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フィレンツェの治安 ヴェッキオ橋と空港トラムのスリ【2026】

フィレンツェの治安や危険エリア、犯罪傾向を、外務省と在外公館の情報からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.23 KAIGAI-RISK

ルネサンスの中心地として美術館と教会を巡る旅行者が集まるフィレンツェ。ただし観光地としての集客力は、そのままスリ犯のターゲット密度に直結します。外務省「安全対策基礎データ」はローマ・ミラノ・フィレンツェ・ナポリを名指しで「日本人観光客の置き引き、ひったくり及びスリ被害が多く発生」と書いていて、2025-2026年の直近4四半期で在伊大使館に寄せられた被害報告は全国で182件。数の多くはローマですが、フィレンツェも主要エリアごとに固有の手口が記録されています。

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ヴェッキオ橋・シニョーリア広場・ドゥオーモ周辺:観光地スリ

外務省は観光客が必ず通るこの3エリアを、フィレンツェのスリ多発地帯として明示しています。

ヴェッキオ橋、シニョーリア広場、ドゥオーモ周辺

いずれも狭い路地や橋の上で人が立ち止まる構造で、集団スリ側から見ると「気をそらしやすく、背後から接近しやすい」理想的な現場。外務省の一般的な手口の記述にはフィレンツェ固有のアイスクリームやケチャップソースを衣服につけて注意を引き付ける置き引きが挙げられていて、「何かついていますよ」と教えに来る人には要注意です。拭き取ってもらっている間にバッグが消えるのが定番のパターン。

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サンタ・マリア・ノヴェッラ駅(SMN駅)付近のファストフード店

2025年10-12月の大使館レポートには、駅周辺のファストフード店で発生した置き引き事例が記録されています。

複数人(3人組)に話しかけられて注意を逸らされている間に、自身の近傍に置いてあった鞄をスリに遭った

SMN駅はフィレンツェの玄関口で、ローマやミラノからの列車が着くたびに大量の旅行者が吐き出されるエリア。駅前のファストフード店やカフェは「荷物の多い旅行者が一息つくタイミング」を狙われる典型的な現場です。足元や隣の椅子に鞄を置いた瞬間がリスク。席を立つときだけでなく、座っている間もストラップを椅子脚や手首に回しておいた方が安全です。

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空港〜SMN駅間のトラム:同一手口が2件続いた事例

2025年4-6月の大使館レポートに、フィレンツェ固有の手口として記録されている事例があります。

フィレンツェにて入国後、空港からフィレンツェ・サンタマリアノヴェッラ駅間のトラム車内が混雑しており、気がついたら背負っていたリュックに入れていた旅券に入ったポーチを抜き取られた(本期間中、全く同じ事案が2件発生。)

同じ期間・同じ路線・同じ手口で2件という記録は、偶然ではなく組織的に張られているサインです。ヴェスプッチ空港からSMN駅へ向かうトラム(T2線)は、スーツケースを抱えた旅行者が入国直後に乗る動線。リュックを背負ったまま混雑車内に入ると背後からのアクセスが容易で、気づかないうちにチャックが開けられます。空港から市内までは、リュックを前に抱えるか、貴重品だけ別の内ポケットに移してから乗るのが最低限の対策。同じ大使館レポートは全国的な傾向として「公共交通機関(バス、地下鉄、トラム)の利用中や、駅構内でのスリ被害が最も多く、リュックを背負っている状態で気づかぬ間にチャックを開けられて被害に遭うというケースが多発」と書いていて、フィレンツェもその典型に入っています。

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トラブル別の対策は:ローマの記事で共通

フィレンツェで発生しているスリ・置き引きの手口は、基本的にはローマと同じ「集団での注意そらし」「公共交通機関での背後からの接触」「駅周辺での声かけ詐欺」の系統で、対策も共通です。手口ごとの詳しい回避手順はローマの記事にまとめています。

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緊急連絡先

フィレンツェを含むイタリア中部・南部の邦人保護は在イタリア日本国大使館(ローマ)が管轄しています。パスポート紛失や重大事件のときはローマの大使館に連絡することになります。

連絡先電話番号
緊急時共通番号112
国家警察113
救急車118(112でも可)
消防115(112でも可)
在イタリア日本国大使館(ローマ・フィレンツェ管轄)06-487991

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