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ローマの治安 テルミニ駅ぼったくりとコスプレ強盗【2026】

ローマの治安や危険エリア、犯罪傾向を、外務省と在外公館の情報からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.23 KAIGAI-RISK

2025-2026年の直近4四半期で、在伊大使館に通報された日本人の被害報告は182件(39+45+46+52)。2026年1-3月は52件と四半期単独で過去最多を更新していて、大使館自身が「平均して2日に1件の割合で日本人が被害に遭われている」と書いています。ナポリやミラノもあるとはいえ、観光都市として圧倒的な数が集まるのがローマ。スリだけで四半期25件ペース、テルミニ駅とコロッセオ周辺は「歩いているだけでターゲットになる」と思って準備した方がいいです。

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テルミニ駅周辺:スリ・ぼったくり・睡眠薬が全部揃う

外務省「安全対策基礎データ」はテルミニ駅をぼったくりバーの名指しエリアとして挙げています。

テルミニ駅等の主要駅周辺で、見知らぬ男に親しげに話しかけられ、バーに誘われて飲食した後で、店から不当に高額な料金の支払いを要求される

さらに2026年1-3月の大使館レポートには、テルミニ駅で「助けが必要ですか」と女性に声をかけられ、ストライキで列車が使えなくなると急かされて同行者分含め60ユーロを払ってしまった駅ガイド装い詐欺が記録されています。睡眠薬強盗の事例もこのエリア発が多く、旅行者風の男に勧められたビスケットやビールで意識を失うパターンが外務省の文面に明記。「駅前で話しかけてくる人には一切反応しない」くらいで丁度いい。

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地下鉄車内・駅構内:満員電車とエレベーターが危ない

四半期レポートの中で最も件数が多いのが公共交通機関と駅構内のスリ。2025年4-6月レポートは「リュックを背負っている状態で気づかぬ間にチャックを開けられて被害に遭うというケースが多発」「集団での犯行も多い」と書いています。

特に新しい手口が駅エレベーター内でのスリ。2026年1-3月レポートから:

改札を通ろうとしたところ、女性に声をかけられ、キャリーケースを持っていたら改札に入れないと言われ、近接したエレベーターに連れ込まれた。QRコードを読み込むよう促され、困惑している間にショルダーバッグから貴重品ポーチを抜き取られた

「駅の出口へ向かうエレベーターはこちらです」と誘導され、中で複数人の子供に取り囲まれるパターンも報告あり。キャリーケースを理由にエレベーターへ誘導されたら、それは罠です。階段や通常改札で押し通す方が安全。

バチカン・サンピエトロ:観光地スリの定番

バチカン市国とサンピエトロ寺院周辺は外務省が観光地スリの名指しエリアに入れています。ソニー損保の支払事例ではサンピエトロ階段で転倒して大腿骨頸部骨折・14日入院で951万円、サンピエトロ広場で心不全を起こし14日入院で577万円という高額ケースもあり、盗難だけでなく事故・急病リスクも高いエリアです。長い階段・石畳・人混みの三重苦なので、歩きやすい靴で、貴重品は前に抱えて持つ。

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スペイン広場・トレビの泉・コロッセオ:ミサンガ押し売り多発

外務省はこのエリアをミサンガ押し売りの集中地帯と明示しています。

スペイン広場、コルソ通り、トレビの泉、コロッセオ、ナヴォナ広場付近等で、ミサンガを強引に手首に巻き付け、紐代と称し法外な代金を脅迫まがいに請求

さらに「複数の売り子に取り囲まれ、代金を払うため財布を取り出したところ、財布ごと所持金を強奪される」強盗型への発展パターンもあり。手首を掴まれた瞬間にミサンガを巻かれたら、その場で「No」を貫いて立ち去る。財布を出すと全額持っていかれるので、絶対に出さない。

トレビの泉では2025年7-9月レポートに、数人の女性から「写真を撮ってあげる」と声をかけられて撮影してもらっている間にバッグからパスポート等が入ったポーチを抜き取られた事例もあります。親切な写真撮影の申し出=赤信号です。

ポポロ広場〜ピンチョの丘:コスプレ強盗

2025年10-12月レポートにローマ固有の新しい手口として記録されているのがコスプレ強盗:

ポポロ広場からピンチョの丘へ上がる道中、赤い騎士のコスプレをした複数人の男性に囲まれ、通り道を塞がれた後、強引に写真撮影を開始し、金銭を要求

財布を出した瞬間に中身全てを強奪されるのが定番のオチ。コロッセオ周辺にもグラディエーター姿で写真撮影を持ちかける手口があり、これは押し売りから強盗まで幅がある。「撮らないか」と声をかけてくるコスプレには基本全部NG、と覚えておいた方が安全です。

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主なトラブルと対策記事

  • スリ・置き引き — 満員地下鉄、エレベーター内、リュックのチャック開け、ファストフード店の3人組
  • 詐欺・ぼったくり — テルミニ駅の駅ガイド装い、偽警察官、ミサンガ押し売り、コスプレ強盗
  • 睡眠強盗 — 観光スポットで渡されるビスケット・ガム・ビール

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緊急連絡先

連絡先電話番号
緊急時共通番号112
国家警察113
救急車118(112でも可)
消防115(112でも可)
在イタリア日本国大使館(ローマ)06-487991

この都市のトラブル別ガイド

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