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ホーチミンのスリ バイクひったくりと百貨店組織スリ【2026】

ホーチミンのスリ・置き引きの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.12 KAIGAI-RISK

ホーチミンはベトナム最大の都市で旅行者も多いぶん、スリ・ひったくりの被害件数もベトナム国内でトップクラスです。在ホーチミン日本国総領事館によると、2025年に認知された邦人の犯罪被害は81件。そのうち「スリやひったくり等の街頭犯罪は一定数の発生を確認」とされています。さらに2024年6月にはホーチミン市内で邦人男性が刺殺される事件も起きており、街頭犯罪を甘く見るのは危険です。

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ホーチミンで被害が多いエリア

外務省がホーチミンで挙げている要注意エリアです。

ひったくり多発エリア:

  • グエン・フエ通り
  • パスター通り
  • ドン・コイ通り
  • ハイ・バー・チュン通り
  • トン・ドック・タン通り
  • チャン・フン・ダオ通り
  • レ・ライ通り
  • レ・タィン・トン通り
  • ベン・タイン市場周辺

スリ・置き引き多発エリア:

  • グエン・フエ通り、ドン・コイ通り、ハイ・バー・チュン通り、レ・タィン・トン通り
  • ベン・タイン市場等の市場
  • 大規模ショッピングモール
  • 市内の公園
  • ホテルロビー、レストラン、空港、列車・バス内

見ての通り、観光で行くエリアがほぼ全部入っています。「ここなら安全」ではなく「どこでも起きる」前提で動くのが正解。総領事館はテト(旧正月)期間中とその前後は犯罪が増加する傾向にあると注意喚起しています。同じエリアでは詐欺・ぼったくりも多いので、手口を知っておくと身を守りやすいです。

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よくある手口

手口1:バイク追い抜きざまのひったくり

ホーチミンで最も多いのがこのパターンです。

歩行者の後方からバイクに乗った(1人又は2人組の)犯人がスピードを上げて接近し、携帯電話やバッグなどを奪い去る手口。バイクの後部座席に乗車している時も同じ。

外務省もレタントン地区・タイバンルン地区の日本人街を中心に、携帯電話やセカンドバッグを持って歩いている人が後方からバイクで狙われる事例を挙げています。総領事館は「携帯電話はひったくり犯人の絶好の的」と断言していて、路上での使用はできる限り控えるよう呼びかけています。

TESTIMONY · 旅行者A

ドン・コイ通りを歩きながらスマホで地図を確認していたら、後ろからバイクが近づいてきて一瞬でスマホを持っていかれました。握っていたつもりだったのに、引っ張る力が強すぎてどうしようもなかったです。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省 海外安全ホームページ「ベトナム 安全対策基礎データ」

さらに注意したいのが、バッグをひったくられた際に転倒する危険。総領事館は「荷物を持つときは、できるだけ車で移動する」「万が一被害に遭っても、抵抗して相手のバイクを掴んだり、犯人を捕まえようと追いかけたりせず、まずは身の安全を最優先に行動する」と書いています。移動はGrabなどの配車アプリを使うのが、ひったくり対策としても有効です。

手口2:百貨店・スーパーでの組織的スリ

市場だけでなく、百貨店やスーパーでも組織的なスリが起きています。総領事館は「2人以上の複数で犯行グループを作り、あらかじめ被害者の状態や所持品などを確認した上で、ターゲットを絞って犯行に及んでいる」と説明しています。

TESTIMONY · 旅行者B

ホーチミン中心部の日系百貨店で買い物をしていたら、手提げ鞄に入れておいた財布がいつの間にかなくなっていました。百貨店の防犯カメラを確認してもらったところ、数人の犯人が背後から近づいて鞄に手を差し入れ、巧妙に財布を抜き取る映像が残っていました。防犯カメラがなかったら、いつどこで盗られたかすら分からなかったと思います。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ホーチミン日本国総領事館「安全の手引き」(2026年版)

TESTIMONY · 旅行者C

スーパーで買い物をしていたら、なんだか急に周りに人が増えた気がしたんです。レジに並ぼうとしたら鞄の中の財布がなくなっていました。しかも後日、盗まれたクレジットカードで携帯電話を4台も購入されていたことが分かりました。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ホーチミン日本国総領事館「安全の手引き」(2026年版)

総領事館は「周囲に急に人が増えたと感じた場合はスリの危険性がある」として、相手との距離をできれば2メートル以上保つよう注意喚起しています。混雑した市場やショッピングモールでは、刃物でバッグの底を切られる手口も報告されています。

手口3:レストラン・テーブル上のスマホ盗難

TESTIMONY · 旅行者D

レストランでテーブルの上にスマートフォンを置いて食事をしていたら、気づいた時にはもう盗まれていました。いつ、誰に取られたのかまったく分かりません。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在ホーチミン日本国総領事館「安全の手引き」(2026年版)

