ミラフローレス区はリマで最も観光客が集まるエリア。おしゃれなバーやクラブが並びますが、大使館の「安全の手引き」はこのエリアの昏睡強盗を名指しで警告しています。飲み物に薬を入れられて意識がなくなり、カードの暗証番号まで聞き出されるパターン。さらに店員やタクシー運転手がグルの場合もあります。
Travel Alert 01
海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです
飲み物に薬を入れられ、暗証番号まで聞き出される
大使館の「安全の手引き」はこう書いています。
外国人観光客の多いミラフローレス区等のバーやクラブで発生しています。他人から勧められた飲み物の中に混入された強力な薬物の影響で、意識が朦朧としている間に所持品を盗まれたり、カード類の暗証番号を聞き出されるといった手口が多発しています
普通のスリや強盗と決定的に違うのは、意識がある状態で「暗証番号を教えて」と聞かれ、薬の影響で拒否できないまま答えてしまうこと。目が覚めたときにはカードで現金を引き出されている。財布の中身だけでなく、銀行口座の残高まで被害が広がります。サンパウロ・リオの「ボア・ノイチ・シンデレラ」も同じ構造で、中南米のバー・クラブで広域に起きている手口。
Travel Alert 02
海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?
店員やタクシー運転手が共謀するケース
店員やタクシー運転手が共謀する事案も発生していることから、知らない人から勧められた飲み物や店員に依頼したタクシーの配車等には注意してください
つまり「店のスタッフに頼んだタクシー」すら信用できないということ。バーで飲んだ後の移動手段まで犯罪の導線になっている。店員が客の飲み物に薬を入れ、意識が朦朧とした被害者を「介抱する」ふりでタクシーに乗せ、グルの運転手が金品を奪うという連携プレーです。
Travel Alert 03
無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も
予防策 --- 出発前と現地で
出発前
- クレジットカードの1回あたりの引き出し上限額を低めに設定しておく
- カード利用時の即時通知(SMS/アプリ)を有効にしておく
- 海外旅行保険に加入(盗難・携行品補償)
現地で
- 他人から勧められた飲み物は絶対に受け取らない
- 自分で注文した飲み物からも目を離さない。トイレに行くならグラスを空にする
- バーやクラブに行くなら信頼できる仲間と一緒に。1人飲みは避ける
- 帰りのタクシーは自分で配車アプリを使って手配。店員に頼まない
- カードの暗証番号は誰にも教えない(意識があっても「薬の影響で断れない」状態を防ぐには、そもそも暗証番号を聞かれるシチュエーションに入らないこと)
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
被害に遭ったら
- 目が覚めたら体調を確認。呼吸が苦しい・吐き気がひどい場合はSAMU(救急 106)に連絡
- クレジットカード会社にすぐ電話し、カードを利用停止にする
- VISA: 0-800-890-0623(ペルー国内フリーダイヤル)
- Master Card: 0-800-77-476
- 観光警察で被害届(リマ南部: 96461-9553)
- 大使館領事部 (01) 219-9551 に連絡
よくある質問
リマの睡眠薬強盗はどこで起きる?
大使館が名指ししているのはミラフローレス区のバーやクラブ。外国人観光客が多く集まるエリアだからこそ狙われます。店員が共犯のケースもあるので、知らない店では特に警戒を。
薬物入り飲み物はどう見分ける?
見た目や味では判別できないのが睡眠薬強盗の怖いところ。大使館は「他人から勧められた飲み物」を避けるよう警告。自分で注文し、目を離さず、トイレに立つときはグラスを空にするのが基本です。
睡眠薬強盗に遭ったらどうする?
目が覚めた時点で所持品とカードの残高を確認。カードの暗証番号を聞き出されている可能性があるので、まずカード会社に電話して利用停止。体調が悪ければSAMU(救急 106)に連絡。被害届は観光警察へ。