シェムリアップはアンコールワットをはじめとする遺跡群の玄関口で、カンボジア観光で一番人気の都市です。遺跡の壮大さに圧倒されるし、オールドマーケットの雑踏も楽しい。ただ、観光客が集中する場所ではスリや昏睡強盗、遺跡での転倒事故など「あるある」なトラブルがしっかり報告されています。
このページではシェムリアップの治安の全体像と、エリアごとの注意点をまとめます。手口や対策の詳細はトラブル別ページに分けてあるので、気になるものから読んでください。
Travel Alert 01
海外の無料WiFiには危険が潜んでいる
あなたのアクセス、丸見えです
シェムリアップの治安の全体像
外務省はカンボジア全土(タイ国境付近を除く)に「レベル1:十分注意してください」を出しています。シェムリアップは観光都市なのでプノンペンほど凶悪犯罪は多くないですが、スリ・昏睡強盗・交通事故は繰り返し発生しています。
カンボジア内務省の犯罪統計によると2024年の犯罪総件数は3,121件。ただし軽犯罪の届け出率は低く、実数はもっと多いと見られています。シェムリアップでは特に以下のパターンが目立ちます。
- アンコール遺跡群やパブストリートなど人混みでのスリ
- バーで知り合った人との飲酒中に薬物を盛られる昏睡強盗
- トゥクトゥクの横転・追突事故
- 繁華街での違法薬物の売りつけ
Travel Alert 02
海外の決済で3.5%も搾取されている現実
あなたは知っていますか?
エリア別の治安特性
アンコール遺跡群
遺跡内は観光客が密集するポイントが多く、スリ被害が繰り返し報告されています。観光客の集団とすれ違った後に財布がなくなっていた、物乞いの子供にまとわりつかれている間にバッグのチャックを開けられた、といった事例があります。
また、遺跡の急な階段や不整地での転倒事故も見逃せません。実際に遺跡観光中の転倒で足関節の開放性脱臼骨折・大腿骨骨折を負い、23日間入院・手術で保険金1,540万円が支払われたケースが報告されています。なお、アンコールワット敷地内ではドローンの使用が禁止されています。
パブストリート周辺
夜の繁華街であるパブストリート周辺はスリと昏睡強盗の両方が発生するエリアです。バーで知り合った人と飲んでいるうちに意識を失い、気がつくと財布やスマホが消えていた、という典型的な昏睡強盗が報告されています。金銭の抜き取りだけでなく、婦女暴行に至るケースもあります。
トゥクトゥクやバイクタクシーの運転手から薬物の購入を持ちかけられることもありますが、カンボジアでは違法薬物の所持・使用で最悪終身刑です。絶対に相手にしないでください。
オールドマーケット周辺・市街地
ショッピングモールや市場での買い物中にリュックのチャックを開けられて財布を盗まれる、レストランで椅子に置いたバッグを持ち去られる、といった事例が報告されています。
コロナ禍以降、シェムリアップでは自転車やバイクの乗車中の事故、トゥクトゥクの横転・追突事故、歩行中にバイクにはねられる事故なども発生しています。交通マナーは日本とまったく違うので、道路を歩くときも常に周囲を確認してください。
安全に旅行するための基本ルール
- 外出中はできるだけ手荷物を減らし、両手を自由にしておく
- パスポート・現金・スマホを同じバッグに入れない
- 歩きスマホ厳禁。スマホを狙ったひったくりが多発している
- 万一ひったくりに遭ったら絶対に抵抗しない。バッグを離すまいとして転倒し重傷を負ったり、死亡したケースも実際に起きている
- 知らない人から勧められた飲み物は口にしない
カンボジアの法律・マナー・NG行動(薬物の厳罰・僧侶への敬意・王室批判の禁止など)はカンボジアの治安・マナー・法律ページにまとめています。
Travel Alert 03
無料クレカの"海外旅行保険の限界"は?
補償額をふやすウラ技も
シェムリアップのトラブル別対策
シェムリアップで報告されているトラブルごとに、手口・実例・対策を詳しくまとめています。
- シェムリアップのスリ・置き引き — 遺跡群や人混みでのスリ、子供集団によるスリ
- シェムリアップの詐欺・ぼったくり — いかさま賭博詐欺、米ドル偽札すり替え
- シェムリアップの睡眠薬強盗 — パブストリート周辺の昏睡強盗
- シェムリアップの感染症・医療事情 — デング熱、遺跡での転倒骨折、医療搬送
- シェムリアップの薬物トラブル — 繁華街での売人の声かけ、最悪終身刑
- シェムリアップの交通トラブル — トゥクトゥク横転事故、バイクタクシーの危険
Travel Alert 04
知らずに大損している海外ATMの罠
DCCって知ってますか?
シェムリアップの医療施設情報
シェムリアップにはバンコク病院系列のRoyal Angkor International Hospital(24時間救急対応)と、日本人医師・看護師が常勤するAngkor-Japan Friendship International Hospital(24時間日本語対応)があります。
ただし、重症の場合はバンコクやシンガポールへの医療搬送が必要になります。私立病院では支払保証の確認が行われ、支払い能力がないと判断されると治療を受けられない場合もあるため、十分な補償額の海外旅行保険に加入しておくことが必須です。
- Royal Angkor International Hospital: 063-761-888
- Angkor-Japan Friendship International Hospital: 087-789-150(24時間日本語対応)
Travel Alert 05
空港であなたを待ちうける5つの罠
準備はできていますか?
緊急時の連絡先(シェムリアップ)
- 警察(全国共通): 117
- シェムリアップ州警察ツーリストポリス: 012-402-424
- 救急車: 119(搬送先は国営病院に限られる)
- 消防: 666
- 在シェムリアップ日本国領事事務所: 063-963-801〜803
この都市のトラブル別ガイド
読者の体験談を投稿する
あなたが現地で体験したこと・気をつけていることを共有してください。承認後に表示されます。