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サンサルバドルの治安 旧市街でカメラ強奪・パンク偽装【2026】

サンサルバドルの治安や危険エリア、犯罪傾向を、外務省と在外公館の情報からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.05.03 KAIGAI-RISK

サンサルバドルはエルサルバドルの首都で、観光客と在留邦人のほぼ全員が必ず通過する街。全国で発生する事件の約30%が首都サンサルバドル県で発生しています(外務省安全対策基礎データ)。例外措置体制で犯罪は激減したとはいえ、比較的安全とされるエスカロン地区・サンベニート地区でも犯罪が発生しているのが大使館の認識。エリアごとの地雷を見ていきます。

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エスカロン・サンベニート --- 「比較的安全」の中身

エスカロン地区とサンベニート地区はサンサルバドル北西部の高級住宅街で、大使館や駐在員の住居・主要ホテル・World Trade Centerが集中します。在エルサルバドル日本国大使館の安全の手引きから:

比較的治安が良いとされる地域(エスカロン地区、サンベニート地区など)を選択し、スラム地区に近い場所はさけてください

ただし「比較的安全=犯罪なし」ではない、という大使館の念押しが続きます。

路線バス車内や観光名所での窃盗や強盗事件も多く、比較的安全とされるサンサルバドル市のエスカロン地区やサンベニート地区においても、人口密度が高く、各種犯罪が発生しており、常に注意を怠らないことが重要です

つまり最も安全とされるエリアでも油断するな、という公的な警告。短期旅行者がホテル選びをするならこの2地区が現実的ですが、夜間のホテル外単独歩行は控える、レストランへは配車アプリかタクシーで往復するのが基本動作です。

セントロ地区(旧市街)--- 日本人被害が集中

セントロ地区はサンサルバドル中心部の旧市街で、メトロポリタン大聖堂、国立宮殿、共和国広場、中央市場など主要観光資源が集中します。観光ガイドブックに必ず載る場所ですが、大使館の警告が強いエリアでもある。

セントロ地区には、古い教会、劇場、図書館等の観光名所があるため、近年、多くの旅行者が訪れていますが、かつて、セントロ地区に位置する中央市場は、マラス組織間のテリトリーの境界線上に位置していたため、市場の販売員がマラス間の抗争に巻き込まれて殺害される事件や、治安機関とマラス間の銃撃戦が発生する等様々な事件が起きていた経緯があります

日本人観光客の被害事例として、首に掛けていたカメラを散策中に強奪された事案が外務省データに記載されています。

TESTIMONY · 旅行者A

セントロ地区(旧市街)を散策中に、首に掛けていたカメラを強奪された。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省 海外安全ホームページ「エルサルバドル 安全対策基礎データ」

旧市街のホテルについても、

旧市街周辺は、宿泊費の安いホテルが集中していることもあり、旅行者が出入りすることが多いようですが、過去に日本人が被害者となった事件・事故の多くはこの地域で発生していますので、旧市街付近での宿泊は避けることをおすすめします

安宿に惹かれて旧市街に泊まらないこと。観光自体は昼間に短時間で済ませて、宿泊はエスカロン・サンベニートに置く、これが大使館推奨の構図です。

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危険レベル2地区 --- 周辺3区は不要不急の渡航中止

サンサルバドル県内の以下の区はレベル2(不要不急の渡航中止)に指定されています。

  • メヒカノス: サンサルバドル北部
  • アポパ: サンサルバドル北部の衛星都市
  • シウダ・デルガード: サンサルバドル北東

外務省と大使館はこれらの区への観光目的の立ち入りを止めるよう求めています。旅行者が誤って入りやすいのは、長距離バスやタクシーが通過するルートとして。配車アプリでルートを確認する際、これらの地名を経由しない設定を意識してください。

犯罪多発都市(レベル2外だが多発)--- ソヤパンゴ・イロパンゴ

レベル2指定はされていないものの、犯罪多発都市として大使館が明示しているのがソヤパンゴ、イロパンゴ(サンサルバドル県内)。観光ガイドには出てきませんが、いずれもサンサルバドル都市圏の一部で、

首都周辺の都市(イロパンゴ区、ソヤパンゴ区、シウダ・デルガード区、メヒカノス区)においても治安は改善されたものの、強盗、恐喝、暴行、性犯罪、ひったくり、麻薬売買等の犯罪が発生しています

イロパンゴはサンサルバドル国際空港とは別のイロパンゴ空港(小型機・チャーター機)がある場所。空港利用や近隣移動の際にこの地名は出てくるので、頭に入れておくと迷いません。

