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マルセイユの治安 麻薬抗争49人死亡と武装強盗【2026】

マルセイユの治安や危険エリア、犯罪傾向を、外務省と在外公館の情報からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.23 KAIGAI-RISK

マルセイユはフランス第2の都市で、地中海に面した港湾都市。旧港やカランク国立公園など見どころは多いけれど、パリとはまったく違うタイプの危険がある。麻薬密売組織どうしの銃撃事件が日常的に発生していて、2023年には49人が死亡している。観光客が巻き込まれるリスクもゼロではない。

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北部地区の銃撃戦は「白昼の市街地」でも起きる

マルセイユの治安を語るうえで避けて通れないのが、麻薬密売組織間の抗争。在マルセイユ総領事館の安全の手引きによると、銃撃事件の多くはマルセイユ市北部で発生しているが、標的の居場所次第ではそれ以外の地域でも起きている。

銃撃戦は、日中の市街地やレストランでも発生したケースがあり、抗争に関係のない一般人が巻き込まれる危険性があります。

外務省の安全対策基礎データでも、3区・14区〜16区が抗争の中心地と名指しされている。さらに「主要な観光地である旧港(Vieux Port)からほど近い地区で発生した例」もあるとのこと。北部地区はもちろん、一見して治安の悪そうな地区には近づかないのが鉄則。

日本人が銃やナイフで襲われた強盗事例

マルセイユ周辺では、武器を使った強盗被害が複数報告されている。在マルセイユ総領事館の手引きに載っている日本人の被害事例:

  • 深夜の帰宅中、後ろから来た男にけん銃を突きつけられハンドバッグを強奪。取り返そうとしたらけん銃で首を殴られて負傷
  • 観光中、けん銃とナイフで武装した男3人に持ち物をすべて奪われた。追いかけたところ、けん銃で頭を殴られて負傷
  • 催涙スプレーを顔面に吹き付けられ、ひるんだ隙にバッグを強奪された
  • 高速道路のサービスエリアで仮眠中、4人組に窓ガラスを割られて車外に引きずり出され貴重品を奪われた。抵抗して重傷

共通しているのは、抵抗すると暴行がエスカレートすること。手引きは「所持品を地面に置き、相手の視線が移った隙にその場を離脱する。奪われた際は抵抗しない」と明記している。荷物より命が大事。

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旧港と公共交通機関でのスリ・置き引き・ひったくり

銃撃や強盗だけでなく、窃盗系の犯罪も日常的に多い。外務省のデータでは、旧港で買い物中やレストランでの食事中にスリ・置き引きが多発と指摘されている。

手引きに載っている具体パターン:

手口典型的な状況
スリ(リュック切り裂き)観光に夢中になっている間にデイバッグをナイフで切られる
スリ(声かけ型)女性が話しかけ気を逸らし、子供がバッグからパスポートを抜く
満員トラム押し込み乗車時に後ろから押され、ショルダーバッグから財布を抜かれる(特にニースで多発)
置き引き(レストラン)足下に置いたバッグや、席を離れた隙に財布を盗まれる
ひったくり(バイク型)歩道で前方から来た男にバッグをひったくられ、共犯者のバイクで逃走

対策は「バッグはたすき掛けにして体の前に」「リュックは混雑時に前で抱える」「貴重品は腹巻き型セキュリティポーチに」。特に旧港エリアのレストランでは、椅子の背もたれにバッグを掛けないこと。

レンタカーの車上狙いは「一瞬の隙」で起きる

マルセイユ周辺ではレンタカー移動も多いが、車両犯罪のバリエーションが厄介。

  • 駐車して観光中に窓ガラスを割られ、車内のパスポートや貴重品を盗まれる
  • 高速道路のガソリンスタンドで精算中に、車に残した荷物を盗まれる
  • 赤信号で停車中にドアを開けられ(または窓ガラスを割られ)車内の荷物を盗まれる
  • 追突を装って降車させ、別の男が反対側のドアから荷物を持ち去る
  • リモコンキーでロックしたつもりが、電波妨害でロックされておらず車内を物色される

駐車中でも運転中でも、ドアロックは確実に行う。車外から見える場所に荷物や貴重品を残置しない。リモコンでロック後は、確実にロックされているかドアノブに手を掛けて確認する。

高速道路のサービスエリアでの仮眠は特に危険。手引きに重傷事例が載っているほどで、長時間の路上駐車は避けたい。

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宿泊先への侵入窃盗にも注意

ホテルやアパート型宿泊施設での被害事例も:

  • アパート型ホテルで外出中に室内を荒らされ、貴重品を盗まれた
  • スーツケースを施錠しワイヤー錠で固定していたのに、ファスナー部分を切り裂かれてポーチを盗まれた

セキュリティが手薄な民泊は特にリスクが高い。チェックイン時に窓やドアの施錠設備を確認し、不安があれば部屋の変更を申し出よう。

独立記念日や大晦日の暴動リスク

7月14日の独立記念日や大晦日、重要なサッカーの試合後には、群衆が駐車車両を横転・放火する破壊行為が発生する。2023年6月のパリ郊外の警察官射殺事件をきっかけに、南仏の複数都市でも公共施設や商店の破壊・略奪・警察との衝突が起きた。公共交通機関が運行停止になることもある。

こうした時期に滞在する場合は、夜間の外出を控え、デモや人だかりに遭遇したらすぐにその場を離れること。

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主なトラブル別の詳細記事

フランス全土に共通する手口はパリの記事で詳しく解説しています:

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緊急連絡先

連絡先電話番号
警察(緊急)17
救急車15
火災・救急18
EU域内共通緊急番号112
在マルセイユ日本国総領事館04.91.16.81.81
マルセイユ市役所04.91.55.11.11
救急医師(SOS MEDECINS MARSEILLE)04.91.52.91.52
マルセイユ・プロヴァンス空港08.20.81.14.14

在マルセイユ日本国総領事館の所在地: 132, boulevard Michelet, 13008 Marseille(メール: cgm8@my.mofa.go.jp

フランスで怪我や急病で入院すると数百万〜1,700万円の医療費が発生する事例が複数あります。ヨーロッパの海外旅行保険で備えを確認しておきましょう。

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