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シェムリアップの強盗 パブストリート昏睡と性被害【2026】

シェムリアップの睡眠薬強盗の手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.12 KAIGAI-RISK

シェムリアップはアンコールワットの玄関口として世界中から旅行者が集まる街。夜になるとパブストリート周辺のバーやレストランに人があふれますが、この賑わいを狙った昏睡強盗がしばしば発生しています。在カンボジア日本国大使館もパブストリートを名指しで注意喚起しており、金銭被害だけでなく性被害に発展するケースもある深刻なトラブルです。

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よくある手口

バー・レストランで知り合った人から薬物を盛られる

パブストリート周辺のバーやレストランで、知り合った人物と飲酒しているうちに、いつの間にか飲食物に薬物を混入される手口が典型的です。

大使館の犯罪被害事例では次のように報告されています。

レストランやバーで知り合った人と一緒に飲酒していると、いつの間にか意識が無くなり、気が付くと財布などが無くなっていた。

犯人はグループで行動していることが多く、最初はフレンドリーに接して信用させてから犯行に及びます。お酒をおごってくれたり、一緒に飲もうと誘ってくるパターンが定番です。

性被害への発展

昏睡強盗は金銭の抜き取りだけにとどまりません。大使館は明確にこう警告しています。

昏睡強盗は、金銭の抜き取りだけでなく、婦女暴行に至ることもあります

実際に犯罪統計でも「こん睡強盗(金銭抜取+婦女暴行の可能性あり)」として記録された事例があります。意識がない状態では抵抗も通報もできないため、被害が深刻化しやすいのが特徴です。男女問わず注意が必要ですが、特に女性の一人旅やグループから離れた単独行動時は警戒してください。

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被害ケース

TESTIMONY · 旅行者A

パブストリートのバーで隣に座った人と意気投合して一緒に飲んでいたら、途中から記憶が飛んでしまいました。目が覚めたのは宿のベッドの上で、財布もスマホも全部なくなっていました。いつ宿に戻ったのかも覚えていません。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在カンボジア日本国大使館「犯罪被害事例と対策」

TESTIMONY · 旅行者B

レストランで食事中に話しかけてきた現地の人に飲み物をすすめられて、断りきれずに口にしました。次に気づいたときには全く違う場所にいて、持っていた現金やカード類がすべて抜き取られていました。体にも違和感があって、何をされたか分からない恐怖が一番つらかったです。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省 海外安全ホームページ「カンボジア 安全対策基礎データ」

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予防策

  1. 旅先で知り合った人からの飲食物を口にしない — おごりの一杯、ちょっとしたお菓子であっても、初対面の人から渡されたものには手をつけない
  2. 自分のグラスから目を離さない — トイレに立つときはグラスを空にするか、新しいものを頼む。席に戻って「そのまま飲む」のは危険
  3. 深酒を避ける — 泥酔状態では薬物を盛られても自覚できない。パブストリートは楽しいけれど、飲みすぎは最大のリスク要因
  4. 一人での深夜のバー巡りは避ける — 複数人で行動し、お互いの異変に気づける体制をつくる
  5. 違法薬物の誘いには絶対に乗らない — パブストリート周辺ではバイクタクシーの運転手などが薬物の売買を持ちかけてくることもあるが、カンボジアでは違法薬物の所持・使用は終身刑の可能性がある。シェムリアップの薬物トラブルも確認を

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被害に遭ったら

  1. 在シェムリアップ日本国領事事務所に連絡 — 電話:063-963-801〜803
  2. シェムリアップ州警察ツーリストポリスに届出 — 電話:012-402-424。被害届は帰国後の保険請求に必要
  3. カード類の緊急停止 — クレジットカード・キャッシュカードは即座に止める。昏睡中に不正利用される可能性が高い
  4. 体調に異変があれば病院へ — シェムリアップにはAngkor-Japan Friendship International Hospital(日本人医師・看護師常勤、24時間日本語対応、電話:087-789-150)がある。違法薬物を投与された場合は心身に重大な障害を負う可能性もあるので、迷わず受診を
  5. 性被害の可能性がある場合 — 一人で抱え込まず、領事事務所に相談してください。医療機関の受診も早いほうがいい

上記のような被害は、海外旅行保険でカバーできる可能性があります(携行品損害・治療費用)。クレカ付帯+ネット保険の組み合わせで備えるのが一般的です。

プノンペンのリバーサイド周辺でも同様の昏睡強盗・路上強盗が発生しています。カンボジア旅行中は都市を問わず、知り合ったばかりの人との飲酒に注意してください。

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シェムリアップの他のトラブル情報

昏睡強盗以外のトラブル手口と安全対策は、シェムリアップの治安・危険エリア情報からまとめて確認できます。

カンボジア全体の法律・マナー(薬物規制・王室への敬意・撮影禁止区域など)は、カンボジアの治安・法律・マナーでまとめています。

よくある質問

シェムリアップで昏睡強盗が多いエリアは?

パブストリート周辺のバーやレストランで多発しています。在カンボジア日本国大使館も名指しで注意を呼びかけているエリアです。

昏睡強盗の被害は金銭だけ?

いいえ。金銭の抜き取りだけでなく、意識がない状態で性被害(婦女暴行)に至るケースも報告されています。

どうすれば昏睡強盗を防げる?

旅先で知り合った人からの飲食物は口にしない、自分のグラスから目を離さない、バーでの深酒を避けるのが基本です。

出典

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