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キトのスリ ケチャップ強盗とバイクひったくり【2026】

キトのスリ・置き引きの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

キトのスリ・ひったくり・置き引きは、観光客が一番遭いやすいトラブルです。在エクアドル大使館は具体的な手口を「安全の手引き」と四半期情勢報告で名前付きで解説しており、声をかけてくる人・親切にしてくる人を全部断る、が現地の基本ルール。

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まずは数字で

エクアドル全体の犯罪件数は2025年で70,844件(前年比3%減)。一方で殺人は9,174件で30%増。窃盗・路上強盗もバイク・車の盗難が増加傾向と大使館は報告しています。

バイクや車の盗難事件が増加傾向にある。これらの犯罪は、銃器を使用して相手を威嚇し、奪い取る手法が多く、同時に金銭を要求されることもある

つまり「軽いスリで済むケース」と「銃器を使った強盗」がグラデーションでつながっているのがエクアドルの特徴。抵抗しないことが命を守る前提条件です。

ケチャップ強盗 --- 「汚れているよ」と声をかけてくる人を全員断る

キトで観光客が最も遭いやすい手口がこれ。大使館「安全の手引き」より:

ハンドバッグやショルダーバッグをナイフなどで切って在中品を盗んだり、ケチャップなどをかけ「汚れているよ。」と声をかけ、親切に拭いてあげるふりをして、気をそらしている隙にバッグ等を盗んだりする犯罪(いわゆるケチャップ強盗)も頻繁に発生しています

実際の事例(2025年Q3情勢報告):

【盗難】日中、市場の入り口に向かっていたところ、周囲から衣服に鳥の糞尿が付いていると言われ、ティッシュを差し出された。被害者は衣服の汚れを拭き取るため、所持していたカバンを床に置いたところ、気づいた時にはカバンはなく、犯人と思われる物は立ち去っていた。同様の手口には、ケチャップやマスタードが使用される

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キトの市場入口で、見知らぬ人に「服に何か付いてるよ」って声をかけられた。ティッシュまで差し出してくれて、親切だと思って荷物を一瞬下ろしたら、もう犯人もカバンもいなかった。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在エクアドル日本国大使館 治安情勢2025年Q3

使われるのはケチャップ・マスタード・鳥の糞尿。素材は何でもよくて、要は「汚れている」と声をかけ→拭くフリで気をそらす→共犯がバッグを奪うの3段階。

対策はシンプル。

  • 服が汚れていると言われてもその場で拭かず、人通りの多い場所まで歩いてから処理
  • バッグは絶対に床に置かない(服の汚れを取るときも肩・腕に下げたまま)
  • 知らない人からのティッシュ・水・湿らせた布は全部断る
  • 観光地・市場の入り口は要警戒ゾーンと意識する

ケチャップ強盗は中南米共通の手口で、アルゼンチン・ブエノスアイレスでも頻発、ペルー・メキシコでも報告があります。

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バイクひったくり --- 路上で携帯電話を出さない

2025年Q3の事例:

キト市内を観光中、携帯電話をポケットから出し、位置情報を確認していたところ、バイクで後ろから近づいてきた2人組の男性に警備電話をひったくられた

携帯電話の地図確認は配車アプリの車内かカフェの中でやる。路上で出さない。首掛けストラップは便利ですが、ひもをナイフで切られるリスクもあるので過信しない。

長距離バスの置き引き

長距離バスは、整備不良等により交通事故が起きることがあり、また、スリや置き引き、夜間は強盗等に狙われる可能性があります。特に犯罪者が職員を装って荷物を座席の下や網棚に置くよう指示し、目を離した隙に盗むといった置き引きが横行しています

「職員を装った犯人」が座席下や網棚に荷物を置かせるパターン。本物の係員かどうかその場で見分けるのは困難なので、

  • 貴重品は全部機内手荷物大の小型バッグに入れて膝の上
  • 網棚・座席下には現金・パスポート・カード類を入れない
  • パスポートはマネーベルトで身体に密着

