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ブエノスアイレスのスリ バイク強奪・地下鉄ドア際抜き【2026】

ブエノスアイレスのスリ・置き引きの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.27 KAIGAI-RISK

ブエノスアイレスのスリ・ひったくりは「個人の機会犯」ではありません。組織化されたグループが分業で動いていて、注意を引きつける役・実行役・運び役が連携している。在アルゼンチン大使館も外務省も「組織化された」「分業」「グループ」というキーワードを繰り返してます。日本の感覚で「ぼーっとしてなければ大丈夫」は通用しません。

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モトチョロス --- 二人乗りバイクが近づいたら逃げる

アルゼンチン特有の手口の代名詞、それがモトチョロス(Motochorros)。バイクで走行中の歩行者やタクシー乗客を狙い、ひったくって走り去る。低速で接近する二人乗りバイクは危険信号です。

低速で接近してくる不審なバイク(二人乗りのことが多い)を発見した場合は、速やかに人込みに紛れるか商店の中に入り、危険を回避することが大切です

タクシーやレミース(ハイヤー)に乗っている時も油断できない。

タクシー等乗車時に窓を開放していると、モトチョロスが通りすがりに車内に手を伸ばして、スマホや貴重品をひったくられることから、車両の窓は閉めてください

信号待ちの数秒で窓越しに腕が伸びてくる、というのが現地の現実。エアコンを使ってでも窓は閉めておくこと。

宅配バイク・ATM周辺・銀行帰り

外務省のデータには、銀行で現金を引き出した直後を狙う路上強盗が多数報告されています。組織が銀行・両替所・空港の複数地点で監視し、ターゲットを尾行して、人気のない場所やホテル前で襲う。高級腕時計や宝飾品、スマホは特に狙われます。

華美な服装やカメラ、電子機器類を手にしていると標的となり易くなるため、注意が必要です

高額時計を見せびらかして歩くのは、自ら看板を出しているのと同じ。Apple Watch でも狙われるので、出発前に荷物を詰める段階で「目立たない服装」を意識しよう。

Travel Alert 02

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地下鉄スブテ --- ドアが閉まる瞬間のスマホ抜き

ブエノスアイレスの地下鉄(Subte)には、特徴的な手口があります。

電車のドアが閉まる瞬間にスマートフォンをひったくられる事例が多く、乗降口付近ではスマートフォンを使用しないことを推奨します

犯人はホームに残り、被害者は電車内に閉じ込められる。完璧な逃走経路です。さらに窓が開放されていることが多く、窓越しに貴重品を奪われるパターンも。電車内では物売りが商品を膝の上に勝手に置いてくる文化があり、断れずに置かれた商品が後で「代金を請求される」ケースも。明確に断るか、置かれた商品はそのまま放置するのが正解です。

バス(コレクティーボ) --- 降車間際の数秒が危ない

24時間運行のバス、コレクティーボは庶民の足ですが、

バス車内ではスマートフォンのひったくりが多く、特にバス停での降車間際に不意に持ち逃げされる事例が頻発しています

降車する瞬間=次の停留所までスマホを取り戻せない=完璧な犯行タイミング。車内ではスマホを出さない、降車時はバッグを体の前で抱える。これだけで防げる被害が多い。

Travel Alert 03

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レストラン・カフェのテラス置き引き

ブエノスアイレスの日常風景、テラス席のカフェ。ここにも罠があります。

レストランやカフェのテラス席の机上に置いてあるスマホや財布等の貴重品をひったくる手口も報告されています

通行人が走り抜けざまに机上のスマホを掴んでいく、という単純で速い手口。テーブルにスマホを置いたまま会話しない、財布も机に出さない。バッグの置き引きはホテルロビー・空港・バスターミナルでも発生していて、

