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シェムリアップの詐欺 米ドル偽札すり替えと観光声かけ【2026】

シェムリアップの詐欺・ぼったくりの手口や予防策、被害時対応を、外務省と在外公館の事例からわかりやすくまとめました。

UPDATED · 2026.04.12 KAIGAI-RISK

シェムリアップは遺跡観光の拠点で外国人旅行者が多く集まるため、観光客を狙った詐欺が発生しています。外務省は「プノンペン、シェムリアップ、シハヌークビルなどの観光地においては、いかさま賭博詐欺やこん睡強盗など、観光客などを狙った犯罪の被害者となったり」と注意喚起しています。

プノンペンほど事例は多くないものの、手口は共通しています。ここではソースに基づいて、シェムリアップでも警戒すべき詐欺パターンをまとめます。

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いかさま賭博詐欺

カンボジアで日本人旅行者が「度々被害にあう詐欺」として、在カンボジア日本国大使館が繰り返し注意喚起しているのがこの手口です。外務省も「数百万円の被害も発生しています」と明示しています。

手口の流れ

  1. 観光地やショッピングモールで、片言の日本語や英語を話す東南アジア系の男女に「日本人ですか?」「家族が日本に行きます」などと声をかけられる
  2. 「自宅で食事をご馳走したい」と言って、プライベートな場所へ誘われる
  3. 裏通りを複雑に移動し、実際には犯人グループのアジトに連れて行かれる
  4. 食事や談笑の後、カードゲームに誘われ、いかさまの方法を教えてくる
  5. 最初は勝ち続けるが、最後に大金を賭けさせられる
  6. ATMに連れて行かれ、キャッシングで現金を引き出させられる
  7. 宝石購入(クレジットカード使用)や換金詐欺でさらに被害が拡大する

いかさま賭博の主な舞台はプノンペンで、手口の8ステップ詳細はプノンペンの詐欺・ぼったくりにまとめています。シェムリアップも観光客が集中する都市であり、同様の声かけが報告されています。

TESTIMONY · 旅行者A

シェムリアップの観光エリアで「日本人ですか?家族が日本に行くんです」と親しげに声をかけられ、食事に誘われました。最初は良い人だと思ったけど、後からカードゲームに引き込まれ、ATMで何度もキャッシングさせられました。冷静に考えれば怪しかったのに、その場の雰囲気に流されてしまいました。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:在カンボジア日本国大使館「安全の手引き」

声かけの特徴

「日本人ですか?」から始まる声かけがほぼ共通のパターンです。犯罪被害事例と対策によると、声かけの場所は「人が多く集まる場所」。シェムリアップならオールドマーケット周辺やパブストリート付近が該当します。

「自宅に招く」「家族が日本に行く」という話は、親近感を持たせて警戒を解かせるための導入です。見知らぬ人に誘われて知らない場所に行かない、これだけで被害は防げます。

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米ドル偽札のすり替え

カンボジアでは米ドルが広く流通していますが、外務省は「偽札も出回っており、気づかないうちにすりかえられる等の被害もあるため十分な確認が必要です」と注意喚起しています。

シェムリアップの市場や露店で買い物をした際、おつりに偽札が混じっている可能性があります。特に高額紙幣(50ドル、100ドル)は注意が必要です。

TESTIMONY · 旅行者B

市場で買い物をしたとき、おつりでもらった米ドル札を後でよく見たら、手触りが違う紙幣が混じっていました。偽札だったようで、別の店では受け取ってもらえませんでした。

※実際の被害報告をもとに再構成した事例です(出典:外務省 海外安全ホームページ「カンボジア 安全対策基礎データ」

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予防策

  1. 見知らぬ人の誘いに乗らない — 「日本人ですか?」から始まる声かけで食事やゲームに誘われたら、その時点で離れる。大使館は「いかさま賭博詐欺」として繰り返し注意喚起している
  2. 知らない場所についていかない — 裏通りを経由してアジトに連れ込まれるのがいかさま賭博の定番。移動先が分からない時点で断る
  3. おつりの紙幣をその場で確認する — 偽札のすり替えを防ぐために、受け取った紙幣の手触りや印刷をチェック
  4. 高額な現金を持ち歩かない — ATMキャッシングを強要される被害を抑えるため、1日の引出し限度額を事前に低く設定しておくのも有効
  5. スマートフォンや高価なものを人前でむやみに出さない — 大使館の安全の手引きが明示している基本対策。スマホを狙ったスリ被害も多発しています

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もし被害に遭ったら

  1. その場で抵抗しない — 身の安全を最優先に
  2. シェムリアップ州警察ツーリストポリスに届け出る — 012-402-424
  3. 在シェムリアップ日本国領事事務所に相談 — 063-963-801〜803
  4. クレジットカードで支払った場合はカード会社に即連絡 — 宝石購入などでカードを使わされた場合、不正利用として対応できる可能性がある

いかさま賭博の被害額は数百万円に及ぶケースもあります。海外旅行保険に加入しておくと、トラブル時の相談窓口や弁護士費用をカバーできる場合があります。

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シェムリアップの他のトラブル情報

詐欺・ぼったくり以外のトラブルや危険エリアは、シェムリアップの治安・危険エリア情報からまとめて確認できます。

カンボジア全体の法律・マナー(薬物規制・宗教上の注意・撮影禁止エリアなど)は、カンボジアの治安・法律・マナーでまとめています。

よくある質問

シェムリアップで多い詐欺の手口は?

外務省・在カンボジア日本国大使館が繰り返し注意喚起しているのが「いかさま賭博詐欺」です。観光地やショッピングモールで「日本人ですか?」と声をかけられ、自宅での食事に誘われた後、カードゲームに引き込まれて数百万円を失うケースが報告されています。プノンペンが主な舞台ですが、シェムリアップでも同様の声かけが発生しています。

カンボジアで偽札に気をつけるべき?

はい。外務省は「偽札も出回っており、気づかないうちにすりかえられる等の被害もある」と注意喚起しています。カンボジアでは米ドルが広く流通しているため、おつりに偽の米ドル札が混じっていないか確認する習慣が大切です。

詐欺に遭ったらどうすればいい?

まずシェムリアップ州警察ツーリストポリス(012-402-424)に届け出てください。在シェムリアップ日本国領事事務所(063-963-801〜803)にも相談できます。クレジットカードで支払った場合はカード会社に即連絡を。

出典

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