長距離バスでの強盗(武装襲撃)はキトの薬物混入強盗・短時間誘拐で別途扱います。

開放窓からの強奪 --- タクシー乗車中も油断しない

ア 夕方、キト市内の大通りにおいて、タクシーの後部座席に乗っていた女性が、開放されていた窓から男に手を差し込まれ、スマートフォンを奪われた

信号待ち等で停車中に、開放された窓から手を差し入れられ、操作中の携帯電話や所持品を強奪される事件が発生している

タクシー・配車アプリの後部座席でも、信号待ち・渋滞中は窓を閉める。エアコンが効かない車両でも、危険エリアでは閉めっぱなしを優先。

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パネシージョの丘 --- 徒歩は外務省が禁止

観光地として有名なパネシージョの丘周辺および旧市街地では置き引き、スリなどの窃盗事件が発生しています。パネシージョの丘中腹では、徒歩で訪れる観光客の強盗被害が報告されていますので、徒歩での移動は避けて必ずタクシー等を利用するようにしてください

「タクシー利用」が外務省の指示。配車アプリで上り、写真撮影、配車アプリで下る、のフローでまわすのが安全側。

観光地・宿泊先で気をつける場所

  • 旧市街(センチュロ・イストリコ): メインストリート以外に入らない、夜間は徒歩禁止
  • ラ・マリスカル地区: 夜のバー・クラブ周辺はひったくり多発、深夜の徒歩移動禁止
  • 市バス・乗り合いバス: 「最も発生する場所」(外務省)、利用しない
  • 銀行・ATM: 引き出し直後はサカピンタス(キトの詐欺・サカピンタス)の標的、両替・引き出しは銀行員のいる屋内施設で

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被害に遭ったら

  • 抵抗しない。所持品は渡す
  • 怪我があれば911
  • 観光保安課(02-2543-983)または最寄り警察署で被害届
  • パスポート紛失は在エクアドル日本国大使館(02-227-8700)に連絡
  • カード類は即時停止(24時間カスタマーサポート)

被害届(denuncia)はクレジットカード保険・海外旅行保険の請求に必須。スペイン語の調書になるので、できれば大使館経由で日本語確認してから署名。

キトのスリ系トラブルの優先対策まとめ

  1. 知らない人からの声かけ・親切は全部断る(ケチャップ強盗の入口)
  2. バッグは床に置かない・斜めがけで前に
  3. 携帯電話は屋内・車内でのみ出す(バイクひったくり対策)
  4. 長距離バス・市バスは使わない、移動はタクシー or 配車アプリ
  5. 銀行・ATMは引き出し直後の尾行(サカピンタス)に警戒

体感ですが、キトでスリ・ひったくり対策ができていれば、その延長線でグアヤキル・ガラパゴス・他の中南米諸国(ペルーメキシコ)でもほぼ同じ守り方で通用します。

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通信手段と保険

地図アプリは路上で出すとひったくられるので、配車アプリ車内・カフェ内で確認するのが鉄則。eSIMで日本出発直後から使える状態にしておくと、空港から配車を呼ぶ最初の一手で詰まりません。プラン選びは海外eSIM比較で。

医療費の前払い保証金(2,000〜3,000ドル)と日本搬送数百万〜数千万円リスクは中南米共通。具体的な補償額の比較は中南米の海外旅行保険を。

よくある質問

ケチャップ強盗に遭ったらどうする?

服についたものを拭こうとせず、その場を離れて人通りの多い場所へ。バッグは絶対に床に置かない。荷物を確認して被害があればキト市国家警察観光保安課(02-2543-983)または911へ通報。

バイクひったくりを防ぐには?

路上で携帯電話を出さない・地図はホテル発車前に確認・首掛けスマホストラップは切られるリスクあり。配車アプリ車内で操作する。

旧市街の安全な歩き方は?

昼間でもメインストリートを離れない、人通りの少ない通りに入らない。パネシージョの丘は徒歩禁止でタクシー往復のみ(外務省指示)。

出典

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