手口 | 場所 | 特徴 |
|---|---|---|
| バイクひったくり | 大通り・信号待ち | 宅配業者を装い、携帯・バッグを奪う |
| 満員バスのスリ | 公共バス車内 | チャックを開けてウエストポーチから抜く |
| レストラン置き引き | 飲食店 | ケンカ騒ぎや話しかけで気を逸らす |
| 旧市街集団強盗 | セントロ裏通り | 5〜6人で囲み、隠し財布まで奪う |
| 拳銃強盗 | ホテル前・路上 | 覆面+拳銃、複数犯、抵抗は命取り |
| 窓割り強盗 | 車内(信号待ち) | 窓ガラスを割り膝上の荷物を奪う |
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
出発前にやること・現地でやること
出発前
- パスポートのコピーを2部用意(1部は荷物に、1部はクラウド保存)
- 貴重品はセキュリティポーチ(首下げ・腰巻き)に分散
- 海外旅行保険の加入(盗難補償の確認)
現地で
- 屋外で携帯電話を使わない。地図確認は建物の中で
- バスの車内ではスマホを出さず、足元にカバンを置かない
- レストランではバッグを体の前に抱える。椅子の背もたれにかけない
- 高級腕時計やアクセサリーは外す。「目立たない」が最大の防御
- 強盗に遭ったら全部渡す。ポケットに手を入れない
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
被害に遭ったら
- 絶対に抵抗しない。要求されたものをすべて渡す
- 犯人が離れたら観光警察(リマ南部: 96461-9553 / リマ北部: 98012-1467)で被害届
- 盗難証明書(Denuncia Policial)を発行してもらう --- 保険請求に必須
- クレジットカードは直ちに停止(VISA: 0-800-890-0623、Master: 0-800-77-476)
- パスポート盗難の場合は大使館領事部 (01) 219-9551 で紛失手続き
よくある質問
リマでスリや強盗に遭ったらまず何する?
まず観光警察(Policía de Turismo)で被害届を出してください。リマ南部はCalle General Vidal 230, Miraflores(TEL 96461-9553)、リマ北部はAv. Almirante Guisse 1715, Lince(TEL 98012-1467)。保険請求に盗難証明書(Denuncia Policial)が必要です。日本語・スペイン語併記のフォーマットが大使館HPにあります。
リマのどの地区が一番危ない?
旧市街(セントロ)の裏通りや中華街周辺は集団強盗の事例があります。ただし大使館はミラフローレス区やサン・イシドロ区でも「銃器を所持した犯人による事件が一般化」と警告。安全なエリアは存在しないと考えて行動するのが正解です。
リマのバスでスリに遭わない方法は?
ウエストポーチを「お腹の前に装着」していても、満員バスならチャックを開けられてパスポートと財布を盗まれた事例があります。貴重品はセキュリティポーチなど衣服の内側に入れ、バス車内ではスマホを出さないこと。足元に荷物を置くのも厳禁です。
リマで携帯電話を安全に使うには?
屋外での携帯電話の使用はできるだけ控えてください。大使館は「宅配業者を装ったバイク乗り等による携帯電話のひったくり被害が急増」と注意喚起。信号待ちで地図アプリを見るのも危険。使う場合は建物内に入ってからが鉄則です。