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グアテマラシティの交通 流しタクシー殺害とバス銃撃【2026】

グアテマラシティのタクシー・交通の手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

グアテマラの公共交通は選び方が命を左右するカテゴリです。流しタクシー(タクシー・ブランコ)でみかじめ料絡みの襲撃で同乗者が殺害された事例、二等バス(カミオネタ)でのバス運転手殺害事件、長距離バスの銃撃事件まで、観光客が遭ったら命に関わる事案が大使館手引きに並んでいます。出発前にここだけは押さえてください。

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タクシー --- 「流しは絶対NG」が大使館の指示

「タクシー・ブランコ」(流しのタクシー)は利用しないでください。流しのタクシーでは、みかじめ料をめぐる襲撃で同乗者も殺害されるケースがあります。 そのため、セキュリティ対策が整っている大きなホテルに所属しているタクシー、または料金メーターを設置している無線タクシー(電話〔国内〕2470-1515または1766。車体は黄色または緑色)を利用してください。

正規ルートは3つ。

  1. ホテル所属のタクシー --- フロントで呼んでもらう
  2. 無線タクシー 2470-1515 または 1766(黄色または緑色、料金メーター設置)
  3. 配車アプリ(Uber等) --- 待機中の強盗に注意(後述)

流しタクシーを使う金銭的メリットはほぼない(無線タクシーと料金が大きく変わらない)一方で、命の問題になります。

Uber等の配車アプリ --- 待機中の強盗に注意

非常に便利なアプリであり、多くの方々が利用していますが、利用時間帯、人数、乗車場所等に十分注意してください。 同アプリは、運転技術や知識が乏しい運転手も存在することから、利用者は目的地までの道順をある程度把握し、状況によりスペイン語で目的地を伝え、降車時に運転手が「目的地到着ボタン」を押しているかの確認などが必要です。 さらに、車両の現在位置確認のため携帯電話を見ながら待機している際に、強盗被害に遭う事例が発生していますので、周囲への警戒を怠らないでください。(首都において、タクシー配車アプリを通じて車両待機をしていた邦人女性が2人組に襲われ、携帯電話を奪われる事件が発生しています)

押さえるべき4点。

  1. 配車は屋内で呼ぶ(カフェ・ホテル・ショッピングモール内)
  2. 車両到着まで屋内で待機、外に出るのは1分前
  3. 車到着後はナンバー・車種・色を必ず照合してから乗車
  4. 降車時は運転手が「目的地到着ボタン」を押しているか確認(押されていないと料金が加算され続ける)

(首都において、タクシー配車アプリを通じて車両待機をしていた邦人女性が2人組に襲われ、携帯電話を奪われる事件が発生しています)

実際に邦人被害事例があるので、屋外で配車画面を見ながら立っているのは絶対NG。

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車両乗車中・信号停車中の強盗対策

タクシー・配車アプリで移動中も油断できません。

走行中は全てのドアをロックし、同乗者全員が周囲の状況を確認し、窓は閉めるかわずかな隙間だけ開けるようにして車内を確認できないようにしてください。

停車時に近づいてくる物売り、物乞い、窓ふきなどは、車内を観察することが目的の強盗の一味の可能性がありますので注意してください。

運転手にも信号停車中はドアロックを確認してもらう(多くの運転手は習慣的にやっています)。後部座席で携帯を見ていると外から狙われるので、移動中はスマホをしまっておくのが安全です。

二等バス(カミオネタ)--- 大使館明示禁止

「カミオネタ」と呼ばれる二等バスは利用しないでください。日常的にバス車内では、犯罪が頻発しています。

特に、夜間および早朝の便や頻繁に停車し乗降客が多い便では、強盗やスリが多く、また、眠っている間や、知らぬ間にカバンを切られて貴重品を盗まれるケースが発生しています。

さらに、犯罪集団によるバス運転手・車掌殺害事件が頻発しています。犯罪集団は、バス運転手からみかじめ料をゆすりとり、拒否した場合は殺し屋を雇って殺害します。(2019年1月、首都においてバスへの恐喝目的で手製小型爆弾を使用した事件が発生。犯人のほかバスの乗客6名が同爆弾爆発により負傷しています。)

カラフルに塗装された米国スクールバスがインスタ映えするから、と乗ろうとする観光客がいます。が、爆発事件で乗客が負傷した実例がある。観光気分で乗らないでください。

国内長距離移動 --- ティカルへは航空便

信頼のおける旅行会社等のシャトルバスまたは「プルマン」と呼ばれる一等バスを利用してください。 夜間および早朝の移動は避け、車内では居眠りをしない(夜間および早朝の便は交通量の少ない時間帯であるため、強盗団に襲われる確率が高い)。

なお、世界遺産ティカルの最寄都市であるフローレス〜グアテマラ・シティ間は、バスへの襲撃も発生しているため、航空便の利用を推奨します(2019年1月、フローレス発グアテマラ行のバス「プルマン」がペテン県サンタエレナ市近郊で銃撃され、乗客6名が負傷しました。また、2019年12月ペテン県フローレス市から首都に向かう長距離バスが衝突事故を起こし、20名死亡の事故が発生しています)。