バイク2人組のけん銃強盗 --- 銀行・ATM追跡

中南米共通の手口ですが、エルサルバドルでも事例が記録されています。

TESTIMONY · 旅行者B

銀行で現金を引き出し、帰宅する途中に、2台のバイクに分乗した4人組の男にけん銃で脅され、現金、腕時計等を奪われた。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省 海外安全ホームページ「エルサルバドル 安全対策基礎データ」

銀行・ATMから出た直後の数十分が最大のリスク帯。大使館の防犯指針:

ATMで現金を引き出す際は、近づいてくる人物がいないか等、周囲の状況に注意を払ってください

引き出すならホテル内・銀行内のATMに限定する、引き出し直後にタクシーや配車アプリで移動する。徒歩で次の場所へ向かわないのが鉄則です。

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走行中パンク偽装 --- 路上停車を狙う手口

エルサルバドル特有のリスクとして、走行中車両を意図的にパンクさせて停車させ、運転者を襲う手口が記録されています。

走行中の車両をパンクさせ、運転者が路肩に車を止めたのを見計らい、犯人が運転者に近づき金品を窃取するという事件も発生していることから、車両走行中に異変を感じたとしても、周囲の安全が確認できるまで車両を停止させないことも必要です

タイヤ異常を感じても、人気のない路肩で即停車しない。ガソリンスタンド・警察署・大型商業施設の駐車場まで走り続けて、安全な場所で停まる。これはレンタカー利用者だけでなく、配車アプリの運転手にも伝えておけば防げる手口です。

移動手段 --- 路線バス禁止、配車アプリは整備不良に注意

サンサルバドルには鉄道がなく、移動は徒歩・バス・タクシー・配車アプリ・自家用車のいずれか。路線バスは大使館の安全のための三原則で禁止対象

ウ 路線バスの利用はしない

理由は、

車内では窃盗等の事件が多く発生していることから、路線バスへの乗車は控えてください

タクシーは車体黄色・白黒チェッカーフラッグ模様・登録番号表示のある正規車両を使う。料金メーターはないので、乗車前に目的地と料金を確認してから乗る。配車アプリ(Uber等)は使えますが、

アプリによる配車サービスも利用可能ですが、整備不良車両である場合が多いです

評価の高いドライバーを選ぶ、極端に安い見積もりは怪しむ、これだけで事故リスクが下がります。タクシー詐欺の手口はサンサルバドルの詐欺・ぼったくりで詳しく扱います。

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ホセ・マルティン国際空港から市内 --- 約40km、配車アプリ推奨

サンサルバドル国際空港(SAL、別名サン・オスカル・アルヌルフォ・ロメロ・イ・ガルダメス国際空港)は市街地から約40km南、海寄りに位置します。コマラパ通り(サンサルバドルと空港間)にはフォトムルタス(自動取締カメラ)が稼働中(2025年〜)。

到着便で換金したばかりの観光客を狙う事案は中南米共通のパターン。配車アプリやホテル送迎を事前予約して、到着ロビーで車両を確認してから乗り込むのが安全です。流しタクシーで料金交渉、というのは避けてください。

緊急時連絡先 --- 在エルサルバドル日本国大使館

連絡先番号・URL
在エルサルバドル日本国大使館(代表)(503) 2528-1111
領事班直通(503) 2528-1125
領事班携帯(503) 7885-6763
警察911
被害届提出122
消防913
救急(Fosalud)132
ディアグノスティコ・エスカロン病院2506-2000
セントロ・メディコ・エスカロン病院2555-1215
緊急FM放送88.00MHZ(市内のみ)

大使館はWorld Trade Center内(エスカロン地区)にあり、領事窓口は予約制。領事班携帯は時間外の緊急連絡用です。

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サンサルバドルで生き延びるための7原則

最後に、エリア別ではなく行動別の鉄則。

  • 宿泊はエスカロン・サンベニートに置く、旧市街の安宿は避ける
  • 路線バスは絶対使わない、配車アプリかタクシーで移動
  • ATM・銀行から出た後はタクシーで移動、徒歩で次の場所に行かない
  • 走行中のパンクで即停車しない、安全な場所まで走り抜ける
  • 首掛けカメラ・露出した貴金属・高額紙幣は持ち歩かない
  • メヒカノス・アポパ・シウダデルガード・ソヤパンゴ・イロパンゴを経路から外す
  • 被害に遭ったら抵抗しない、捨て金20ドルと古いスマホを差し出す

手口の詳細はサンサルバドルのスリ・ひったくり詐欺・ぼったくり凶器強盗・侵入強盗で。陸路でホンジュラスへ向かう場合はテグシガルパの治安情報も事前に確認してください。

この都市のトラブル別ガイド

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