Kaigai Risk
TRAVEL RISK ARCHIVE

リマの強盗 ミラフローレスの睡眠薬と店員共謀【2026】

リマの睡眠薬強盗の手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

ミラフローレス区はリマで最も観光客が集まるエリア。おしゃれなバーやクラブが並びますが、大使館の「安全の手引き」はこのエリアの昏睡強盗を名指しで警告しています。飲み物に薬を入れられて意識がなくなり、カードの暗証番号まで聞き出されるパターン。さらに店員やタクシー運転手がグルの場合もあります。

Travel Alert 01

海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです

詳しくみる →

飲み物に薬を入れられ、暗証番号まで聞き出される

大使館の「安全の手引き」はこう書いています。

外国人観光客の多いミラフローレス区等のバーやクラブで発生しています。他人から勧められた飲み物の中に混入された強力な薬物の影響で、意識が朦朧としている間に所持品を盗まれたり、カード類の暗証番号を聞き出されるといった手口が多発しています

普通のスリや強盗と決定的に違うのは、意識がある状態で「暗証番号を教えて」と聞かれ、薬の影響で拒否できないまま答えてしまうこと。目が覚めたときにはカードで現金を引き出されている。財布の中身だけでなく、銀行口座の残高まで被害が広がります。サンパウロ・リオの「ボア・ノイチ・シンデレラ」も同じ構造で、中南米のバー・クラブで広域に起きている手口。

Travel Alert 02

海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?

詳しくみる →

店員やタクシー運転手が共謀するケース

店員やタクシー運転手が共謀する事案も発生していることから、知らない人から勧められた飲み物や店員に依頼したタクシーの配車等には注意してください

つまり「店のスタッフに頼んだタクシー」すら信用できないということ。バーで飲んだ後の移動手段まで犯罪の導線になっている。店員が客の飲み物に薬を入れ、意識が朦朧とした被害者を「介抱する」ふりでタクシーに乗せ、グルの運転手が金品を奪うという連携プレーです。

Travel Alert 03

無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も

詳しくみる →

予防策 --- 出発前と現地で

出発前

  • クレジットカードの1回あたりの引き出し上限額を低めに設定しておく
  • カード利用時の即時通知(SMS/アプリ)を有効にしておく
  • 海外旅行保険に加入(盗難・携行品補償)

現地で

  • 他人から勧められた飲み物は絶対に受け取らない
  • 自分で注文した飲み物からも目を離さない。トイレに行くならグラスを空にする
  • バーやクラブに行くなら信頼できる仲間と一緒に。1人飲みは避ける
  • 帰りのタクシーは自分で配車アプリを使って手配。店員に頼まない
  • カードの暗証番号は誰にも教えない(意識があっても「薬の影響で断れない」状態を防ぐには、そもそも暗証番号を聞かれるシチュエーションに入らないこと)

Travel Alert 04

知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?

詳しくみる →

被害に遭ったら

  1. 目が覚めたら体調を確認。呼吸が苦しい・吐き気がひどい場合はSAMU(救急 106)に連絡
  2. クレジットカード会社にすぐ電話し、カードを利用停止にする
    • VISA: 0-800-890-0623(ペルー国内フリーダイヤル)
    • Master Card: 0-800-77-476
  3. 観光警察で被害届(リマ南部: 96461-9553)
  4. 大使館領事部 (01) 219-9551 に連絡

よくある質問

リマの睡眠薬強盗はどこで起きる?

大使館が名指ししているのはミラフローレス区のバーやクラブ。外国人観光客が多く集まるエリアだからこそ狙われます。店員が共犯のケースもあるので、知らない店では特に警戒を。

薬物入り飲み物はどう見分ける?

見た目や味では判別できないのが睡眠薬強盗の怖いところ。大使館は「他人から勧められた飲み物」を避けるよう警告。自分で注文し、目を離さず、トイレに立つときはグラスを空にするのが基本です。

睡眠薬強盗に遭ったらどうする?

目が覚めた時点で所持品とカードの残高を確認。カードの暗証番号を聞き出されている可能性があるので、まずカード会社に電話して利用停止。体調が悪ければSAMU(救急 106)に連絡。被害届は観光警察へ。

出典

NEXT READS · リマ