ティカル観光のためにフローレス〜グアテマラシティ間は航空便を使うのが大使館の明確な推奨。Avianca・TAGの国内線が運航しています。アンティグアへはシャトルバス(旅行会社手配)が安全。

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アンティグア・パナハチェル等への日帰り

首都〜アンティグア(約45km)、首都〜パナハチェル・アティトラン湖(約150km)はシャトルバスが定番。夜間移動を避け、信頼できる旅行会社のシャトルを選ぶ、を徹底してください。

自分で運転する場合

自動車の交通量は年々増加しており、これに伴う交通渋滞、事故も増加の傾向にあります。首都近郊の幹線道路では、バス、トラック、オートバイの乱暴な運転が散見され、死傷者を伴う事故に発展するケースも多く報告されています。

一般的に運転マナーは悪く、速度超過、飲酒運転、方向指示器による合図なし、または指示とは反対方向へ進路変更する車両、整備不良(ライトやミラーの故障)のまま走行する車両が多く、運転時は十分注意することが必要です。

また、保険未加入者が多く、事故に巻き込まれた場合の補償は日本のように期待できません。当て逃げされるケースも多く報告されています。

さらに夜間は、無点灯の車両や飲酒運転が少なくないことから、交通事故が多発しており注意が必要です。

観光客が自分で運転するメリットはほぼありません。夜間運転禁止、保険未加入の対向車に当て逃げされる前提で備えるしかない。

信号停車中の強盗 --- 渋滞そのものがリスク

車両運転中、道路渋滞で待機していた際に銃を持った強盗に襲撃され、金品を強奪される。

これはグアテマラシティのバイク2人組強盗とも重なる手口。タクシー乗車中でも同じリスクがあります。

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手口早見表

場面落とし穴対策
流しタクシーみかじめ料絡みの襲撃で殺害事例大使館明示禁止
無線タクシー安全選択肢2470-1515 / 1766(黄/緑)
Uber待機中路上でスマホ確認中の強盗屋内で配車・待機
Uber乗車中「目的地到着ボタン」未押下降車前に確認
信号停車中バイク強盗・物売り強盗一味ドアロック・窓閉め
カミオネタ(二等バス)爆発・銃撃・カバン切り大使館明示禁止
ティカル行き長距離バス銃撃事件・大規模事故航空便を使う
夜間運転無点灯車・飲酒運転夜間運転は避ける

やられたらどうする

  1. 強盗系抵抗せず生命を最優先
  2. タクシー内で身の危険を感じたら、信号停車時に降車・「Police」と叫ぶ
  3. 警察(110)または観光警察PROATUR(120)に通報
  4. クレジットカードを即停止
  5. 大使館(+502-2382-7300)に連絡
  6. 保険会社に連絡 --- ケガがあれば私立病院で診断書を

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出発前にやっておくこと

  • 無線タクシー番号をメモ(2470-1515 / 1766)
  • 配車アプリを出発前にインストール+ホテルの住所をスペイン語でメモ
  • ティカル行きは航空便を予約
  • 公共交通の移動は昼間に集中させる
  • 海外旅行保険に加入。詳しくは中南米の海外旅行保険

よくある質問

グアテマラシティでタクシーはどう選べばいい?

大使館の指示は「セキュリティ対策が整っている大きなホテルに所属しているタクシー、または料金メーターを設置している無線タクシー(電話2470-1515または1766。車体は黄色または緑色)を利用してください」です。流しのタクシー(タクシー・ブランコ)は明示禁止対象。

流しタクシーがなぜ危険?

大使館は「流しのタクシーでは、みかじめ料をめぐる襲撃で同乗者も殺害されるケースがあります」と明記。乗客がただの巻き添えで殺害されるリスクがあるため、命に関わる選択肢です。料金トラブルではなく安全上の問題です。

Uberは大丈夫?

大使館は「非常に便利」と認めつつ、車両待機中に強盗被害に遭った邦人女性事例を記録。配車後は屋内で待機し、車到着後にスマホをしまって外に出る、車種・ナンバー・運転手名を照合してから乗車するのが対策です。

ティカル遺跡へはどう行くのが安全?

大使館は「ティカルの最寄都市であるフローレス〜グアテマラ・シティ間は、バスへの襲撃も発生しているため、航空便の利用を推奨します」と明記。2019年1月にプルマンが銃撃され乗客6名負傷、同12月に長距離バス衝突で20名死亡の事例があります。

二等バス(カミオネタ)には絶対乗っちゃダメ?

はい。大使館は明示禁止対象としています。「日常的にバス車内では犯罪が頻発」「バス運転手・車掌殺害事件が頻発」「2019年1月にバスへの恐喝目的で爆弾が爆発し乗客6名負傷」と複数の重大事案を記録。観光客は絶対に乗らないでください。

出典

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