在英国日本国大使館の四半期レポートには、ロンドンの観光地がずらりと並んでいます。キングスクロス駅、パディントン駅、アビーロード、バッキンガム宮殿、ピカデリーサーカス、ノッティングヒル、ロンドンブリッジ、ウォータールー、ソーホー、チェルシー、ハムステッド。これは観光ガイドではなく、日本人がスリや置き引きに遭った場所のリストです。
2025年4-6月期だけで窃盗44件、うち旅券盗難30件。夏場の7-9月期は46件に増える。ロンドンを歩くなら、荷物の持ち方は出発前に決めておくべきです。
Travel Alert 01
海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです
地下鉄とバスがスリの主戦場
ロンドンのスリで最も被害が集中するのは地下鉄(Tube)とバスの車内。複数犯がチームで動くのが定番です。1人が話しかけたり体をぶつけてスキを作り、別の犯人がポケットやバッグから抜き取ります。
スリは単独犯だけでなく、子どもを含む複数人のグループの場合もあり、1人が注意を引きつけている間に別の者が盗む手口も少なくない
キングスクロス駅では切符販売機でオイスターカードをチャージ中に数人のグループに囲まれて足元の鞄を盗まれた事例、パディントン駅ではタクシー乗り場で女性に突き飛ばされてポーチを盗まれた事例が報告されています。駅構内は特に要注意です。
Travel Alert 02
海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?
観光地で荷物を置くと消える
アビーロードで横断歩道の写真撮影中に道路端に置いたパスポート入り鞄を盗まれた事例、バッキンガム宮殿付近のカフェで2人組に「隣の席いいか」と話しかけられ体をぶつけられた後に鞄消失、ノッティングヒルのマーケットで混雑の中を歩いているうちに鞄から旅券を抜かれた事例。いずれも大使館の四半期レポートに載っている実例です。
パブやレストランでも油断できません。ソーホーのレストランで椅子横の鞄が別の鞄にすり替えられていた事例、チェルシーのパブでトイレに行った数分で鞄が消えた事例。「食事中は鞄を膝の上か足で挟む」が鉄則です。
夜間のバイク・電動スクーターによるスマホひったくり
ウォータールー駅前の路上で午後11時、スマホで地図を確認中に黒ずくめの人物が自転車で背後から近付いてスマホを奪った事例が四半期レポートに載っています。後ろから来たバイクや電動スクーターが追い越しざまにスマホを奪い去る手口は増加傾向で、昼間でも歩道では建物側を歩くよう大使館が注意喚起しています。
追いかけると暴行を受けるリスクもあります。ロンドン東部マナーパークで午後9時にスマホをひったくられ追いかけたところ暴行を受けて救急車搬送された事例も報告されています。
Travel Alert 03
無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
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主なトラブルと対策記事
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Travel Alert 04
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DCCって知ってますか?
公共交通の「乗越し精算なし」に注意
日本と違い、電車・地下鉄・バスに「乗越し精算」の制度がありません。料金不足になると高額な罰金が科せられます。オイスターカードかコンタクトレス決済カードを必ず用意しておきましょう。正規のタクシー(ブラックキャブ)はメーター制で安心ですが、白タクの利用は犯罪に巻き込まれるリスクがあります。
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
緊急連絡先
| 連絡先 | 電話番号 |
|---|---|
| 警察・救急車・消防 | 999(コイン不要) |
| 在英国日本国大使館(領事班) | 020-7465-6565 |
| 大使館所在地 | 101-104 Piccadilly, London W1J 7JT |
この都市のトラブル別ガイド
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