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クウェート市の詐欺 偽警察官拉致とモール置き引き【2026】

クウェート市の詐欺・ぼったくりの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.05.03 KAIGAI-RISK

クウェート市の詐欺・ぼったくりは、偽警察官・モール置き引き・流しタクシーの3点セット。GCC湾岸国のなかでは「比較的安定」とされながらも、武装強盗・誘拐・凶悪犯罪が並ぶリストの中で、観光客が一番踏み抜きやすいのがこの3つです。

2026年4月時点でクウェート全土はレベル3(渡航中止勧告)。最新情勢はクウェート国記事で確認してから動いてください。

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偽警察官による強盗・拉致 — 私服声かけは応じない

これがクウェート市で日本人が一番踏み抜きやすい独自手口。在クウェート大使館の安全の手引きはこう警告しています。

時折、私服警察官になりすました者による強盗や性犯罪目的の拉致事案が発生しています。

私服警察官を名乗る者から声を掛けられた際には、相手の動向に注視するとともに人目のある場所で対応する、必ず相手の身分確認(身分証の提示等)を行い、不審点があればすぐに警察(112)に通報し、安易に同行要求に応じない(車両に乗り込まない)ようにしてください。

外務省も別途こう書いています。

警察官と称する人物又は警察官の服装をした「ニセ警察官」から現金やカバン等を窃取される窃盗事案等も発生していますので、注意が必要です。

偽警察官の典型的な手口

  • 路上で「警察だ。パスポートを見せろ」と声をかける
  • ホテルや駅で「外国人登録の確認だ」と部屋に入ろうとする
  • 「車に乗ってくれ。署で聞きたいことがある」と移動を要求

人目のない場所に連れて行こうとされる、車両に同乗を求められる段階で偽物と判断していい。本物の警察官は、通報で確認されることを嫌がりません。

引っかからないための3ステップ

  1. 人目のある場所で対応: 路上の人通りのあるところ、モール内、ホテルロビーなど
  2. 身分証提示を要求: 「身分証を見せてください」と必ず確認
  3. 112番に通報して確認: 「警察に確認します」と言うだけで、偽物は離れる

「失礼にならないように」と気を遣う必要はありません。疑うことが最良の防御

モール駐車場の自動車盗・車上狙い

ショッピングモールやスーパー等の駐車場で、自動車盗や車上狙いが発生しています。車両から離れる際には、短時間であっても車内に貴重品やカバンを放置しない、ドアは全てロックするとともに、盗難防止のためのセキュリティ機器を取り付けることをお勧めします。

クウェート市はモール文化の街。The Avenues(中東最大級)、Marina Mall、360 Mall、Al Kout Mallなど大型施設が多く、駐車場での被害が中心です。

駐車場での手口

  • 車内放置のカバンを車外から確認、ガラス割って持ち去る
  • 短時間の用事で停めた車両を狙って盗難
  • 駐車場入口で運転手の隙を突いた強盗

「すぐ戻るから」が一番危ない。トランクに見えないように貴重品を入れる、ナビ・スマホホルダーも外す、サンシェードで車内を見えにくくする。

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モール内の置き引き

モール内のフードコート・カフェ・試着室での置き引きも頻発。

  • 椅子の背もたれにバッグを掛ける → 隣のテーブルから抜かれる
  • 試着室でバッグを置いて服を選ぶ → 試着中にバッグが消える
  • フードコートのテーブルでスマホを置く → 数秒で持ち去られる

バッグはたすき掛け、テーブルにスマホを置かないを徹底。GCC他国(ドバイドーハ)と共通する手口です。

流しタクシーの料金水増し・強盗

詳しくはクウェート市のタクシー・交通トラブルで扱っていますが、流しタクシーの料金水増しは詐欺手口の1つ。

  • メーターを回さずに固定額を提示
  • 遠回りして時間を稼ぐ
  • 降車時に外貨での支払いを要求して為替詐欺

正規タクシー(黄色ナンバー+TAXI表示灯)か配車アプリ(Careem)を使う。流しに乗らないことが最大の防御です。

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SMS・電話による銀行詐欺

中東各国でSMS・電話による銀行口座詐欺が報告されており、クウェートも例外ではありません。これは日本のフィッシングと構造が同じ。

  • 「クウェート政府からの通知」と称するSMSのリンクを踏まない
  • 「本人確認のため」と求められるコード・暗証番号を送らない
  • 電話で口座番号や暗証番号を伝えない

クウェートの銀行や政府機関がSMSで暗証番号や個人情報を要求することはないと覚えてください。旅行中は普段と違うネット環境で警戒心が緩みがちなので、心当たりのないSMSは無視するのが鉄則。

夜間の女性一人歩き — 性犯罪目的の連れ去り

時折、アジア系やアフリカ系外国人女性を狙った連れ去りや身体を触られるなどの性犯罪が発生しています。大胆な肌の露出や女性の夜間の一人歩きは極力避けるようにしてください。

これは「詐欺」というより犯罪事案ですが、夜間の流しタクシー乗車・人気のないエリアでの徒歩移動が引き金になるケースが多く、防御の発想は共通します。

  • 夜間移動はホテル送迎または配車アプリ(Careem)
  • 徒歩移動は明るい人通りのある通りのみ
  • 服装は肌の露出を控える

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通信手段

詐欺SMS・配車アプリ・緊急通報すべて通信が必要。クウェート市は中心部のホテル・モール・カフェではWi-Fiがあるものの、移動中・タクシー乗車時はeSIM必須。出発前に入れておくと安心です。eSIM比較はこちら

同地域の参考事例

クウェートでの被害金額の保険支払事例は各社存在しないため、同地域の参考としてUAEカタールサウジアラビアを確認してください。中東での盗難被害は現金よりもパスポート・カード再発行の手間と時間が重く、出張・駐在の場合はカード会社の海外サポートが整っているクレジットカードを必ず持つこと。詳しくは中東旅行の保険ガイド

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緊急時の連絡先

連絡先電話番号
警察・消防・救急(統合)112(英語可)
在クウェート日本国大使館2530-9400(24時間)

よくある質問

クウェート市で「私服警察」と名乗る人に声をかけられたら?

在クウェート大使館は「人目のある場所で対応する、必ず相手の身分確認(身分証の提示等)を行い、不審点があればすぐに警察(112)に通報し、安易に同行要求に応じない(車両に乗り込まない)」と明記しています。私服警察官になりすました強盗・拉致事案が発生しているため、絶対に車両への同乗は応じないこと。

クウェート市の大型モールで気をつけるポイントは?

ショッピングモールやスーパー等の駐車場で、自動車盗・車上狙いが発生しています。短時間でも車内に貴重品やカバンを放置しないこと。モール内では試着・両替・買い物中もバッグはたすき掛けで身体から離さないのが基本です。

クウェートで電話・SMSによる詐欺はある?

中東各国でSMS・電話による銀行口座詐欺が報告されており、クウェートも例外ではありません。クウェートの銀行や公的機関がSMSで暗証番号や個人情報を要求することはないので、リンクは踏まず、コードや口座番号を返信しないこと。

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