レストランやカフェでスマホをテーブルに置くのは日本の感覚では普通ですが、ホーチミンでは絶好のターゲットになります。ホテルロビーやレストランも外務省が置き引き多発場所として挙げているエリアです。

手口4:航空機内での盗難

総領事館は「機内収納棚には財布やクレジットカード等の貴重品を入れず、身近なところで保管を徹底」と注意喚起しています。さらに「機内預け入れ荷物(スーツケース等)内に保管していた現金、貴金属等が窃取された」報告もあり、預け荷物にも貴重品を入れないのが鉄則です。

カード不正利用の二次被害に注意

財布を盗まれた場合、中のクレジットカードが不正利用される二次被害が深刻です。総領事館の事例では、盗まれたカードで携帯電話4台を購入されたケースがあります。外務省は「同種犯罪は当地では犯罪として認定されないケースもある」としており、盗まれたら1秒でも早くカード会社に電話して止めることが最優先です。アプリからワンタップで即時ロックできるRevolutのようなカードを旅行用に1枚持っておくと、こういう場面で対応速度が変わります。

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予防策

  1. 歩きスマホは絶対にやめる --- 総領事館が「携帯電話はひったくり犯人の絶好の的」と明言。やむを得ず使うときは道路から離れて、携帯を隠すように操作する
  2. バッグは前掛けにしてジッパーを施錠 --- 外務省推奨の「バッグを前掛けするなど常に目の届くかたちで携帯」「バッグのチャックを施錠する」を実践
  3. 貴重品・現金は分散して持つ --- 全部同じ場所に入れない。「貴重品や現金は分けて持ち歩く」が外務省の対策指示
  4. 車道側にバッグを持たない --- ひったくりはバイクで車道側から来る。荷物は建物側に
  5. 周囲に人が増えたら距離を取る --- 総領事館推奨の「できれば2メートル以上」の間隔を保つ
  6. レストランでスマホをテーブルに置かない --- ポケットかバッグの中に入れておく
  7. 被害に遭っても抵抗しない --- 総領事館は「犯罪者は薬物中毒者である場合が多く、被害品の奪還を試みたベトナム人がナイフで刺殺される事件も発生」と警告。邦人が抵抗して怪我をした事例もある

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もし被害に遭ったら

  1. 身の安全を最優先にする --- 犯人を追いかけたりバイクを掴んだりしない
  2. 警察(113)に届け出る --- 総領事館によると当地警察はベトナム語のみの対応がほとんど。ホテルやレストランの従業員にサポートを頼んで通報するのがスムーズ
  3. クレジットカード会社に即連絡 --- カード停止を最優先。不正利用が犯罪認定されないケースもある
  4. パスポート盗難の場合 --- 在ホーチミン日本国総領事館(028-3933-3510)に連絡
  5. 海外旅行保険の事故受付窓口に連絡 --- 携行品損害の請求手続きを進める

スリ・ひったくりの携行品損害は、海外旅行保険でカバーできる可能性があります。東南アジア旅行の保険、補償内容と選び方を渡航前に一度確認しておくことをすすめます。

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ホーチミンの他のトラブル情報

スリ・ひったくり以外の手口や安全対策は、ホーチミンの治安・危険エリア情報からまとめて確認できます。

ベトナム全体の法律・マナー(電子タバコ規制・薬物厳罰など)は、ベトナムの治安・法律・マナーでまとめています。

同じ東南アジアのバイクひったくりはクアラルンプールのスリ・ひったくりでも多発していて、手口はホーチミンとよく似ています。

よくある質問

ホーチミンでスリやひったくりが多いエリアは?

外務省データによると、ひったくりはグエン・フエ通り、パスター通り、ドン・コイ通り、ハイ・バー・チュン通り、トン・ドック・タン通り、チャン・フン・ダオ通り、レ・ライ通り、レ・タィン・トン通り、ベン・タイン市場周辺で多発。スリ・置き引きはベン・タイン市場等の市場、ショッピングモール、公園、ホテルロビー、空港でも報告されています。

ホーチミンのひったくりはどんな手口が多い?

後方からバイクに乗った犯人が追い越しざまに携帯電話やバッグをひったくるのが典型。レタントン地区・タイバンルン地区の日本人街が特に狙われやすく、路上での携帯電話使用中が危険です。総領事館は「携帯電話はひったくり犯人の絶好の的」と注意喚起しています。

ホーチミンでスリに遭ったらどうすればいい?

警察(113)に届け出て盗難証明書を受け取ってください。カード盗難はすぐカード会社に連絡して停止。パスポート盗難の場合は在ホーチミン日本国総領事館(028-3933-3510)に連絡します。総領事館によると、犯罪者は薬物中毒者である場合が多く、抵抗すると刃物で刺されるリスクもあるため、身の安全を最優先にしてください。

ホーチミンでスリに遭いやすい時期はある?

在ホーチミン総領事館によると、テト(旧正月)期間中およびその前後は犯罪が増加する傾向にあり、特に注意が必要です。

出典

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