バスの行き先や時間を尋ねるふりをして、被害者の注意をそらし、荷物や鞄から目を離した僅かな隙を狙う場合がほとんど

「時間を聞かれた」「バスの行先を聞かれた」が始まりの合図。話しかけられた瞬間に荷物を体の前で押さえる癖をつけるといいです。

体験談 --- レティーロ駅前のバスターミナル

レティーロ駅周辺は外務省が「過去には外国人観光客の殺人事件も発生」と名指しするエリア。駅前のバスターミナルでは置き引き・スリ・ケチャップ強盗が日常的です。

TESTIMONY · 旅行者A
レティーロのバスターミナルで時刻表を見てた数十秒の間に、足元に置いたスーツケースが消えてた。話しかけてきた人と話してる間に共犯が持っていったみたい。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在アルゼンチン日本国大使館「安全の手引き」(一般的な置き引き手口の典型)

中南米ではペルー・リマでも組織的なスリは同じ構造で、注意をそらす役と実行役の分業が共通。ブラジル・サンパウロでもバイクひったくりが定番です。

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手口早見表

手口場所特徴
モトチョロス大通り・信号待ち二人乗りバイク、ひったくって走り去る
窓越しひったくりタクシー車内・信号停車中開いた窓に手を伸ばしスマホを奪う
地下鉄ドア際スブテ車内・乗降口ドアが閉まる瞬間スマホを奪い、ホームへ脱出
バス降車間際コレクティーボ降車する瞬間にスマホ持ち逃げ
テラス置き引きカフェ・レストラン机上のスマホ・財布をひったくり
ターミナル置き引き空港・バスターミナル時間を尋ねて気を逸らし、共犯が運ぶ
銀行帰り強盗ATM周辺・大通り引き出し後を尾行、人気のない場所で襲う

出発前にやること・現地でやること

出発前

  • パスポートのコピーを2部用意(1部は荷物に、1部はクラウド保存)
  • 貴重品はセキュリティポーチ(首下げ・腰巻き)に分散
  • 海外旅行保険の加入(盗難補償の確認)
  • 高級時計・アクセサリーは持っていかない、または現地では外す

現地で

  • 二人乗りバイクが低速で近づいてきたら店に逃げ込む
  • タクシー・車の窓は常に閉める(信号待ちでも)
  • 地下鉄乗降口・バスの降車時にスマホを出さない
  • カフェのテラス席で机上にスマホを置かない
  • 銀行・両替所から出たら大通りを歩く、人気のない方向に行かない
  • 「時間ある?」「バスの行先教えて」と話しかけられたら荷物を押さえる

Travel Alert 05

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被害に遭ったら

  1. 絶対に抵抗しない。要求されたものをすべて渡す
  2. 安全な場所に移動したら 911(市内)または観光警察 11-5050-3293/11-5050-9260 に連絡
  3. 観光警察(Av. Corrientes 436)で盗難証明書(Denuncia Policial)を発行してもらう --- 保険請求に必須
  4. クレジットカードは直ちに停止(VISA/Master の海外緊急番号を事前メモ)
  5. パスポート盗難の場合は大使館領事班 (011) 4318-8220 で紛失手続き

よくある質問

ブエノスアイレスでスリ・ひったくりに遭ったらまず何する?

まず観光警察(Policía de Turismo、Av. Corrientes 436、TEL 11-5050-3293/11-5050-9260)で被害届を出してください。24時間・英語対応可です。盗難証明書(Denuncia Policial)が保険請求に必須。911通報は最初に場所を伝えると到着が早まります。

モトチョロスに遭わないには?

低速で接近してくる二人乗りバイクは「危険信号」と覚えてください。発見したら速やかに人混みに紛れるか商店に入るのが正解です。タクシーや車に乗っている時も、窓を必ず閉めること。停車中に窓越しに手を伸ばされてスマホを奪われる事例が頻発しています。

地下鉄やバスでの注意点は?

地下鉄はドアが閉まる瞬間にスマホをひったくられる事例が多く、乗降口付近でのスマホ使用は控えること。窓越しのひったくりもあります。バス(コレクティーボ)はバス停での降車間際にスマホを持ち逃げされる手口が頻発、車内でスマホを出さないのが鉄則です。

レストランで荷物を置いて大丈夫?

テラス席の机にスマホや財布を置くのは厳禁。机上の貴重品をひったくる手口が報告されています。バッグは椅子の背もたれにかけず、足元に置くなら持ち手を椅子の脚に通して固定するか、膝の上で抱える。話しかけられた瞬間が狙われるタイミングです。

出典

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