チュニスで日本人が一番多く遭うのは窃盗系犯罪。外務省の安全対策基礎データには5種類の手口が具体的に並んでいます。満員トラム内でファスナー開け、公園ジョギング中にバイク2人組から暴行&スマホ強奪、首から提げたスマホをひったくり、ホテル外出中の侵入盗、そしてラマルサ地区での刃物押し倒しネックレス強奪。「平和な北アフリカ」を期待していくと足元をすくわれる手口ばかり。
Travel Alert 01
海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです
満員トラム(路面電車)でのファスナー開け
チュニス市内交通の中心はメトロ・レジェ(路面電車)。観光客もよく使いますが、満員時のスリが多発しています。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省「チュニジア 安全対策基礎データ」犯罪発生状況・防犯対策)
大使館の安全の手引きにも、メトロ・バス・市街地・メディナ等の混雑場所で財布や携帯がすられる事例が多発と記載。
電車(メトロ)、バスの他、市街地やメディナ等の混雑している場所で、財布や携帯電話がすられる事例が発生しています。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在チュニジア日本国大使館「安全の手引き」3 犯罪事例及び防犯対策)
対策は3つ。
- 開き口の大きいトートバッグは避ける(ファスナー付きが必須)
- 現金・貴重品は複数箇所に分散
- 見知らぬ者が話しかけてきたら所持品に注意
Travel Alert 02
海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?
公園ジョギング中にバイク2人組から暴行&スマホ強奪
スリより深刻な暴力強盗事例。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省「チュニジア 安全対策基礎データ」犯罪発生状況・防犯対策)
昼間・公園・ジョギング中という、油断しがちなシチュエーションで起きています。チュニスの公園は緑豊かでランニングする日本人駐在員も多いですが、人通りの少ない時間帯のジョギングは標的になりやすい。
大使館は強盗被害について「ほとんどの場合が凶器を所持しているので絶対に抵抗しない」と明記。
路上強盗等の身体犯の場合には、ほとんどの場合が凶器を所持していますので、絶対に犯人には抵抗しないでください。すぐに近くにいる人に助けを求め、警察(197番)に通報するとともに、日本大使館に連絡してください。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在チュニジア日本国大使館「安全の手引き」3 犯罪事例及び防犯対策(8)被害にあった際の対応)
バイク2人組のひったくり --- 首かけスマホは標的
スマートフォンを操作しながら歩道を歩いていたところ、背後から接近してきたバイクに乗った男に、スマートフォンをひったくられた。 昼間、中部スースの市街地を歩行中、首からひもで提げていたスマートフォンを、背後から歩いてきた男にひったくられた。 夜、チュニス市内の路上でタクシーを待っていたところ、バイクの男二人組が接近し、持っていたスマートフォンをひったくられそうになった。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省「チュニジア 安全対策基礎データ」犯罪発生状況・防犯対策)
3例ともスマホが標的。日本で当たり前の「首かけストラップ」「歩きスマホ」は、チュニジアでは「ひったくってください」と書いた看板と同じ。
大使館の対策指示。
・歩行中は、車道と反対側にバッグを持つ。 ・特に公道上でのスマートフォンの操作は極力控える。 ・バイクが近づいてきたら、ひったくりを疑い警戒する。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在チュニジア日本国大使館「安全の手引き」3 犯罪事例及び防犯対策(5)ひったくり被害)
同種のバイクひったくりはカイロのスリ・ひったくりやカサブランカのスリ・ひったくりでも頻発しているので、北アフリカ全域で「歩きスマホ=ひったくりの的」と覚えておきましょう。
Travel Alert 03
無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も
ラマルサ地区 --- 刃物男に押し倒されネックレス強奪
ラマルサはチュニス北東部の高級住宅街・ビーチエリアで、フランス系の駐在員も多く住むエリア。それでも凶器強盗は起きています。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省「チュニジア 安全対策基礎データ」犯罪発生状況・防犯対策)
金製ネックレスや高級時計は街中では見えないように。出かける前に取り外す、襟元をスカーフで覆うなど、シンプルな対策で標的回避できます。
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
ホテル外出中の侵入盗・置き引き
チュニス市内のホテルで、自室にバッグを残し外出したところ、外出中にバッグの中の現金を盗まれた。 電車内で座席横にリュックを置いていたところ、何者かにリュックに入れていた現金や旅券等が入った貴重品袋を盗まれた。
※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省「チュニジア 安全対策基礎データ」犯罪発生状況・防犯対策)
ホテル客室はオートロックでも、清掃スタッフ・整備員などが入室する機会があり、貴重品の置きっぱなしは危険。電車内では「座席横」「網棚」にリュックを置かず、必ず膝の上か足の間に。
大使館は置き引き対策で「鉄道では仮眠中の被害に注意する」と明記。スース・モナスティル方面への鉄道移動でも気を抜かないこと。
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
やってしまったときの動き
- 抵抗しない: 凶器所持の可能性が高いため、抵抗せず財布やスマホは渡す
- 近くの人に助けを求める: 「アンナジュダ」(アラビア語で「助けて」)または「オ・スクール」(フランス語)
- 警察 197 に通報: 暴行・強盗は警察、窃盗は所轄警察署で被害届
- 大使館に連絡: パスポート盗難なら +216-71-791-251 へ
- 被害届の控えをもらう: 保険請求とパスポート再発行で必須
カード被害ならカード会社に即時連絡してカード停止。緊急時連絡先を別ノートか別端末に控えておくと安心です。
よくある質問
チュニスでスリ・ひったくりに遭ったらまず何をする?
安全な場所に移動し、警察(197)に通報。窃盗被害は所轄警察に届け出てください。パスポートを盗まれた場合は在チュニジア日本国大使館(+216-71-791-251)へ連絡。被害届の控えは保険請求と再発行で必須なので必ずもらうこと。大使館は「凶器を持っている可能性が高いので絶対に犯人に抵抗しない」と明記しています。
路面電車(トラム)でスリに遭わないためには?
大使館は「トートバッグのような開き口の大きい形状のバッグは避ける」「現金・貴重品は分散して携行」と指示。満員のトラム内では財布をバッグ最深部、ファスナー付きの内ポケットに。リュックは前抱きが鉄則。スマホをポケットに入れたままにせず、バッグの中にしまうこと。
バイク2人組のひったくり対策は?
大使館の指示は「歩行中は車道と反対側にバッグを持つ」「公道上でのスマホ操作は極力控える」「バイクが近づいてきたらひったくりを疑い警戒する」。首から提げるストラップ式のスマホは標的になりやすいので、混雑エリアではバッグの中にしまうのが安全。イヤホンで音楽を聴きながらの歩行も背後の気配を察知できなくなるので避ける。
ホテルの部屋に貴重品を置いて外出しても大丈夫?
邦人被害事例で「自室にバッグを残し外出したところ、外出中にバッグの中の現金を盗まれた」と報告されており、安全とは言えません。パスポート・現金・カードは肌身離さず携行か、フロントの金庫に預ける。客室備え付けの金庫も完全には信頼できないので、複数箇所に分散保管が無難です。